昨日の入門編に続き、今回はiPadアプリの注目ジャンルの1つ「RSSリーダーアプリ」のレビュー編だね。iPhoneアプリでもこのジャンルは熱かったけど、やっぱり「情報の閲覧」って感じに特化していた。これに対してiPad版にはちょっと違う可能性があるんじゃないかとオレは思っているのね。デザイン、インターフェイス、新しい見せ方、情報の統合と広がり……。そういう視点でいくつかのポイントに焦点を当てながら、面白そうなものをピックアップしてみたい。
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今日は紹介したいアプリがたくさんあるから、サクサク行こうね。まずは、機能重視の正統派からいってみようかな。そもそも、RSSリーダーってのは情報を効率よくゲットするためのツールだからね。ある意味「ライフハック」なんてジャンルに入るアプリでもある。そういう視点でみたら、まずは扱いやすさや機能性が最重要課題になってくるよね。
そこでまずはずせないのが「NewsRack」だね。

高機能なだけあって価格も600円とそこそこの値段。このNewsRack、iPhoneでもすでに高い評価を得ていて、堂々の定番アプリとして有名なんだね。左ペインに登録したサイト名やフォルダー名が並び、右側に記事が表示される。左のサイト名をタップすると、こんな感じで記事見出しと概要の一覧がズラリと出てくる。

これだけで全文が読める記事もあれば、続きはウェブサイトで見るというものもある。右上の矢印ボタンを押すと……

こんな風に右欄にウェブサイトがそのまま表示される。これが1つのiPadスタイルだね。左に記事一覧を残したまま、右側に記事概要でもウェブサイトでもどんどん表示させられる。基本的にはこれだけでブログやニュースのチェックはOKだね。
ちなみに、左ペインだけど、文字だけの見出しや概要よりも画像があったほうがどんな記事かイメージしやすいと思いませんか? このNewsRackはそのあたりにもしっかり押さえているからすごいんだね。
左ペイン下にあるメニューの下向き矢印をタップすると「Download Images」というメニューが出てくる。これをタップすると……

はい、こんな風に見出しと概要に加えてグラフィックのサムネイルが出てくるんだね。上のサイトはオレのお気に入りの「ギズモード・ジャパン」。いつも斬新なネタをセンス抜群の写真で見せてくれるのがいい。こういうサイトならなおさらのこと、サムネイル表示がうれしい感じだよね。
そしてそして、2010年にRSSリーダーを語る上ではずせないのが「ソーシャルメディアとの連携」ですね。たとえば、ツイッター登場以前は「ブログサイトから読者へ」というのがおもな情報の流れだった。いまはさらに広がって「ブログサイトから読者へ、読者からツイッターへ」という流れになってきた。
「1つのブログ上でどれだけ盛り上がっているか」から「外でどれだけそのブログが話題になっているか」に価値が変わってきているんだとオレは思う。もう、純粋な読むだけのユーザーというのがいなくなってきているってことでもあるね。「読んでWOW!と思ったらだれかに伝える」これがまさにいまなんじゃないでしょうか。
RSSリーダーというのは情報の宝庫だよね。それを見ていて「すごい! だれかに伝えたい」と思ったとする。記事のタイトルをコピーして、URLをbit.lyで短縮して、Twitterアプリを立ち上げて全部を貼り付けてツイート。そんなまどろっこしいことしてられないよね。
はい、NewsRackに戻ってみましょう。右上の四角+矢印をタップしてみる。

出てきたよね。「Twitter」に「Facebook」。ほかにも「URLをコピー」「Googleリーダーの共有に設定」「メールで送る」「InstapaperかRead it Laterのウェブクリップサービスに保存」「Deliciousというブックマークサービスに保存」なんかもできる。
でもってツイッターを選んでみましょうか。ちょっと驚きの機能がここに隠されているよ。

最初の画面は真っ白で驚くんだけどね。「え、自分でタイトルとかURLを書き込むの?」ってね。でも、よく下を見ると「#Feed」(サイト名)、「Article Title」(記事タイトル)「Short URL」(短縮URL)の3つのボタンがあるよね。これを押すとそれぞれの項目が自動的に挿入されるというわけ。
うーん、これは便利だね。定型文でもなく、自分で好きな場所に入れたい項目を差し込めるんだからね。さらに、設定メニューでbit.lyのユーザー名とAPI Keyを登録しておけば、あとでクリック数のチェックもできてしまう。ほんと、至れり尽くせりのアプリだわこれ。
ソーシャル対応もバッチリのNewsRackに搭載されている機能やインターフェイスが、RSSリーダーを選ぶ上での1つの基準になるといってもいいね。
ほかのアプリも見てみましょうか。こちらも正統派の1つ「Feeddle」はどうかな?

うーん、NewsRackによく似たインターフェイスだね。こちらは無料版と600円の有料版(Feedler Pro)があって、違いは無料版には将来的に広告が出るようになるとのこと。それも「iPhone OS 4.0のiAdを使うだろう、たぶん」なんて書いてあるから、当分は無料版でいいんじゃないかな。
NewsRackと違うのは、左ペインでサイト名を選ぶと右ペインに見出しの一覧が表示される点だね。ここで見出しをタップすると……

こんな風に前面に記事が飛び出してくる。大きめの表示ってのは悪くないね。右下の「G」アイコンをタップして「Vew Full Article」をタップすれば、ウェブサイトと同じ内容に切り替わるというわけ。ちなみにこの「G」メニューにはGoogleリーダーの機能が組み込まれていて、お気に入りに登録したり、任意の記事をだれかと共有したりできる。
さて、気になるソーシャル連携機能はどうだろう。四角+矢印アイコンだろうね、たぶん。タップしてみましょうか。

うん、こちらもかなり充実しているね。記事のリンク、見出し、記事全部をそれぞれコピーできたりする。でもってツイッターをタップしてみると……

出ましたね。ツイッターへの投稿画面。しかも、短縮URLがすでに入力された状態になっている。先のメニューで見出しをコピーしておけば、楽々ツイートできてしまうってわけだね。
おそらく、最初に使うRSSリーダーとしてはこのNewsRackかFeeddleがいいんじゃないかな。600円ポーンと払う気ならNewsRack、無料で試したいならFeedlerかな。
さて、お次は驚きの高機能アプリの登場。すでに見るサイトが決まっている人にはあまりありがたくないかもしれないけど、とにかくネット上で有益な情報を探しまくりたいって人におすすめなのがこれ! 「feedHopper RSS Reader」だね。

カエルがトレードマークの楽しげなアプリ。価格も230円と他に比べれば安いかな。最初からいくつかのおすすめサイトが登録されているけどすべて英語だね。ここに自分が見たいサイトを登録していく。Googleリーダーのアカウントを入れれば自動的に読み込んでくれる他のアプリとはちょっと操作方法が異なる。
まずは、下の+アイコンをタップ。

なにやら見慣れないメニューがずらりと並ぶ。詳しくはあとで解説するとして、まずは「Import form Google Reader」をタップしてみましょう。

はい、こんな画面が出てきます。フォルダー名と、その下の「uncategorized」はフォルダーに入れていないサイトだね。ここで、どのサイトを登録するかを選ぶわけだ。ある意味、面倒ともいえるし、Googleリーダーに大量のサイトを登録してしまった人にとっては、ここでもう一度、取捨選択できるのはうれしいかもしれない。この辺りは趣味の分かれるところかな。
ちなみに、オレはどちらかというと後者。調子に乗ってバンバン登録してまったく目を通さないサイトがたくさんあるからね。
さて、これで準備完了。もう一度、メインウィンドウに戻ってみると……

はい、出ましたね。左にサイト名、右に見出しと概要とグラフィック。このカード状の見せ方が好きだなぁ。まさにiPad流という感じ。こういう演出1つでユーザーの心が動くわけだね。見出しをタップしてみましょうか。

おお、かなり見た目が変わったね。今度は左ペインに見だしで、右ペインに記事が登場。写真も大きめでかなりいい感じ。
上のツールバーにいろいろなアイコンが並んでますね。一番右の鎖マークがウェブ表示だね。その隣の旗印はブックマークのような機能。トップ画面の左ペインを下にたどると、旗印を付けた記事一覧が見られる。さらに鍵印をタップすると、記事を保存できる。これも同様にトップ画面の左ペインに保存した記事の一覧メニューがある。
なんかこうしてみると、このアプリって情報のデータベースになりそうな感じがするね。気になった記事をどんどん保存しておいて、後で引っ張り出して参照する。おもしろい!
おなじみの「t」アイコンはもちろんツイッター。ただし、このアプリでは記事の投稿を勝手にやってしまうんだね。どんな文章やURLが含まれているのか確認ができなくてかなり怖い。URLも長いままだし、基本的にこのアプリでのツイッター投稿はしたくないっす。唯一、改善してほしい点ですね。
ちょっと文句が出たところで、こいつの最大の売りを紹介しますね。いや、本当にすごいんだから。最初の「+」ボタンを押したら出るメニューに再び注目!

これから、このアプリにいろんな方法でRSSを登録していきます。まずは「Manual Add」から。こいつをタップすると……

3種類の手動登録ができる設定画面が出てくる。昨日の入門編で解説したRSSをそのまま登録と、ツイッターのユーザー名、それからいわゆるウェブサイトだね。最後のウェブサイトはURLを入れるだけ。RSS非対応のサイトも見られるというわけ。
注目はやっぱりツイッターだよね。RSSリーダーとツイッターの統合。うん、いまだったら悪くないんじゃないかな。ポイントは「あらゆるウェブ上の情報を1つに統合して、差異なく閲覧できる」ってことだよね。とてもおもしろい機能だと思うな。
ちなみに、登録したサイトやツイッターアカウントにはあらかじめ用意されている30種類以上のアイコンを付けられる。ツイッターには「t」アイコン。ウェブサイトには地球アイコンみたいにね。この辺の演出は拍手ものだね。登録がすごく楽しくなる。
次の「Scan Websaite for Feeds」を選ぶと、「ウェブサイトのURLを入れろ」という画面が出る。たとえば、オレのこのブログ「zonostyle.com」を入れてみるよね。すると……、なんと、自動的にRSSを調べてくれるんだね。これもすっごく便利な機能だと思うな。
さらに、「Discover Feeds!」を選ぶと……

はい、こんな画面が出てきます。左にジャンル、右にサイト名。うん、これってオススメのRSSサイト一覧ってことだよね。残念ながら日本語サイトは登録されていないけど、海外の有名ブログを見つけたい人にとってはうれしい機能じゃないですか?
そして極めつきはこちら! もう、メニューを見た瞬間に「ヤバイ!」と思ったね。「Internet Feed Search」をタップ!

ああ、予想通りでありがとう。これはRSS対応サイトの検索機能ですよ。試しに「iPad」と入れてみると、おお、今度は日本語サイトも表示されるじゃない。上位9サイトという縛りはあるけど、ちょっとよさげじゃないですか?
うん、このfeedHopperというアプリはただ者じゃない。しっかりした意図を持って作られているよね。情報の検索と新たな発見、そしてそのデータベース化。カエルのマークと「Hopper」という名前もそれを象徴している。かなり上級者向けだけど、オレは好きだね。
はい、これでちょうど半分ってとこなんですよ。でも、さすがにこのまま続けるのは長過ぎるよね。てことは、明日もこのネタですか? いやー、RSSリーダーなんてニッチなネタでここまで引っ張るつもりはまったくなかったんだけどね。やっぱ、オレ好きなのかな、このジャンル。このままもう1本書いてもいいんだけど、明日早いんだよね。なんか、変に大人でいやだね。情熱のおもむくままに突っ走りたい!
というわけで、本当に引っ張り過ぎでごめんなさい。明日も続き書きます。というか、書きたい。今日のはどちらかというと機能に特化したアプリ。で、実は明日の分がいいんですよ。ポイントは「見た目重視派」ね。とにかく見せ方がすごく斬新でうまいってやつ。期待してっていうのもはばかられるけど、やっちゃいます。では、また!

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