iPadでこそ活用したいRSSリーダー(入門編)

 

iPadが日本で発売されたこともあり、この数日はiPadアプリ「注目のジャンル」について書いている。要は、これまでにない斬新な機器が、いったいどんな用途にピッタリなのかを探っているわけだね。すでに挙げたように、「アイデア発想」と「報道アプリ」はかなりiPadに合っていると思う。さらに、今日は3つ目のジャンルとして「RSSリーダー」というのを挙げたいと思うのね。

ただ、その前に、ちょっと説明が必要なんじゃないかと。実はこのRSSリーダーって、インターネットのアプリケーションの中ではわりと濃いめというかマニアックというか、それほど一般的ではない。もちろん、日々使いこなしている人たちにとっては「なにをいまさら」っていうくらい定番のソフトなんだけどね。

そこで、アプリの紹介に行く前に、ちょっとした入門編を用意してみた。「RSSリーダーって何者?」と思った方はぜひ、ご一読ください。iPadアプリの新たな活用法が必ず見つかるはずです!

google.jpg

まずは、「RSS」とはなにか? だよね。簡単に言うと、「ウェブサイトのタイトルやURL、見出し、要約、更新時刻などを記述できるフォーマット」かな。なんだかわかりにくいねぇ。実用に即して説明したほうがいいね。

毎日必ず見るブログが10あったとする。普通の見方はどうかというと、たぶん、「ブラウザーのブックマークに10サイトを登録しておいて1つずつクリックする」だろうね。まぁ、これがそれほど面倒な作業かというえば、そうでもない。ただし、あるブログがいつ更新されたかは見に行かなければわからないよね。1日3回くらいチェックして、ようやく3回目で新しい記事が上がっていたなんてことになる。

さて、ここで、「10のブログを登録しておけば、プログラムが勝手にそれぞれの更新情報を集めてくれて、新しい記事がアップされたら教えてくれる。しかも、1つのソフトですべてのブログ記事が閲覧できる」なんて便利なソフトがあったらどうだろう。ブックマークもいらないし、わざわざ10サイトを巡らなくてもいいし、更新のチェックを自分でやる必要もない。

結論から先にいうと、この便利なソフトというのが「RSSリーダー」なんだね。でもって、もし、10のブログが好き勝手なフォーマットで制作されていたら、プログラムから見たときに、どこが見出しでどこが概要なのか、またいつ更新されたのかなどがわからないよね。そこで、ブログの各要素を同じフォーマットにしようということになった。このフォーマットが「RSS」というわけだね。

まあ、理屈はどうでもよくて、先に書いたようなRSSリーダーを使えば、日々チェックしているブログを1つのアプリでまとめて閲覧できるだけでなく、記事の更新を自動的に知ることができるというわけ。最近では、ブログだけでなく、ニュースサイトのほとんどがRSSに対応している。さらに、おなじみのTwitterにもRSSがあるんだね。

iPhoneアプリやiPadにこのRSSリーダーを入れておけば、電車の中で気になるブログやニュースサイトやTwitterにざっと目を通して、最新の記事だけをガンガン読んでいくなんてことができるわけだね。

でもって、そのRSSリーダーの代表かつオレのおすすめが「Google リーダー」というGoogleのサービス。なぜ、こいつがすごいのかは後で解説するので、まずはGoogle リーダーの設定をやってしまいましょう。あ、そうそうiPhoneやiPadのアプリを使う際にもこいつは必要になるからね。

1)Googleでアカウントを作成する

すでにGmailのアカウントを持っているなら、このステップは飛ばしてね。まだの人はページ上部の「Gmail」をクリック。必要事項を入れていけばすぐにアカウントができあがる。

google01.jpg

はい、Gmailのアカウントができたら、まずは受信トレイを表示させてみてね。

google02.jpg

Gmail画面の左上に「リーダー」という項目があるので、これをクリック。

2)言語を日本語に設定する

はい、下の画面が出てきたらOKだね。まずは、言語設定を日本語にしておこうね。これをやらないとメニューが英語になってしまう。

google03.jpg

右上の設定から「リーダー設定」を選ぶ。

google04.jpg

上の画面が出たら「言語」で「日本語」を選ぶ。選んだら、上部の「Googleリーダーに戻る」をクリック。

google05.jpg

はい、これで日本語に設定が完了したね。次はいよいよブログやニュースサイトの登録だね。

3)ブログやニュースサイトを登録する

サイトの登録にはいろんな方法があるのだけど、とりあえずごくごくまっとうな方法でやってみよう。まずは登録したいサイトをブラウザーに表示させる。最初にチェックするのは、「そのサイトがRSSに対応しているかどうか」だね。最近のブログならまず間違いないけど、なかにはRSSのないものもある。そこで、このアイコンに注目しましょう。

RSS.jpg

ウェブサイトにこのアイコンがあれば、RSS対応ってことだね。最近のブラウザーだと、URL欄の右側にこのアイコンまたは「RSS」という表示が出たりする。これも目安にできるね。たとえば、「ギズモード・ジャパン」というサイトを見てみると……

gizmodo01.jpg

タイトル下に例のアイコンと「RSSフィード取得」と書かれた部分があるよね。はい、もちろんこのサイトはRSSに対応しています。じゃあ、これをGoogleリーダーに登録するにはどうするか。まず、このアイコンの上で右クリック(Macのワンボタンマウスならcontrolを押しながらクリック)して、「リンクのURLをコピー」(ブラウザーによって表記は異なる)する。

Googleリーダーに戻り、左上の「登録フィードを追加」をクリック。出てきた入力欄に先のURLを貼り付ける。

google06.jpg

「追加」ボタンを押せばサイトの登録は完了だね。うまくいくと、下図のように表示される。

google07.jpg

「キズモード・ジャパンを登録しました」と出れば大成功! 左メニューの「登録フィード」にも「キズモード・ジャパン」が表示されてるよね。次回からはこれをクリックするだけで、このサイトの最新情報が見られるというわけ。

実はこのキズモード・ジャパンでは、RSSアイコンをクリックすると「RSSリーダーで購読する」というページに飛んで、先頭にあるGoogleアイコンをクリックすれば簡単に登録できるようになっているんだね。こういうサイトもいまはかなり増えているよ。どうすればできるかわからないので、このzonostyleは未対応なんだけどね、トホホ。

それから、ブラウザーによってはRSSの登録がとても簡単にできるものがある。たとえば「Opera」というヤツ。このブラウザーでRSSアイコンをクリックすると……

opera01.jpg

こんな表示が出てくる。上部の「ニュースフィードを購読する手段」の右にあるリストから「Google Reader」を選び、さらにその右にある「購読」ボタンを押せばいいんだね。これもかなり便利。

4)ボタン一発でリーダーに登録できるようにする

さらにさらに、ブックマークレットというのをブラウザーに登録しておくと、すべてのサイトでボタン一発登録ができるようになる。

まず、「Google Blogoscoped」というサイトに行く。

bookmarklet01.jpg

ページ中ほどに「Add to Reader」というリンクがあるので、これをマウスでつかんだままブラウザーの「ブックマークツールバー」にドロップする。これで「Add to Reader」がツールバーに登録されるはず。このサイトを表示させたまま、こいつをクリックしてみると……

google08.jpg

サイト名の下に「このフィードはまだ登録していません」の表示があり、さらにその下に「登録」ボタンがあるよね。こいつをクリックすれば登録完了というわけ。これが一番簡単だよね。

5)登録したサイトの管理をする

ちなみに、一度登録したサイトを削除したり、フォルダーを作ってサイトをまとめておいたりもできる。ちょっとわかりにくいんだけど、Googleリーダーのページの左下をよく見ると、「登録フィードの管理」というのがあるよね。これをクリックすると設定画面が出てくる。

google09.jpg

これまでに登録したサイトがリストになっているよね。左のチェックボックスにチェックを付けて、上の「登録解除」を押せばサイトの削除。右の「フォルダに追加」を押して「新しいフォルダ」を選べば、フォルダを作れる。

6)Twitterの検索を登録する

お次はTwitterの登録。以前、このブログで『企業で活用したいTwitterリアルタイム検索』ってのを書いたんだけど、まさにその用途ですね。専用の検索モニターツールがなくても、RSSリーダーがその代わりになるってわけ。

まずは、Twitterのウェブサイトに行く。自分のアカウントでログインして右メニューにある検索窓にモニターしたいキーワードを入れる。検索結果が出たら、ずーっと下にスクロールしていく。右下にこんな表示が出ているのがわかりますか。

twittersearch02.jpg

ありましたねぇ、例のアイコン。隣には「この検索のRSSフィード」の文字。こいつを右クリックしてリンクをコピー。Googleリーダーの登録欄に貼り付け。これで完了です。キーワードを含むツイートがあったら、即座にRSSリーダーで表示されるというわけ。

7)iPadやiPhoneアプリでGoogleリーダーの設定をする

うん、こんな感じでGoogleリーダーは一通り使いこなせると思うな。でも、まだこれで終わりじゃない。なぜGoogleリーダーがすごいのか? その答えが残っているよね。実は、このGoogleリーダーをとても使いやすいレイアウトで表示してくれたり、さまざまな機能を追加してくれたりするアプリがたくさんあるんだね。

もちろん、iPhoneやiPadのアプリにね。しかも、Googleリーダーの設定をそのまま読み込んでくれるから、サイトはすでに登録済み。つまり、それらのアプリというのは「Googleリーダーのビューアー」ということだね。Twitterの公式サイトとTwitterアプリの関係に似ているといえばイメージしやすいかな?

そうそう、この記事は本来、iPadのRSSリーダーアプリを紹介するための入門編として書いているわけだからね。クライマックスはこれからってわけだ。詳しくは次回に書くとして、アプリを使うとこのぶっきらぼうなGoogleリーダーの表示がどんな変身を遂げるか、その一例を挙げておくね。

Googleリーダー対応のRSSリーダーアプリで最初にやるのはアカウントの設定。このあたりもTwitterアプリによく似ている。先に作成したGoogleアカウントを入れるわけね。「Username」は作成したメールアドレス。「abc@gmail.com」のようになっているはず。パスワードはアカウント作成時に設定したものだね。

pulse.jpg

はい、無事にログインが完了すると、登録しておいたサイトのRSSを次々と読み込んでいく。たとえば、オレがいま一番気に入っているこのiPadアプリだと……

pulse02.jpg

サイト内のグラフィックを引っ張ってきて、こんなにカッコよく並べてくれるんだね。ね、RSSリーダーの説明から入ったから、なんだかマニアックで難しそうな感じがしたんじゃないかと思う。ところがどっこい、iPadにかかるとめちゃくちゃ派手になっちゃうんですよ。

オレはいまこそRSSリーダーの時代じゃないかと思ってるのね。たとえば、こういう見せ方によって、ブログやニュースサイト側も影響されて、作り方が変わってくるかもしれない。そうなるとおもしろい相乗効果が出てくるよね。実はRSSリーダーこそ、いまの時代にあってる素晴らしい情報収集ツールなんじゃないかと。

なので、まだ使ってないという方は、この機会にぜひ、日ごろ見ているサイトだけでもGoogleリーダーに登録してみてください。ほんと、情報ライフが変わりますよ。

これで入門編は終わり。もっとあっさり行くかなと思っていたのだけど、もう夜が明けました。本編のiPadアプリ編は明日にしますね。では、また!

関連記事:

Trackbacks/Pingbacks

  1. ウェブや青空文庫をiBooksで読む!! - ZONOSTYLE - 2010年6月21日

    [...] まずは、登録したいブログのRSSフィードを調べます。「RSSフィードってなに?」というかたは、バックナンバー「iPadでこそ活用したいRSSリーダー(入門編)」をご一読ください。 [...]

  2. YouTubeのダウンロード&Dropbox、Evrenoteと連携するブラウザー 〜 iCab Mobile - ZONOSTYLE - 2010年10月17日

    [...] Google Reader:『iPadでこそ活用したいRSSリーダー(入門編)』 [...]

Leave a Reply