本気でやるなら「TLデザイン」のススメ

 

自分の周りにいる人たちのほとんどがTwitterをやっているためか、油断するとそれがあたりまえのように思ってしまう。でも、実際には今年の3月時点で日本のTwitter人口は約750万人(ネットレイティングス調べ)。おそらく、今月で1000万人突破といったとこだろうね。先日参加したソーシャル系のイベントでさえ、来場者の約3分の1はTwitter未経験だった。

ただし、ユーザー数は依然、急上昇中であることは間違いない。おそらく、これからそれこそ多くの人や企業がこの流れに加わってくるだろうね。それはとても歓迎すべき事だとオレは思う。そこでね、自分がすでに得ている知識や経験をここに上げておこうと思ったわけです。もしかしたら、誰かの役に立つかもしれないしね。

まず、オレが提唱したいキーワードがあるのね。それが「TLデザイン」というもの。意味はずばり、「タイムラインをデザインする」。これが今日のテーマです。

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これはオレ独自の考え方なんだけど、TL、タイムラインには2つの種類があると思っている。1つは、Twitterのアプリやソフトでいつも見ている「Home」「Home Feed」などと呼ばれるヤツだね。ここに流れるのはもちろん、自分がフォローした方々のツイート。100人、1000人と増えて行くに従って、現れる言葉やキャラクターがどんどん多様になっていく。

で、オレにとってのもう1つのTLはなにかというと、Twitterのウェブで上部メニューの「プロフィール」をクリックしたときに表示されるヤツだね。URLで表すと、オレの場合なら「http://twitter.com/zonostyle」となる。さて、ここに出てくるのはなにかというと、ずばり、自分自身のツイートですね。オレはこれを「プロフィールTL」と呼んでいる。

ここでちょっと話がそれるんだけど、Twitterをやるきっかけというか、目的って人によってさまざまだよね。本当に気軽に、友人達とのチャット気分でやるもOK。なんとなく、Twitterの世界が見てみたいと思ってお試し気分でつぶやいてみるのもあり。同じ趣味を持つ人を探すためって人もいるよね。

今日のテーマ「TLデザイン」は、そんな中でも、本気モードの人向けって感じですね。たとえば、オレのようなフリーランスにとってTwitterというのはとても重要な媒体になっている。単に、自分を売るとか、自分が主催するセミナーやライブに集客したいという安直な目的じゃなく、なんていうのかな、「セルフブランディング」みたいなイメージですね。

ウソ偽りのない人となりや、考え方、センス、あり方を世の中に向けて示しているような感じ。さらにいえば、知の共有というか、ウッフィーの交換というか、自分の知識や経験が誰かのために役立つかもしれないという可能性みたいなものも感じている。

そういうさまざまなものが新しい流れを生んで、自分の可能性がさらに広がるんじゃないかって予感がすごくするのね。一昔前だったら考えられないような未知の扉って感じかな。だから、Twitterでのつながりをとても大切にしているわけです。

それから、企業がTwitterを活用する場合も当然だけど本気モードだよね。仕事のツールとして使うわけだからね。しかも、相手はなによりも大切なお客さま。それこそ、気を入れてかからないと、かえって逆効果になってしまいかねないよね。

というわけで、もし、本気でTwitterをやるのだったら、先に書いた2つ目のTL、「プロフィールTL」をどうデザインするかってのがとても重要だとオレは思っているわけです。

ここでいう「デザイン」の定義は「取り繕う」じゃない。そもそも、ソーシャルメディアってウソ偽りがすぐにバレしまう世界だからね。わざとらしく意図的な演出をしてはダメ。そうではなくて、もっと真摯に自分に向き合った上で、「セルフプロデュースをする」ってことかな。

じゃあ、具体的に何をどうデザインするか? まずは、プロフィール画面のTLを囲む周りのコンテキスト(文脈)を創造してみる。

1)自分の魅力を最大限に表現しているアイコンを用意する。

最初のステップがこれだね。写真かイラストかイメージフォトか、いろんな選択肢があるけれど、要はなにを表現したいかで決めればいいよね。目指すコンテキストによってベストなものは異なる。オレの場合は、倉園佳三という等身大を表したいからポートレートにしている。

ここも手を抜けないところだよね。自分の写真にするなら最高のものを使いたい。自分撮りするにしても、納得いくまで何度も撮影し直したほうがいい。知り合いにプロのカメラマンがいるなら、思い切ってお願いするのも手だよね。たぶん、友だち価格でやってくれるはず。ちなみに、オレは編集者時代にお世話になった津島さんという方にお願いしたよ。もちろん、有償です。

2)160文字をめいっぱい使って、気合いの入ったプロフィールを書く。

次はこれ。その人をフォローすべきかどうかを決めるとき、まず読むのがこのプロフィールの文章ですよね。決して手を抜いていいところじゃない。正直に自分を表現するにはどんな言葉を並べたらいいか、そのあたりを本気で吟味して書きたいね。しかも、160文字の制限いっぱいを有効に使って表したい。

1つのコツは検索されることを想定してみることだね。たとえば、オレはフォローしたい人を探すのに「Twitterプロフィール検索」というサイトをよく使っている。こんな感じの画面なんだけどね。

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もし、デザインを職業にしている人々、もしくはデザイナーを目指す学生さんたちを探そうと思ったら、ここで「デザイン」と入れてみる。すると、1000人近くのデザインに関係するTwitterユーザーが出てくるんだね。で、ここで検索しているのが先のプロフィールの160文字というわけ。

Googleだったら、「intext:”bio * デザイン” site:twitter.com」と検索窓に入れると同じような結果が出てくる。こちらも、同様にプロフィールに「デザイン」という文字が含まれているものがヒットするわけだね。

これらの機械というかプログラムに適切なキーワードで探してもらえるプロフィール。そう考えると、自然と盛りこむ言葉も決まってくるんじゃないかな。これはオレの個人的な好みだけど、できれば文章のほうが伝わりやすいと思うな。「音楽/映画/写真/」みたいに並べても検索でひっかかるんだけどね。やっぱり人間が読んで共感が持てるようにするには文章に限る。

あと、160文字制限いっぱいと書いたけど、もちろん例外もある。たった一言「LOVE」と書くほうが自分をより表現していると思うならそれでも全然OKだと思いますよ。

3)背景をデザインする。

プロフィールページは背景の壁紙を自由に変えられる。もし、写真家やデザイナーだったら、まさにここは腕の見せ所だよね。活用しない手はない。よく自分の著書を載せている人もいるよね。使えるところはとことん使う。これが「プロフィールTLデザイン」の醍醐味だね。

ただし、オレのようにどうもグラフィック系に弱いという人のために、プロフィール背景画像を無料で配布しているうれしいサービスがある。中でもオレのお気に入りは「Twitter Backgrounds」ですね。

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かなりセンスのいい画像800枚の中から好きなものを選べて、ボタン1つで自動的に背景画像を入れてくれる。しかも、選んだ画像に合わせて色合いまでも自動調整してくれる優れものだね。

ここでのポイントは、上手い具合に自分を表現してくれる画像を探すってことだね。1つテーマを決めるといいかもしれない。自然、青空、森林、動物、音楽、メカニック、ヒップ、クールとかね。それに沿って、もっとも近いイメージのものを探してみる。

妥協せずにじっくり選びたいよね。もし、Twtter Backgroundsに気に入った画像がなければ、「Twitter 背景画像」あたりのキーワードで検索してみてください。ほかにもノリの違うサービスがあるから、きっと好みのものが見つかると思いますよ。

企業の場合だったら、ロゴや製品をあしらった背景画像を作ってしまうのがいいかもしれないね。ここでも大切なのはセンス。広告スペースではないんだからね。雰囲気を壊さない程度に、さりげなくやるのがいいんじゃないかな。

さて、いよいよ最後の仕上げ、プロフィールTLのデザインだね。

4)だれかをフォローする前に、プロフィールTLを1ページ分埋める。

よく、フォローのお知らせをいただいて、その方のプロフィールページに行ってみると、まだ1つもツイートがないということがある。プロフィール同様に、その人がどんなことをつぶやいているかってものすごく気になるんだけどね。顔が見えないというか、人となりがわからないからフォローさせていただくかどうか決められないんだよね。

最初の状態、つまりフォロワー数ゼロでだれも自分のツイートを読んでいないとしても、プロフィールTLは自分を表す大切な要素。だれかが見に来てもいいように、きっちり1ページ分(約15から20ツイート)を埋めるだけつぶやいておく。その際のポイントがこれ。

すでにフォロワーが何人かいて、普通につぶやいている状態でも、時々、自分のプロフィールTLをチェックしてみるといいと思います。

・2行から3行のツイート(60文字から90文字)が並んでいると、本気でTwitterやってる感があって気持ちいい。140文字びっしり埋めた5、6行ばかりだと、なんか重そうな感じがするし、1行の数文字ツイートばかりだと、うーん、どうなんだろうと「?」が浮かぶ。

・@やRTがあるツイートと、自分発信のツイート(@なし)がほどよく混じり合っていると、発信者であり、絡みも上手なんだなと思う。

・1ページ分、すべて挨拶ばかりだとやっぱり「?」が浮かぶ。

・内容にもよるが、すべてのツイートにURLが入っているとなんか怪しい感じがしてしまう。

はい、これもプロフィールと同様に、決まった型というのはない。あくまでオレだったらこういうのが好きってことかもしれない。でも、自分のツイートを客観的に見て、それが表現したいものに合致しているかはチェックしたほうがいいと思うね。

1行ツイートだけでも、言葉選びが抜群だったらそれも魅力になるし、びっしり埋めていても、ものすごく思慮深い内容だったら感動してしまう。挨拶ばかりといっても、そこに暖かな人間性が表れていたら魅力的でしょ。URLにしたって、リンク先がめちゃくちゃ有益でおもしろい情報ばかりだったらありがたいものね。やっぱり中味、言葉のセンスということです。

以上で「プロフィールTLデザイン」は終わり。できあがったら、自分のプロフィールページを開いてみる。文字を読まずに遠くから眺める感じでね。どんな印象がそこにあるか? 軽い感じにしたいのに真面目っぽくなりすぎてないか。ずしんとさせたいのに薄っぺらな感じになっていないか。そのあたりを「絵」としてチェックしてみるといいと思うな。まさに、デザインですね。

あ、そうそう、写真、壁紙、プロフィールの文章は時間が経って「あ、なんか違ってきたな」と思ったらどんどん変えたほうがいいと思う。さすがに日替わりってのは忙しすぎるけどね。いまのに飽きたとか、プロフィールで表現したいキーワードが変わってきたとかね。更新ってのは大事なことです。

最後に、もう1つのTL、いわゆるいつも見ているタイムラインをオレは「Home TL」と呼んでいる。これは自分だけが見るもの。実はこちらにも「Home TLデザイン」というのがあると思うんだな。単純にどんな人をフォローするかってことなんだけどね。機会があったら、こっちも書いてみたいと思います。

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