Facebookで共有できるアイデア発想ツール Moodboard & Idea Sketch

 

iPadはイメージボードやアウトラインプロセッサー、マインドマップなど、アイデアを発想するためのアプリが充実しているよね。以前にも『iPadがアイデア発想の場になる!』という記事を書いたことがある。これらのツールで作成したものは、完成された企画書というよりは「そこに至る過程」みたいなものだよね。

それならば、プロジェクトのメンバーと共有しながらブレインストーミングなんかができたら最高だと思うんだな。そこで今回はさらに一歩進んで、アイデアの発想だけじゃなく「共有」までできるアプリを探ってみたい。名付けて「ソーシャル対応アイデア発想ツール」。いってみましょうか!

写真やウエブの切り抜きをガンガン並べて発想する
Moodboard Pro (600円)

オレの場合、イメージボードの位置づけは「アイデア発想の最初の段階で使うツール」という感じだね。まだ漠然とした匂いだけのフェーズってのがある。いい企画になりそうでもあり、実はたいしたことないかもしれない。そんな雲をつかむような状態のときは、できるだけ言語じゃなくてイメージに特化したほうがいいと思うんだな。

The Secret』という書籍で有名な「引き寄せの法則」でも、自分がWishするものや状態をイメージボードに貼っておいて毎日眺めながら、「すでにそれを手に入れた気持ち」になることが実現への近道とある。そういう場合も、「自転車を手に入れる」と文字で書くより自転車の写真を貼っておくほうが強力だよね。

Moodboardはまさにイメージを膨らませるためのアプリだね。写真はもちろん、ウェブページの好きな部分を切り抜いてボードに貼り付けられたりする。どんな感じか実際に見てみましょうか。

アプリを起動するとサンプルのボードが出てくるけど、まずはまっさらな状態から作っていこうかな。「Collections」の左にある「+」をタップします。このアプリでは「Collection」という容れ物に複数のボードを入れておく。そいつを名前を付けて作成するわけだね。できたら右ペイン上の「+」をタップ!

いよいよボードの作成だね。ボードにも名前を付けて、背景画像を選びます。やっぱりコルクがいいよね。「Save」を押すと……

まさにまっさらなボードが出てきたね。ここにイメージを喚起するいろんなアイテムを並べていくわけだ。下のツールバーの左から2番目をタップすると、iPadに保存されている画像や写真が選べます。

はい、こんな感じ。写真はピンチアウト&インでサイズを自由に変えられ、360度好きな角度に向きを動かせるよ。配置する位置も自由自在だね。

はい、縮小した写真を右上にちょっと斜めな感じで置いてみました。

ツールバーの右から三番目「星印」のアイコンにはいろんなツールが入っている。タップしてみると……

左からカラーパレット、文字、矢印、テープ、ピンって感じだね。やっぱりイメージボードって雰囲気が大事だからね。テープやピンなんかの実益にはならないものもなくちゃならない要素だと思うな。

さらに写真を増やしてテープとピンを付けてみたよ。今度は左から3番目のコンパスのようなアイコンをタップしてみると……

今度はウェブページのクリップだね。好きなページを表示させて、右上の四角アイコンをタップする。すると上のようにどの部分を切り抜くかを指定できるんだね。これはおもしろい! 写真だろうが文字だろうが、バナーだろうがなんでも使えるものね。「Crop snd Save」をタップするとボードに入ります。

次は先の星印アイコンから「Aa」をタップしてみるよ。

はい、今度はテキストの挿入だね。最初に文字を入力してフォントやサイズ、色を指定する。矢印も一緒に入れるとこんな風になるね。

うん、なかなかいい感じ。ボードの面積がもう少し広いといいんだけどね。iPadの1画面分しか使えない。スクロールできるといいと思うな。まぁ、Collectionの中に複数のボードを作れるから、1つのアイデアを場面ごとに切り分けるようなイメージで使うのがいいのかな?

さて、ボードが完成したところで、プロジェクトのメンバーに意見を聞いてみたい。ここから共有ってことだね。ツールバーの右から2番目をアイコンをタップします。

なるほど、このアプリではFacebookで共有するんだね。初回はFacebookのログイン画面が出て、このアプリで接続することを許可するか聞かれる。二度目からは上のような画面で「Share Moodboard」をタップすれば一発でアップロードできますよ。

Facebookでは「写真」の「マイアルバム」に自動的に「Moodboard for iPad Photos」というアルバムが作成されて、その中に画像としてイメージボードが登録される。1つ気をつけなきゃいけないのは、これだとすべてのユーザーが閲覧できるってことだよね。

もし、プロジェクトメンバーだけで共有したい場合は、最初にだれに見られてもいい白紙のイメージボードをアップロードしてアルバムの閲覧権を設定しておきます。「マイアルバム」で「Moodboard for iPad Photos」の「アルバムを編集」をクリック。「情報を編集」の「プライバシー設定」を選びます。

「カスタマイズ」を選んで「対象者」を「特定の人」にして、その下のテキストボックスに共有するメンバーの名前を入れます。

「設定を保存」をクリックすればOK。以降は、Moodboardからアップロードする画像にはすべてこの権限設定がかかります。ちなみに、Facebookで見るイメージボードはこんな感じ。

うん、キレイなもんだ。本当は共有する相手も引き続きこのボードを編集できるといいんだけどね。それをやるなら、専用のクラウドサービスが必要だろうな。ま、ブレストやるには充分かな。ちょっと面倒だけど、この画像をiPadに転送して、さらにMoodboardに取り込んで、それをベースに手を加えるというやり方もあるね。

このMoodboardには無料のお試し版もあります。でも、機能がかなり削られているので本格的に使うなら有料版がおすすめだね。

アウトラインからマインドマップを作成! Facebook共有もできる
Idea Sketch (無料)

お次はアウトラインプロセッサー兼マインドマップ作成アプリ。オレが企画や文章のたたき台を発想する際にもっともよく使うツールがこのアウトラインプロセッサーなんだね。プレゼンテーションの資料なんかも、最初に必ずアウトラインでイメージする。イメージボードが企画の匂いだとすると、アウトラインは骨組みだね。

しかも、このIdea Sketch、アウトラインから自動的にマインドマップのようなツリー構造の絵を生成してくれる。なかなかユニークなアプリですよ。もちろん、共有機能もバッチリだね。さっそく立ち上げてみましょうか。

まずは右上の「+」をタップして作成するアイデアや企画書の名前を付けます。下の曲線と直線でマインドマップの線の形を指定します。「Save」をタップすると白紙の画面が出てくるんだけど、これはマインドマップ作成用だね。

オレはアウトラインから作りたいので右上のリストアイコンをタップします。新しい項目はマインドマップと同様に下の「+」をクリックしてテキストを入力するだけ。

アウトラインの行頭に付く三角マークの色が変えられるんだね。下の図形はマインドマップで表示する際に使われる。レベルごとに色と形を変えておくといいね。

テキスト部分をタップすると、上下左右の矢印が出てくる。ここで表示する順序と見出レベルが変更できます。

もう1つ下のレベルを作ってみようかな。

テキストを入力したら色と形を変えて「Save」だね。

はい、こんな感じです。現在執筆中の書籍の目次案を一部、入れてみました。

うん、シンプルだけどアウトラインプロセッサーとしてはなんの問題もなく使えるね。これで無料だからびっくりです。はい、じゃあこれがマインドマップとしてどんな風に表示されるか気になるよね。右上のマップ切り替えアインコンをタップすると……

おお、すごいねぇ。ちゃんとレベルごとに形や色が分かれて、アウトラインの構造どおりに枝分かれしている。項目をタップすると、線を新たに増やしたり切り離したり、場所を移動させたりできます。

完成したら右下の「四角+矢印」アイコンをタップ!

「Save to Facebook」をタップだね。先のMoodboardと同様に、初回はFacebookのログイン画面が表示されます。2回目以降はこのボタンをタップで一発アップロードだね。

はい、こいつもFacebookに「Idea Sketch Photos」というアルバムを自動的に作って、その中にマインドマップを入れてくれます。特定のメンバーだけで共有したいときは、Moodboardのときにやったように最初に白紙のマップをアップロードして、アルバムに権限設定をしてから本ちゃんのものを登録すればOKだね。

Idea SketchはiPhone版(無料)もあります。アウトラインセッサーとして使うならiPhoneでも大丈夫そうだね。

iPhone版のIdea SketchをApp Storeでチェックする!

プレゼンテーションの共有はクラウドサービスで

イメージボードからアウトラインプロセッサーときて、アイデアがまとまったらいよいよプレゼン資料の作成だ。こちらはアプリじゃなくてクラウドサービスを利用することになるね。最後にその手のサービスをいくつか紹介しておきます。

  • Googleドキュメント:いわずと知れた最強ツール。プレゼン資料をメンバー全員で同時に編集できるんだからやっぱりすごい。
  • ZOHO Show:Googleドキュメントと同様に共同編集ができる。テンプレートも豊富。
  • Slide Share:こちらは閲覧専用。Keynoteにも対応。秘密のURLが発行されるので、特定のメンバー間での共有もOK。プレゼンテーションのソーシャルメディアでもあり、自分たちの企画を一般公開して賛同者や協力者を募るといった使い方もできる。

はい、今日はこんな感じ。実はこのブログの書籍化が決まりました! 発行はオレの古巣でもあるインプレス。担当編集はこれまたオレと同じ釜の飯を8年間も食べ続けた男。昔の働きぶりを熟知しているので、無茶なスケジュールを平気で言ってきます。発売は8月の予定。

ブログの書籍化といっても、こいつをそのまま本にするんじゃなくて、ここで紹介したアプリをより実践的に活用するノウハウや、まだ書いていないとっておきの技を全部、詰め込もうと思っています。詳しいことが決まったらまたお知らせしますね。乞うご期待! では、また!

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