手書きメモ Penultimate を実践的に使うテクニック

 

iPhoneのときから「手書きメモ」といわれるジャンルはかなり盛り上がっていて、FastFingaを筆頭に優れたアプリがたくさんリリースされているよね。でも、残念ながらオレの場合、何度チャレンジしても現場で使うメモとして定着することはなかった。なにを買ってもいつの間にか削除の憂き目にあうって感じだったんだね。

そんなところにiPadが登場して、もう一度、手書きメモに挑戦したいという思いが再燃した。アプリも再検討してスタイラスをいろいろ試して、ようやく「これなら実践できる!」というところまでこぎ着けたのね。いまはもう会議とかでもバリバリに使ってますよ。もちろん、周囲から羨望のまなざしを受けながらね! 今日はその一部始終をお見せしようと思います。

まずは使用するアプリ。FastFingaのiPad版もよくできてるし、ほかにもいろいろ選択肢はある。そんな中でオレが選んだのが「Penultimate」だね。理由は次の3点。

  1. インターンフェイスのデザインがシンプルかつとてもおしゃれ。
  2. 万年筆のような書き味とレスポンスの良さが快感。
  3. できあがったメモをPDFにして送信できる。

うん、FastFingaは本当にいいアプリなんだけど、若干操作が煩雑な気がした。オレの目指すところが「紙に書いているようにメモをとれる」ことだったからね。余計な機能は一切いらない。とにかく、使い勝手のいい手書きのメモ帳がほしい。そんなニーズに答えてくれたのがこいつだったというわけ。

気持ちいいインターフェイスと万年筆のような書き味
Penultimate(350円)
Penultimate

次に、スタイラスだね。以前から手書きメモに挫折し続けた理由が、指で書くのがなんかしっくりこないからなんだね。もともと字が下手なもんですから、指で書く字がさらに汚くなるのが許せない。そこで思いついたのが、パームやクリエで使っていた「スタイラス」だったわけ。

これもいろいろ試したよ。まったく使い物にならないものが多かった中、ダントツに気に入ったのがこれだね。

プロテックの「マルチペンタッチPRO」です! amazon価格で1,915円と、このジャンルではけっこう高価なほう。でもでも、ほかのとは本当に比べものにならないくらいの書き味なんです。ペン先が筆になっているから、細い線なんか書けなそうな気がするでしょ? ところがどっこい。筆をいろんな角度で画面に当てることで、細い線から太い線まで自由自在に描けてしまうんだよ。

論より証拠。マルチペンタッチPROを使ってPenultimateに字を書くのがどんな感じか。このビデオをちょっと見てみてください。

ね、字が下手でしょ? ってそういうことじゃなくて、かなりの早さで書いているんだけど、アプリもスタイラスもいい仕事してくれてると思いませんか。もちろんね、どちらもまだまだ100パーセント満足しているわけじゃないから探索の旅は続くのだけど、現時点でオレ的には「Penultimate+マルチペンタッチPRO」が最強の組み合わせだと思うな。

道具が揃ったところで、実際の使いこなしについて見ていこうかな。まずはPenultimateを起動します。なんとこいつ、昨日のアップデートで日本語対応してくれたんだね。まさにグッドタイミング。もし、すでに購入している方は、一度アプリを削除して再度ダウンロードすると、日本語の解説書に変わりますよ。

はい、このアプリは基本的に縦置きで使うのがいいと思うな。すでに1つのノートが登録されていて、こいつがアプリの解説書にもなっている。あとでゆっくり目を通すとして、さっそく新規にノートブックを作成してみましょう。画面左上の「新しいノート」をタップ!

まさに紙のノートのようなインターフェイスがたまらないよね。こういうのがオレは好きなんです。iPadって実用的なのはあたりまえだけど、「体験」や「経験」が味わえるってのを忘れちゃいけない。大事なんですよ、コンテキストがね。

まずは罫線の種類を選びましょう。最初は方眼紙みたいな感じになっているよね。右上の「ノート型」アイコンをタップすると、「グラフ用紙」「横線」「白紙」の3種類が選べる。オレは横線が好きだね。

次に便利につかうためのちょっとした設定をやっておきます。ノート型のとなりの「歯車」アイコンをタップ!

「リストプロテクション」をオンにすると、画面に手のひらを添えて文字が書けるようになります。要は手のひらが画面に触れても文字と認識しないってことね。これはすごく便利だよ。まさに紙に書くのと同じ感覚でいける。さすがのFastFingaもこういう機能は付いていないからね。

「ツールを上にする」は好みだけど、画面に手のひらを付けて書いていると、下のツールバーは見えなくなるからね。オレは上にしています。

次に、ペン先の太さと色の選択。今度はノートの上に持って来たツールから「ペン型」アイコンを長押しね。

はい、これも昨日のアップデートで新たに加わった機能だよ。以前は真ん中の太さしかなくて、ちょっと不満だったけど、左の細い線が加わって小さな文字が書けるようになった。ほんと、待ってましたって感じだよ。色も以前は黒一色だったけど、5色が新たに加わったね。

このアプリは書き味が万年筆ライクってのが売り。だったらやっぱり紺色かな。

あとは、マルチペンタッチPROでガンガン書けばいいだけ。

まぁ、本当に万年筆で書いたような味わいのある選だよね。字は下手ですけど……。ちなみに、ペンをサッと速く動かすとさらに細い線が書けるよ。

これは下から上に素早くペンを走らせた線だね。始まりは太めで終わりが細くなっているでしょ。もう少し絵心があったら人物画とか描いて髪の毛をこういう線で表現できるんだけどね。オレにはムリなのでこんな感じでお許しください。

もっとも太い線はこんな感じ。

これもサンプルとしては本当に芸のないものですみません。サインペンのようなタッチですね。

ページをめくる際にはツールの右横(ページの右上)をタップ。戻るときは反対側をタップ。ごくごくシンプルな操作方法です。

さて、ここで作成したメモ。このアプリの中に入れておくだけじゃもったいないよね。昨日のTextExpanderで作成した文書と同様に、やっぱりいろんなアプリに送っておきたいじゃない。まずはおきまりのEvernoteからいきましょうか。ツールバー右上の「四角+矢印」アイコンをタップします。

メール送信のポップアップが出てくるね。「ページ」はいま表示している1ページを送信、「ノート」は1冊丸ごと送信ね。どちらかを選んでタップね。

おおお、JPEG画像あたりで送るのかと思いきや、PDFにしてるじゃない。これはいろいろ使い勝手がありそうだよね。数秒の変換時間が終わると……

メール送信画面が出てくるので、Evernoteにメールでメモを登録するためのアドレスを宛先に指定します。これは昨日のTextExpanderで解説したのとまったく同じやり方だね。アドレスの見つけ方なんかは『文字打ち最速化アプリ、TextExpanderがiPadにやってきた!』に書いてあります。件名をノートブックの名前に変更して送信だね。

登録されたかどうか、Evernoteでチェックしてみましょうかね。

はい、ちゃんとPDFとして送られているね。ノートを送って複数のページがある場合は下にスクロールすると出てきますよ。メモを資料としてストックしておくんだったらEvernoteはいいかもしれないね。

でもって、PDFときたらやっぱりGoodReaderで読みたいじゃない? でも使えるのはメール送信だけだよね。いや待てよ。たしかGoodReaderにはメールサーバーから直接ファイルを読み込む機能があったはず!

さっそく、GoodReaderを立ち上げて右ペインから「Connect to Servers」をタップしましょう。さらに右横に出てきた「Add」をタップして「Popular Mail Server」を選びます。「Add Mail Server」のポップアップが出てくるので「Gmail」をタップだね。

「User」にGmailのメールアドレス。「Password」にパスワードを入れて「Add」をタップ。これでGoodReaderの設定は完了。Gmailのアドレスを持っていない方はこの機会にぜひ作っておいてください。

ここでPenultimateに戻ります。先のメール送信画面までいったら、今度はGoodReaderに登録したGmailのアドレスを宛先に入れて送信します。件名をノートの名前にしておいてくださいね。

送信し終わったら再びGoodReaderに戻って「Connect to Server」をタップね。リストの中に先に登録したアドレスが名前になっている「赤色のディスク」(ドライブ)があるはず。こいつをタップします。

通信中という表示のあと、左側にメールボックスの一覧が出てくるね。この中の「inbox」をタップ!

送信してすぐならばおそらく上の方に、先に件名に入れたノート名が見つかるはず。これをタップね。

下に「メモ.pdf」というのが出てくるのでさらにこいつをタップ! 「Download has started」という表示が出てしばらくすると、左ペインにこの「メモ.pdf」が登録されているはず。ファイル名が「未読」という意味のブルーになっているからすぐにわかると思いますよ。

見つかったらタップして中味を見てみましょう。ノートで送った場合は画面を1回タップして、下のツールバー左から5番目のアイコンをタップ。「Double Pages」を選ぶと見開きになるよ。あ、横置きにしてくださいね。

うーん、いい感じ。これ、真面目にとったメモだったらすごくいい資料としてストックしておけるよね。やっぱりGoodReaderとの連携がおすすめかな。

最後に、Penultimate以外の手書きメモで、オレが気になっているものをざっと紹介しておきますね。こればっかりは好みだから、もしかしたらこちらのほうが好きって人もいるかもしれない。

Ghost Writer (230円) FastFingaを自動化。小文字もかなりイケる

大きな入力画面に文字を書くと、自動的に左に送られてメモに文字が挿入という便利なインターフェイスが特徴。FastFingerを自動化したような感じだね。ちょっと反応が悪いので速く書けないのが欠点。いいものを持っているのでアップデートに期待だね。

Mental Note (350円) 手書き、テキスト、写真を統合。タブ分けも魅力

0.5ミリから5ミリまで鉛筆の太さを細かく設定できるのがうれしい。曲線がカクカクしちゃうのがちょっと残念かな。手書きだけじゃなく、キーボードでテキスト入力ができ、写真も入れられるのが最大の特徴だね。左に並ぶカラフルなタブもちょっと使いたくなる要素だと思うな。

手書きツール Gold (115円) おしゃれな文字が書ける魅惑のToDoアプリ

いま、もっとも気になっているのがコレ! メモじゃなくてToDo管理アプリなんだけどね。入力がすべて手書きになってる。ToDoアプリとしての機能はシンプルだけど、自動的におしゃれな文字になる「筆ペン」機能がすごい。レスポンスも文句なし。字が下手なオレが書いたと思えないくらい、いい感じになるのがうれしいね。

いろいろあるよね。いいスタイラスを手に入れたことで、このジャンルへの興味が急上昇のオレでした。YouTubeにはびっくりするくらい細い線がかける手製のスタイラスが上がっているよね。もし、もっといいのをご存じでしたら、ぜひ、教えてくださいね。では、また!

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