EvernoteやTwitter、SMSに下書きを渡すアプリ 〜 DraftPad

 

パソコンで文書を作成する際に、テキストエディターでザクッと書いて、あとでワープロソフトで体裁を整えることが多い。テキストエディターのほうが動作が軽いし、フォントやレイアウトに気をとられることなく、文章を書くことだけに専念できるからだね。

じゃあ、iPhoneやiPadを使う場合はどうだろう? それほど必要とは思わないよね。ところが、今日紹介するアプリを使ってみたところ、iPhoneやiPadでもテキストエディタみたいな下書きアプリがあると便利かもと思い始めたんですねぇ。まだ、確かな手応えはつかんでいないけど、1つの可能性みたいなものが見えたような気もする。というわけで、今日は、地味だけど確実に役に立ちそうな、いぶし銀的アプリを紹介してみたいと思う。

あのEvernoteにも下書き的なアプリがあるよね。

FastEver (230円)iPhone版 FastEver
FastEverXL (450円)iPad版
FastEver

どちらも、テキストを書くだけの単機能アプリ。ただし、タグやノートブックを指定してボタン一発でEvernoteに保存できるから、ある意味Evernote用テキストエディターともいえるわけだね。

これの写真版もある。

FastEver Snap (115円)iPhone版 FastEver

もし、まだ使っていないんだったら、ぜひ、この機会に試してみてほしいな。特に、iPhone版のFastEverはめちゃくちゃ重宝しますよ。

今回、紹介するのは、ある意味このFastEverシリーズに近い働きをしてくれるアプリだね。ただし、下書きの送り先はEvernoteだけじゃないってのがミソ。

EvernoteからTwitter、SMSまであらゆるアプリに下書きを送信
DraftPad (無料)ユニバーサル
DraftPad

このアプリもいろいろ説明するより、使ってみるのが一番わかりやすい。とにかく起動してみましょう。

本当にシンプルな画面だね。テキストを書くエリアとキーボードだけのインターフェイス。派手な演出は一切ありません。

上部のツールバーにもボタンは2つだけ。キーボードが出ている状態だと右上のボタンは[Done]になっている。文章を書き終えたらこれをタップだね。

キーボードが消えると[Done]ボタンは[A]ボタンに変わる。これをタップするとテキストの大きさが変わります。

文字が小さくなったね。さらに、ツールバーの真ん中にある[DraftPad]の文字をなん度かタップすると、[Word](単語数:欧米語のみ)、[Characters](文字数:日本語もOK)、[Lines](行数)が表示されます。

このアプリを使ううえで、とくに文字数がわかるってのが重要なんですね。なぜかはあとでわかりますよ。

キーボードが表示されていない状態で左上のボタン[四角+矢印]をタップすると……

3つのメニューが出てくる。上から「テキストを消去」「すべてを選択してコピー」「メールで送信」だね。一度、テキスト入力エリアをタップしてキーボードを表示させると、メニューの中身が変わります。

一番下が[Assist]になったね。このボタンこそ、DraftPadが本領を発揮する部分ですよ。タップしてみると……

[Assist]のしてくれることがずらりと並んでるね。上から見ていくと、ほんとワクワクしますよ。オレは最初にこの一覧を見たとき、ちょっとうれしくなっちゃったね。

どれからいってみようかな? まずは軽いところで[Tweet with Echofon App]からかな。意味は「Echofonアプリにテキストを送って新規ツイート作成」です。これをタップすると……

はい、iPadにEchofonがインストールされていれば、すぐに起動して上のような[新規ツイート]画面が出てきます。もちろん、DraftPadで作成したテキストが挿入済み。先の「文字数」の表示がここで役に立つわけです。文章を書きながら、ツイッターの制限、140文字が確認できるってことですね。

どうですか? コイツのしてくれること(Assist)がだんだん見えてきたでしょ。

次はやっぱりこれだよね。[Open Evernote App with Copy All]。意味は「テキストをすべてコピーしてEvernoteアプリを起動」です。メニューをタップすると……

ここではEvernoteが起動するだけ。Echofonのときのように、新規ノートにテキストが挿入されているわけじゃない。ただし、クリップボードにはすでにDraftPadで作成した文章がコピーされているから、[新規ノート]をタップして貼り付けるだけでいいんだね。

こんな感じですね。手動でやる部分は残っているけど、「選択」「コピー」「アプリ終了」「Evernote起動」の4ステップは自動化されてますね。一応、ショートカットはできてる。

じゃあ、ここらでiPhoneに切り替えてみますか。どちらかというと、DraftPadはiPhone版のほうが活躍する感じかな。操作方法はiPadとまったく同じ。文章を書いて、キーボードが表示されている状態で左上の[四角+矢印]アイコンをタップします。

「明日の12時にハチ公前で!」と入れてみました。いまどき、ハチ公前で待ち合わせなんかしないけどね。なんとなく、だれかに送るような文章ということで。iPad版と同様に[Assist]をタップします。

上から2番目の[SMS]をタップします。こればかりはiPadじゃできません。

はい、SMSの本部にハチ公前のメッセージが挿入されました。そういえば、SMSの新規作成画面ってとても使いにくいよね。この組み合わせはいいかもしれないな。そうそう、ここでも作成画面の文字数の表示が役立ちますね。

次は[Opne Facebook App with Copy]でいきましょうか。だいたいわかってきたんだけど、「with Copy」が付いているものは、手動で貼り付けるんだね。これをタップすると……

iPhoneのFacebookアプリが起動して……。と、起動するだけだね。「今なにしてる?」の欄をタップして、上の「近況アップデート」画面が出たら貼り付け。まぁ、Facebookと連動するこの手のアプリもなかなかないから、よく使う人にとっては重宝するかもしれないね。

次はDraftPadで住所を書いてみます。

こんな感じ。左上の[四角+矢印]アイコンをタップして……

[Assist]一覧から今度は[Search with Maps App]をタップだね。

今度は地図アプリが自動的に起動して、検索欄にDraftPadで書いた住所が挿入され、しかも検索済みの状態で表示されます。うーん、これは便利だねぇ。ちなみに、DraftPadにランドマークを書いて[Search with Maps App]を選んでもOK。

こういうアプリの頻繁な切り替えにはぜひ、あの「最近使ったアプリの一覧」機能を使いたいね。ホーム画面を二度押しして……

下の一覧からDraftPadをタップする。そうか、このアプリ、iOS 4だとかなり使い勝手がいいね。余談ですが、上の画面でAppStoreのアップデートが30と出てますが、ものすごい数のアプリがiPhoneに入っているので、毎日、このくらい来ちゃうんですよね。ほんと、余談です。失礼しました……。

はい、東京タワーでも検索OKだね。あたりまえか。

さらに、ここからDraftPadの真骨頂をお見せしますね。まだまだこんなもんじゃない。[Assist]の一覧画面から右下の[Help]をタップします。

[Assist Help]の画面が出たら、左下の[DraftPad Assist Library]をタップします。勘のいい方なら、なにが起こるか予想できますよね。そう、そのとおり!

Safariが起動して「Assist Library」が表示されます。じゃーん、これは先の[Assist]一覧に新たな機能を追加する画面なんですね。すごい! オレ的には[Search in Daijirin App]がやってみたいかな。「大辞林アプリで検索」ですね。このリンクをタップすると……

再び、DraftPadが起動して[Edit New]画面が表示されます。上から2行目に注目だね。実は、Assisitの中味はこんなスクリプトになっていたんですね。書式がわかれば、ほかにも自由に追加できるってこと。ただし、それはちょっと難しいってんで、簡単に機能を追加できる[Assist Library]が用意されているんだね。

右上の[Save]ボタンをタップすると、先の一覧に「大辞林アプリで検索」が登録されます。

一番上にありますね。左上の[Done]をタップしてテキスト作成画面を出します。大辞林で調べたい語句を書いてみましょうか。

「ソーシャルメディア」なんてあるのかな? ま、いいや。[Assist]から[Search in Daijirin App]をタップすると……

来ましたね。ちゃんとあるじゃない、ソーシャルメディア。どうですか? 使えばつかうほど、その魅力がわかってくる感じがしませんか?

ほかにも、TwitBirdをはじめとする有名ツイッターアプリとの連携もかなり充実してますよ。

うーん、このライブラリーから機能を追加するのって、ほんと玄人好みがする感じだよね。オレはかなり心をつかまれています。

もう一度、iPad版にいってみましょうか。iPhone版と同様の手順で「Assist Library」を表示させます。

[Email to name@company.com]をタップして[Assist]に登録します。

本来は上の画面で「name@company.com」の部分を送りたい相手のメールアドレスに変えておくんだね。つまり、このAssistは「特定の相手に簡単にメールを送信する」ためのショートカットということ。

DraftPadのテキスト作成画面ではこんな風に文章を入れる。

1行目が件名。2行目以降が本文に反映される。[Assist]画面から[Email to name@company.com]をタップすると……

はい、狙ったとおりの配置になっているね。なるほど、頻繁にメールを送る相手を登録しておいて、件名も本文も一発挿入ってのは使えるかもね。ほんと、このアプリおもしろい!

先にも書いたように、Assistの内容は自分で記述することができる。詳しい方法は[Assist]画面の右下のボタン[Help]を押すと書いてあります。さすがにオレはそこまでやる気にはなりませんが、興味のある方はぜひ、トライしてみてください。でもっていいのができたら、ぜひ、教えてくださいね。

はい、今日はこんな感じです。まだぼんやりとしているんだけど、このDraftPad、実はけっこう使う場面があるんじゃないかという予感がしますね。しばらく試行錯誤してみるつもりです。では、また!

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