iPhoneとiPad間でさまざまなデータを直接受け渡し〜DropCopy編

 

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さて、今日のテーマは「Clip」です。iPadを持っている人の多くがiPhoneを持っているだろうし、おそらくパソコンも必須だよね。この3機種の間でどうやってデータのやりとりをするかってのが悩みどころ。iTunesでの同期をはじめ、いろんなやり方があって、オレもベストな方法を模索中です。

そこで、今回から数回にわたってその中の1つである「Clip」ってのに挑戦してみたいと思う。簡単にいうと、iPhone、iPad、できればパソコンをワイヤレスの状態で簡単にデータの受け渡しができるようにするってこと。それぞれの機器でコピーしたクリップボードの中味を送れたりするから、「○○Clip」なんて名前のアプリが多かったりする。状況によってはとても便利に活用できると思いますよ!

このジャンルのアプリでもっとも有名なのはPastebot(450円)だよね。iPhoen登場当時から、神アプリの名をほしいままにしてきた超メジャー級。パソコンとiPhone間でファイルやクリップボードの中味をやりとりするなら、これがあれば充分。もちろん、オレも愛用しています。

ただ、PastebotにはiPad版がない。今回やりたいのは、iPhoneとiPad間での自由自在なやりとりだからね。そこで、いろいろ探して見つけたのがコレ!

iPhone、iPad、パソコンをつなぐブラックホール
DropCopy (600円)

なんといってもインターフェイスがこのアプリ最大の特徴だね。あるのはブラックホールのように不気味な穴だけ。実は、このホールがそれぞれの機器をつなぐトンネルにもなっているのがおもしろい。ユニバーサルアプリなので、一度、購入すれば、iPhoneとiPadの両方で使えますよ。

じゃ、まずはiPad版から起動してみましょうか。

ね、これだもの。なんか怖いよね。じゃ、次はiPhone側も起動!

画面は小さいけど、インターフェイスは同じです。このアプリはWi-Fiを使ってデータをやりとりします。Bluetoothには対応していないみたいだね。別の機器で起動しているDropCopyを認識すると「found 1 Destination」と表示されます。iPhone側、iPad側ともにこのDestinationが表示されているか確認するわけだね。

じゃあ、まずは軽い挨拶でも送ってみましょうか。iPhone版のブラックホールをタップします。

ようやくメニューらしきものが出てきたね。ちょっとほっとする瞬間。[Send Massage]をタップすると……

こんなメッセージ作成画面が出てきます。テキストを入れて[Done]をタップ。[kurazono-no-iPad]など、接続先のiPad名をタップすると……

はい、iPad側のブラックホール上に「Hello!」のメッセージが表示されたね。[Save to Disk]をタップするとDropCopy内のフォルダーにテキストファイルとして保存される。[Save to Clipboard]なら、クリップボードに保存。つまり、iPad側でこのメッセージをコピーしている状態になるというわけ。

ここまででネットワークの設定なんかまったく出てこなかったけど、本当にこのアプリでは一切ないんですよね。ただ起動するだけ。勝手にアプリが機器を認識してくれて、転送スタンバイOKの状態になります。やっぱりこうでなくっちゃね。リテラシーに関係なく、この手の設定はだれにとっても面倒なものです。

もう一度、最初のメニューに戻ります。

今度は[Send Clipboard]を選んでみましょうか。

この場合は、iPhone側であらかじめコピーておいた内容が送られることになるんだね。ちなみに、今回はSafariで閲覧中のURLをコピーしておいた。先と同様にiPadを選ぶと……

はい、URLが来ましたね。今度は[Open URL in Browser]というメニューが増えている。URLだとSafariにダイレクトに送ってくれるってことだね。

この逆、iPadから[Send Clipboard]をタップすると、当然、iPhoneにクリップボードの中味が送られるんだけど、iPhone側で先のメニューから[Get Clipboard]を選んでも同じ結果になるわけだね。おもしろい!

もう一度、最初の画面に戻ろうかな。いろんなオプションがあるからね。

はい、今度は一番上の[Browse/Preview Files]をタップします。

上から3番目の[Photo Library]を選ぶと、iPhoneのカメラロールに保存されている画像の一覧が出てくる。iPadに送りたい画像を選ぶだけで……

ちょっとわかりづらいけど、iPad側にはファイルの転送が何パーセント終わったかが表示されてるね。転送が終わると、DropCopyのファイルマネージャーが表示されます。

はい、こんな感じね。[Docs][PDFs][Images][A/V]にあらかじめジャンル分けされてる。今回は写真を送ったから[Images]に保存されたわけだね。ファイル名をタップすると、またこの写真を別の機器に送ろうとしちゃう。閲覧する場合は、右側の[四角+矢印]アイコンをタップします。

一番上の[Preview file]をタップするとこんな感じで写真が表示されます。

右上のアイコンをタップするとフル画面表示でも見られるね。先のメニューで[Add to library]はiPadのカメラロールへの保存。[DropCopy file]はファイル名をタップしたときと同じで他の機器に転送。[Email file]はメール添付で送信だね。

さて、ここでもう1つの機器、パソコンに登場してもらいましょうか。まず、DropCopyの開発元である10base-t interactiveのウェブサイトからデスクトップ用のソフトをダウンロードします。残念ながら、Mac版のみ。ウィンドウズユーザーの方、ごめんなさいね。

インストールすると、こんなブラックホールがデスクトップ上にもできてしまいます。

ほんと、この会社徹底してるよね。どうしてもこの穴にこだわりたいんだね。そういうのオレは好きです。iPhoneかiPadに転送したいファイルがあったら、この穴にドラッグするだけ。

iPhoneとiPadの両方でDropCopyを起動している場合は、機器名が2つ表示されます。どちらかの名前の上にファイルをドラッグすれば転送開始だね。今回はPDFファイルを送ってみました。

例によって、転送完了のパーセンテージが表示されてiPadにファイルが送られます。

写真のときと同様に[四角+矢印]アイコンをタップしてみると、[Open other]というメニューが追加されているね。なるほど、DropCopyのプレビューじゃPDFを読むのに充分ではないから、別の専用アプリに送れるってことだね。じゃあ、こいつをタップしてみましょう。

おお、ありましたね。オレの好きなGoodReaderだ。これなら使いたいアプリを選べるから便利だよね。

写真にPDFにコピーしたテキスト。これらを、iPhone、iPad、パソコンで素早く自由に転送できるこのアプリ、状況によっては大活躍してくれそうな気がします。

最後にちょっとマニアックなヤツを。iPad版のホーム画面でブラックホールをタップするとこんなメニューが出てくる。

ここで[User Home]か[Filesystem Root]をタップすると、普段は見られないiPad内のファイルが表示されます。

まずは[User Home]。

続いて[Filesystem Root]。

削除したり書き換えたりはできないので、とくに危険はないと思います。オレにはこのファイルをどう使うのかさっぱりわかりませんが、一応、1つの機能として紹介しておきました。

はい、DropCopyはここまでです。冒頭に紹介した拙著『iPhone×iPadクリエイティブ仕事術』のテーマもそうでしたが、パソコンとスマートフォン、iPadと、我々が使う機器はどんどん増えていきます。ポイントはやっぱりデータの管理ですよね。その意味でこの手の「Clip」系も押さえておくと、活用の幅が広がるのかなと。

明日もまた個性的な「Clip」系を紹介したいと思います。では、また!

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3 Responses to “iPhoneとiPad間でさまざまなデータを直接受け渡し〜DropCopy編”

  1. pinko 2011年10月12日 at 2:12 PM #

    胡散臭い詐欺師のような文章に惚れました

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