続『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』〜 アイデア発想CrowdMap編

 

今日は、拙著『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』の発売日です。一部の書店では20日あたりから店頭に並んでいましたが、正式な発売日は本日。書店で見かけたらぜひ、立ち読みしてみてくださいね。

月日の流れるのは早いもので、この本を書き終えてからすでに2週間が経過しています。この間にも、もし、まだ執筆中だったたら絶対に紹介していたであろうアプリやクラウドサービスに出会いました。そういうものは、このブログで「続編」としてどんどん紹介していきたいと思います。今日、登場するのもそんなアプリの1つ。第8章の「アイデア発想アプリでひらめきやゴールを共有する」に入っていてもおかしくない優れものですよ。

第8章のテーマは「アイデアの共有」。iPadには右脳をガンガン刺激してくれる不思議な魅力がある。これをクラウドサービスと組み合わせることで、メンバー全員でひらめきを分かち合おうというのがオレの伝えたかったことだね。本書ではその1つとして、アウトラインプロセッサーとマインドマップを組み合わせた「アウトラインマップ」というのを紹介してる。

ツールとしてはiThoughts HDMindMiesterが登場するんだけど、またまたおもしろいのを発見してしまった。それがこのアプリ!

iPadやiPhone同士でアウトラインマップを共有
CrowdMap (700円)

通常、この手の共有ものはクラウドサービスが中心にあって、iPadやiPhoneはサブ的な位置づけで活用することが多い。ところが、このCrowdMapは、実際にはクラウドサービスを使うんだけど、その存在がほとんど見えないんだね。まるで、iPhoneやiPadがピアー・ツー・ピアで接続されているかのような感じ。ちょっと新鮮な使用感ですよ。

アプリを起動すると、まずはサインアップ画面が現れる。

[Sing Up]をタップしてアカウントを作成だね。CrowdMapの開発元、Barking Minds LLCのウェブサイトでもサインアップできるんだけど、通常のクラウドサービスと違って、ウェブはほとんど使わないからiPad上で済ませてしまうのがおすすめ。iPhoneアプリからでもOKですよ。

アカウントを作成したら、いきなりマップの作成画面が出てきますよ。

真ん中にこのマップの「テーマ」を置くんだね。「Mind Map」の文字をダブルタップして文字を書き換えます。

キーボードの[完了]をタップすると、右側に[+]マークが出てくる。これをタップすると枝(ブランチ)が作られる。あとはキーワードを入れるだけ。

以降はこの繰り返しだね。操作方法はたったこれだけ。いたってシンプルです。色を変えたいときはブランチを選んで、左のカラーパレットから指定します。

選べる色が6色ってのはちょっと寂しいかな。白紙の部分をドラッグするとマップ全体が動かせます。ブランチを移動させたいときはキーワードを長押しして、色が薄くなったらドラッグ。[+]ボタンだけで作成しているとテーマから右にしかブランチが展開しないけど、ドラッグすればテーマの左側にも移動できますよ。

はい、こんな感じでアウトラインマップを作成していきます。「アウトライン」ってのは見出レベルを付けてアイデアを整理する方法だね。ワードやPagesなんかのアウトラインプロセッサーでやる作業を、よりビジュアライズしたのがアウトラインマップ。本書で登場するオレの造語です。

マップを共有したい場合は上部ツールバーの人型アイコンをタップします。

[This map is visible to:]を[Poeple I Invite]にして、その下の[Invite a Contributor]をタップします。

メール送信画面が出てきて、このマップのテーマがリンクとして埋め込まれてる。共有したいメンバー宛にこれを送信します。このとき、相手はiPadかiPhoneにCrowdMapを入れておいてくださいね。

じゃ、相手はiPhoneでこのメールを受信したとしましょうか。メールの中にある「テーマ名:Edit」のリンクをタップします。なんと、自動的にiPhone側のCrowdMapが起動するんだね。iPadのときと同様に初回のみサインアップするとこんなメニューが出てくる。

まだマップを1つも創っていないのに「Open exitsting map」をタップします。CrowdMapで作成したマップはすべてクラウド上に保存されていて、これに対して共有のお誘いがあったから「existing map」(すでにあるマップ)なんだね。

はい、ちゃんと共有に誘われたマップが表示されてますね。左側にはiPadでタップした人型アイコンが付いている。これが共有マークだね。マップを開くと……

はい、iPadで作成したのとまったく同じマップが表示されます。縦画面では見にくいので、横に倒してランドスケープ表示にしてます。さらに、ピンチアウトして拡大表示すると編集しやすいね。

じゃ、さっそくブランチを追加してみましょうか。キーワードをタップして[+]をタップだね。

子ブランチにもキーワードを入力すればできあがり。これがiPadでどんな風に表示されるかというと……

うん、ブランチの構造はもちろんのこと、レイアウトもそのままだね。共有相手が行った変更は数秒遅れで反映されるからすごい! まさにリアルタイムコラボレーションですね。しかも、ローカルネットワークじゃなくてインターネット経由だからね。相手が外国にいたって同時に作業ができちゃう。

以上がCrowdMapのメインの機能なんだけど、もう1つおもしろいのを紹介しておきますね。上部ツールバーからもう一度、人型アイコンをタップします。

一番上のメニュー[Open map in Mobile Safari]をタップすると……

Safariが起動して、いわゆるクラウドサービス上にマップが表示されます。ただし、ここでは編集はできません。パソコンのブラウザーでも同じ。どうやら、ウェブ上での編集は今後の対応になっているみたいだね。ただ、1つだけうれしい機能がある。右上の[expor]をタップして[Text format]を選ぶと……

はい、いわゆるアウトラインプロセッサーで作成したようなアウトラインに変換してくれるんだね。ただ、この機能、なぜアプリ内でできなのかは謎のままですw

ちなみに、先の[edit]から[CrowdMap format]のほうを選ぶと……

なんと、[Air Sharingで開く]というボタンが出てくるじゃないですか! つまり、アプリで作成したマップをiPad内でAir Sharingに保存できるということだよね。これはすごい。画期的だと思うなぁ。ただし、ここでも1つ謎があって、現在のバージョンでは書き出したファイルをアプリに再び読み込めないんだよね。クラウドサービスにもそのメニューはない。

うーん、だとしたらなんで書き出すんだろう? おそらく、アップデートで読み込みに対応するんじゃないかと思いますね。

というわけで、謎の多い発展途上のアプリではありましたが、マップの共同作成にはまったく問題なく使えるし、個人的には次の2点においてこいつにはある種の光明を見出していますよ。

1)ウェブ上のサービスをほとんど意識させずに、iPhoneやiPadで直接、共有ができる。

2)アプリで作成したファイルをAir Sharingに保存できる。

つまりは、できる限りiPhoneやiPadだけで完結させようという開発者の意図が垣間見えるんだよね。この流れはとてもいいと思います。ますます、クリエイティブ仕事術が楽しくなるね。

はい、今日はこんなところです。これからも随時、『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』の続編をお届けしていきたいと思います。では、また!

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