こだわりのスタイラス選び、イチオシはPOGO!

 

私の書籍、『iPhone×iPadクリエイティブ仕事術』は8月4日無事に校了しました。発売は今月の23日。アマゾンではすでに予約受付が開始しています。というわけで、ちょっと更新がおろそかになっていたこのブログも、またガンガン書いていきますよ。

今回のテーマは、書籍の中でも紹介したスタイラスについて。第3章で「メモも覚え書きも全部、iPadでやる」ってのを書いたんだけど、スタイラスは手書きアプリには欠かせない重要なグッズです。前回の記事からさらにいろいろと買いまくってDIYにもチャレンジして、いくつかのおすすめと、かなりの満足度を得られるイチオシが決まった。今日はそのあたりを一挙に紹介したいと思います!

手書きメモを活用する唯一のコツは「慣れること」だと思うな。オレも最初は会議のメモ取りに使おうと思って、iPadとスタイラスを取り出してみては、やっぱり使いにくいと紙と万年筆に戻ってた。それでも、また次の機会にはあきらめずに手書きメモにチャレンジして……。てな感じで何度となく繰り返していたら、いまではすっかり手に馴染んできましたね。

でもって、とにかく大事なのはスタイラス。書く道具がしっくりこないと、メモのたびにそちらに気をとられてしまってうまくいかない。書きやすい万年筆のような、自分のフィーリングにぴったりくるのを見つけるってのが重要だね。

手書きメモのアプリはiPadなら、前回と同様「Penultimate」がやっぱりイチバン使いやすい。その後もいろいろとリリースされたけど、こいつを超えるものはまだないと思うな。一方で、iPhoneは「SpeedText」がかなりいいね。こんなインターフェイスなんだけどね。

いわゆるFastFingaと同じ、下の大きな欄に書いたものが上のノートに送られるタイプ。大きな違いは、FastFingaは大枠に書いたあと、左下のボタンを押すとノートに挿入されるんだけど、SpeedTextは一定の時間が経つと自動的にノートに反映される。この「ボタンを押す」かどうかが実際に使ってみると大きな違いになるんだね。

オレは断然、自動で入れてくれるSpeedTextのほうが好きです。待ち時間も設定で自由に決められる。オレは0.2秒くらいに設定しています。書いたら即、挿入って感じのテンポだね。

はい、じゃあいってみましょうか。まずは、前回も登場したコレ。入手のしやすさと、反応の良さが売りだね。

マルチタッチペン PRO(プロテック) 1,541円

ペン先が筆のようになっているのが特徴。iPadの画面に触れる面積が大きいためか、書き漏れはほぼゼロ。スタイラス自体の重さもそれなりにあって、手にずっしりと来る感じも悪くない。

あえて欠点をあげるとすれば、筆上のペン先が柔らかいため、小回りがきかないところかな。小さな字が書きにくい感じがする。画面との接点も若干だけどつかみにくいね。筆を画面から離したと思っても実は離れきっていなくて、一筆書きのようになることもある。

実際に書いてるところを撮ったビデオがこれ!

筆圧はほとんどなし。軽く画面をなでるだけでバッチリ反応してくれます。そうそう、あとは筆の消耗もちょっと気になるかな。ビデオの冒頭でクルクルと回してる映像があるんだけど、すでに使い込んでいるから筆がよれているでしょ。気分的にはちょっと使いづらくなる感じかな。総合点は高いけれど、細かなところでやや不満が残るんだね。

続いてはこれね!

P501(DAGI) 23ドル

台湾のDAGI社が作った不思議な形のスタイラス。ペン先はなんと、赤いポイントが付いたプラスチック製の丸い板というから驚きだね。しかも、板の一部が画面に触れていれば、ポイントの下部に線が引かれるのがさらに謎。

こちらは反応の良さでは間違いなくナンバーワンだと思うな。かなり速く動かしても、確実に信号を送ってくれる感じ。オレは絵を描かないのだけど、SketchBook Proあたりのアプリでこれを使ったらいいんじゃないかと思います。

欠点はマルチタッチペンPROと同様に、筆離れの感覚がつかみにくいところ。画面から離したと思ってもやっぱりくっついていて、一筆書きになってしまう。慣れればかなり重宝すると思うんだけどね。ビデオで観てみましょうか。

自分で観ると、マルチタッチペンPROよりもやや書きやすそうな感じがする。字も、どんぐりの背比べだけど、こちらのほうがちょっと上手いかな。プラスチック製だから、ペン先の消耗がなさそうなのもいいよね。好みが分かれるところだけど、買って損はないと思います。

ただ、P501はアマゾンなどの有名店では扱ってない。かといって本社のウェブサイトから買うと送料がバカにならないからね。最近、見つけた「Act8」というショップで2.800円で買えるほか、ヤフオクでもよく出品されています。「DAGI スタイラス」で検索すると見つかると思います。落札価格は2.500円から3,000円くらい。オレもヤフオクでゲットしました。

でもって、現時点のオレのイチオシはこれ!

pogo sketch(Ten One Design) 14.95ドル

よくあるスタイラスの形をしてるけど、ペン先の素材が独特なんだね。すごく柔らかい。そのためか、書き心地の良さは抜群。他を圧倒する書きやすさだと思うな。この手のスタイラスは画面に垂直に当てないと反応してくれないものが多いけど、pogo sketchは斜めにしてもバッチリ書けますよ。

反応に関しては先の2つに比べると若干だけど落ちる。でも、書き漏れ率は数パーセント程度なので、実際にはほとんど気にならない。それを補ってあまりある書き味だと思いますね。

ビデオでもなんとなくその感じが出てればいいのだけど。

どうでしょう。スタイラスの「ス」の字を見ると、一筆書き感が少ないと思いません? 字を引きずっていないというか、切れがいいというか。ペン先と画面の接触面積が少ないのも重要なポイントですね。先の2つよりもその分、小さな字が書けそうな気がする。

こちらも実は完璧ではなくて、1つだけ欠点がありますね。耐久性かな。カバンの中に無造作に入れておくと、ペン先が破損しちゃうんですね。ペン先が柔らかい分、かなりデリケートな感じがする。最初に買った1本はそれでダメにしてしまいました。いまは、あとで紹介するケースに大事にしまってます。

pogo製品もDAGIと同様に、やや入手しにくいのが難だね。本社のウェブサイトで買うと送料込みで4,000円を超えてしまう。ちょっとありえないよね。ちなみに、オレはヤフオクで買いました。「pogo スタイラス」で検索すると、かなりの数が出てきますよ。落札相場は2,000円前後って感じかな。

最後はこれ。まずは、YouTubeに公開されているこのビデオを観てください。

先に紹介したSketchBook Proで見事に絵を描くこのビデオ、どうしても気になってオレもやっちゃいました。部品はすべてアマゾンで手に入ります。

芯ホルダー:マルステクニコ芯ホルダー 780 C(ステッドラー社) 1,005円
導電スポンジ:TK-P2 導電スポンジ(サンワサプライ) 546円

導電スポンジは、いろいろ買ってみたけど反応が悪くて使えないものもある。上のTK-P2はバッチリでしたね。ビデオに出てくる「綿棒の軸」は、いまではほとんどが太い紙軸になっていて使えない。ドンキホーテや100円ショップを探しまくったけど、プラスチック軸の綿棒ってもうどこにもないんだよね。

そこで、代替品として見つけたのがプラスチック製の「粘着式の耳垢取り」。薬局なんかで手に入ると思います。これを短くカットしてスポンジに刺すんだね。こんな感じになります。

できあがったペン先を芯ホルダーに挿すとできあがり。これが完成品だね。

なんといっても最大のメリットは、芯ホルダーが使えるというところ。そもそも、書くための道具だからね。スタイラスと違って本当に自然に書ける感じ。こちらも、ビデオで観てみますか。

うーん、これは本当にいい! 作る前は半信半疑だったけど、やってみてよかったと思いますよ。先のpogo sketchとほぼ、同レベルの書き味で、なおかつ芯ホルダーだからね。いま、実際の現場では、pogo sketchとこのDIYとを交互に使ってます。使い勝手の点では本当に優劣付けがたいね。

ただ、DIYにも大きな欠点がある。ペン先のスポンジがすぐにへたってくるんだね。そもそも、スタイラスで使う用途に作られていないから仕方ないのだけど、耐久性がものすごく低い。かなり頻繁にペン先を取り替えなきゃダメなんです。いまは楽しくてやってるけど、そのうち飽きたら作らなくなりそうな気もするなぁ。

というわけで、やっぱりpogo sketchがイチオシですね。

さらに、ペン先を守るために、文房具店を探しまくってこんなケースを入手しました。

ここで紹介したスタイラスを全部入れて持ち歩いてるわけです。もう、こうなるとスタイラスマニアというか、ちょっと常軌を逸していてヤバイ感じすらするよね。でも、ちょっとうれしかったりして、ついつい人に自慢してます。

ケースを閉じるとこんな感じになる。

一応、ペン先を守るためだからね。これなら柔らかなpogo sketchでも安心です。

はい、以上がオレのおすすめスタイラスでした。イチオシはpoto sketchだけど、ここで紹介した4種類はどれも秀逸。あとは本当に手で持った感じの好みですね。iPadの手書きメモは、身の回りのデジタル化に役立つだけじゃなく、あとでEvernoteに保存できたりと、本当に便利です。ぜひ、好みのスタイラスを見つけてトライしてみてください。

そうそう、『iPhone×iPadクリエイティブ仕事術』ですが、発売元のインプレスジャパンに詳しい紹介ページができました。目次もすべて上がっているので、ぜひ、チェックしてみてください。では、また!

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