PDF変換にも対応のクラウド統合ファイル操作アプリ 〜 SuperFiles(前編)

 

神アプリと呼ばれる定番中の定番ってのがあるよね。たとえば、GoodReaderなんかはまさしく神と呼ばれるのにふさわしいアプリじゃないかと思う。iPhoneやiPadで文書を扱うならGoodReaderがあれば事足りる。各種クラウドサービスとの連携から、さまざまなダウンロードの方法に対応するなど、至れり尽くせりの内容だからね。

そんな中、その神に迫る勢いのいいアプリに出会いました。こちらは文書管理というよりは、「ファイル操作」に特化したアプリ。クラウドとの連携はもちろんのこと、1つのファイルに対してさまざまな操作ができる点がすごい。アプリ内でワード文書や画像をPDFに変換できたりもする。あまりに多機能なので、前後編の2回にわたって紹介しますね!

いろんな種類のアプリがあるけど、こいつはまさに新しいジャンルを切り拓いているんじゃないかと思います。似たようなものはあるにはあるんだけど、トータルに見るとなんか普通じゃない。その分、使っていていろんな可能性を感じられるのがすごいんだね。

マルチアカウント対応クラウド統合ファイル操作アプリ
SuperFiles (450円:ユニバーサル)
SuperFiles

とにかくできることが多すぎるこのアプリ。そのすべてを紹介するのはちょっと無理かもしれないけど、便利なものはできるだけ書いておきたいと思います。じゃ、さっそく立ち上げてみましょうか。

一瞬だけ、上の起動画面が表示されます。見慣れたクラウドサービスのアイコンがずらりと並んでます。ほかにもちょっと気になる名前があるよね。とにかく、すごそう。

でもって、これがホーム画面だね。

おおきく3つの領域に分かれている。写真や画像を保存する[Album]、フォルダーの一覧が並ぶ[Folders]、ファイルの一覧の[Files]だね。もちろん、まだなにもしていないので[Folders]も[Files]も空です。

とにかくいろんな機能があってなにからやるか迷うのだけど、まずはクラウドサービスからファイルをダウンロードしてみましょうか。右上の[クラウド(雲)]アイコンをタップします。

出ましたねぇ。MobileMeのiDiskにおなじみのDropbox、Google Docs(Googleドキュメント)が並んでます。Googleの写真共有サービスのPicasaやFlickrもありますね。

じゃあ、Dropboxから使ってみましょうか。最初にアカウントの設定をします。上から2番目の[Dropbox]の右側にある[矢印]アイコンをタップだね。

はい、いきなりSuperFilesのすごさを目の当たりにする場面だね。見てくださいこのアカウントの数。なんと、8つまでのマルチアカウントに対応しているんだね。これって、1人で複数のアカウントを作って、無料版の2GBを増やそうって人のためにあるんじゃないでしょうか。すごいね。

すでに50GBのPro版を申し込んでしまったオレは、マルチアカウントのもう少し便利な使い方を提案しますよ。詳しくはあとで出てきます。

1番の[DropBox Account 1]をタップします。

Dropboxの設定画面なのに、ステータスバーにはなぜか[Google Account]の表示が! まぁ、細かいことは気にせずに作業を進めます。一番上の欄がアカウント名。その下の左がユーザー名(メールアドレス)で、右側がパスワードだね。一番下の長い欄はそのままにして[Save]をタップします。

1番のアカウント右側に緑のチェックが付きました。以降、先のクラウド選択画面でDropboxを選ぶと、このアカウントが自動的に使われるってことだね。

じゃあ、左上の[Back]ボタンをタップしてクラウド選択画面に戻り、[Dropbox]をタップしてみましょうか。

これはオレのDropboxの中味。フォルダーのアイコンは出てこないけど、上の領域[Folders]にフォルダーの一覧が、[Files]にファイルの一覧が表示されました。

ちなみに、iPhone版ではフォルダーがアイコンで表示されます。こんな感じだね。

じゃあ、先にちょっとほのめかしたマルチアカウントの活用例を紹介しますね。もう一度[Back]ボタンでホーム画面に戻り、右上の[クラウド]アイコンをタップしてクラウド選択画面を表示させます。

Dropboxの右にある[矢印]アイコンをタップで、8つのアカウントのうち、今度は2番目を選びます。

先ほどと同様に、上から2番目の2つの欄にメールアドレスをパスワードを入れます。加えて、今回は一番下の欄にアクセスしたいDopbox上のフォルダー名を書きます。オレは「SuperFiles」というフォルダーを作ってこれを指定しました。この場合は、「/SuperFiles」と書けばいいんだね。一番上のアカウント名にもわかりやすくこのフォルダー名を入れておいた。

[Save]をタップして8つのアカウント一覧に戻り、2番目のアカウントの右端をタップします。

上図のように2番目のアカウントの右側に緑のチェックマークが付きます。[Back]ボタンでクラウド選択画面に戻り、[Dropbox]をタップすると……

はい、こんな風にアカウント設定時に書いておいた「SuperFiles」フォルダーにダイレクトにアクセスしてくれます。この機能を使えば、クラウドサービスをマルチアカウントで使えるだけじゃなくて、一発でアクセスしたいフォルダーを8つまで選べるってことだね。オレはこの使い方を強くおすすめしますね。

次は、この画面からファイルをダウンロードしてみます。

まずはダウンロードしたいファイルを選びます。右側のチェックボックスをタップすると赤いチェック付く。これが選択したって印だね。右上の[四角+矢印]アイコンをタップして、上から2番目の[Chek All Files]を選ぶと、すべてのファイルが選択されます。選択が終わったら一番上の[Download Selected…]をタップでダウンロード開始だね。

ちなみに、このポップアップで[Create New Folder]を選べば、クラウド上に新しいフォルダーを作成できますよ。

ダウンロードが完了したら、左上の[Back]ボタンをタップしてホーム画面に戻ります。

ああ、なるほど。クラウドサービスは画面が緑で、ホーム画面、つまりiPad内のファイル一覧は青色なんだね。ファイルを見ると、アイコンが真っ白なものとそうでないものがある。オフィス文書やPDFなど、アイコンに色が付いているものはSuerFilesでプレビューできるということ。

じゃあ、パワーポイントファイルでも選んでみましょうか。

ホーム画面がからファイルを選ぶと、さまざまなファイル操作ができる[Edit]画面が表示されます。出てくる項目はファイルの種類によって異なるんだね。パワーポイントの場合はこんな感じ。一番上の[Preview]をタップすると……

はい、かなりキレイに表示されました。ただし、ページ送りはできません。上図のようにすべてのページが連続していて、上下にフリップして見る感じ。まぁ、あくまでプレビューだからね。

プレビュー画面を一度タップしてツールバーを表示させ、左下の[Back]ボタンで[Edit]画面に戻ります。

今度は、このパワーポイントファイルをDropboxにアップロードしてみます。上図の一覧から[Upload to Dropbox]をタップだね。

画面の背景が青から緑に変わります。いま、クラウド上にいるってことだね。[Upload to Dropbox]をタップすれば勝手にSuperFiles専用のフォルダーが作られて、アップロード完了かなと思ったらちょっと違いました。上の画面、フォルダーの一覧からアップロードしたいフォルダーを選ぶと、そこに保存してくれるんだね。

フォルダー内ではなく、Dropboxの直下(ルート)にファイルをアップロードしたいときは、この画面で右上の[四角+矢印]アイコンをタップします。

ポップアップメニューが出たら[Upload Here]をタップ。これでDropbox直下にファイルが保存されます。[Create New Folder]をタップして新しいフォルダーを作成し、そこにアップロードってのもできるね。

次はiDiskにアクセスしてみましょうか。[Back]ボタンでホームに戻って、右上の[クラウド]アイコンをタップ。一番上の[iDisk]アイコンの右端にある[矢印]をタップします。

例の8つのマルチアカウント設定画面が出てきます。1から4まではそれぞれ別のURLが入ってますが、このどれを使ってもアクセスできませんでした。たぶん、これらは各国仕様のiDiskアクセス用のURLじゃないかなと。

というわけで、5番目のアカウントに日本でも使えるURLを設定します。

いつものように、上から2番目の左右の欄にはユーザー名とパスワードだね。一番下のURL欄には

http://idisk.me.com/ユーザー名/

と入れておきます。ユーザー名が「zonostyle」だったら、「http://idisk.me.com/zonostyle/」だね。[Save]をタップして設定を保存。アカウント選択画面の右側をタップして、このアカウントに緑のチェックを付けておきます。

一度、iDiskにアクセスしたら、あとの操作方法はDropboxと同じ。使っていて気付いたのだけど、なんとこのSuperFiles、最後に開いたフォルダーを記憶していて、次にクラウドサービスにアクセスした際にはそのフォルダーを最初に表示してくれるんだね。逆に、それだと面倒な場合もあるかもしれないけど、うまく使えば時間の短縮になるかも。

さて、次はGoogleドキュメントでいってみましょうか。アカウントの作成はこれまでと同じ。ホーム画面から[クラウド]→[Google Docs]の右の[矢印]とタップして、[Google Account 1]にGoogleアカウントとパスワードを入力だね。Dropboxのときのようなフォルダー指定や、iDiskのURL指定はありません。こちらはいたってシンプルだね。

[クラウド]アイコンをタップして、クラウドサービスの一覧から[Google Docs]を選べば……

はい、こんな風にGoogleドキュメントにアクセスしてファイルの一覧が表示されます。ファイル操作をする前に、アップロードもやってみましょうか。[Back]をタップして青い背景のホーム画面に戻ります。

アップロードしたいファイルをタップして[Edit]画面を出し、[Upload to GDocs]をタップだね。今回はDropboxのときと違って、いきなりアップロードが始まります。

「iGDoc_Upload」というフォルダーが自動的に作られ、この中にアップロードしたファイルが保存されます。背景が緑だから、いまGoogleドキュメント上にいるってことね。じゃあ、例によってパワーポイントファイルを選んでみましょうか。

まずは一番上の[Preview]をタップ!

画面に表示されているのはまさにGoogleドキュメント。これはGoogleドキュメントのモバイル版をSafariで見ているのと同じですね。画面をダブルタップすると、上図のようにツールバーが現れます。右上の[Back]をタップして1つ前の[Details]画面に戻ります。今度は[Download As]の一覧から[Portable Document(pdf)」を選びます。

しばらく待つと、「処理中」のポップアップが消えます。ダウンロードが終わったってことかな? 青色背景のホーム画面で確認してみましょうか。

おお、一番上の新しいPDFファイルがあるじゃないですか。プレビューで見てみると……

完璧だね。すごい! これはGoogleドキュメントの機能をそのまま使っているのだけど、アプリ上で文書をPDF化できるってのはヤバイ機能だよね。ただし、日本語の場合、ワード文書なんかはレイアウトがボロボロに崩れてしまってうまくいかない。エクセルやパワーポイントはなんとか大丈夫な感じだね。でも、やっぱりすごいと思うよ。

現時点でSuperFilesはiWorkで作ったドキュメントには対応していませんね。プレビューはできない。ただし、ダウンロードしたiWorkドキュメントをiWorkアプリに送る機能はちゃんと付いてますよ。

ホーム画面から、真っ白のアイコンで表示されるiWorkドキュメントを選びます。今回はPagesで作った文書にしました。[Edit]画面の右上にある[Open In…]をタップすると……

一番上に、[Pages]アイコンが見えますね。これをタップ!

うん、素晴らしい! ちゃんとPagesのアプリに送られました。ちなみにこの書類、拙著『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』の企画書です。なつかしいなぁ。

SuperFilesに対応しているファイル形式の一覧は開発元のウェブサイト「AlexSoft Company」にあります。気になる方はぜひ、チェックしてみてください。

はい、まだまだお伝えしたい機能があるんだけど、あまりに長くなりそうだから、今回は前後半に分けることにします。前半はおもにクラウドサービス活用編って感じでしたね。SuperFiles上で、Dopbox、iDisk、Googleドキュメント、Picasa、Flickrなどのクラウドストレージをどんな風に使い分けるか。まぁ、いろいろできそうですよね。

これだけでも利用する価値は大なんだけど、後半にはさらにさらに便利な機能が目白押しです。ぜひ、併せて読んでみてください。では、また!

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  1. PDF変換にも対応のクラウド統合ファイル操作アプリ 〜 SuperFiles(前編) – ZONOSTYLE | ipad-love.info - 2010年9月12日

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