クラウド&Bluetoothの共有機能が新しいノートアプリ! 〜 Whitenote

 

ノートアプリは星の数ほどあるけれど、実際に使えるものはそんなに多くないと思う。オレがいま、メインで使っているのはEvernoteとPenultimateとSpeedTextの3つだけ。Evrenoteはノートアプリと呼んでは失礼なくらい、別格の存在だから置いておくとしても、なかなかずっと使い続けようと思うものには出会えない。

そんな中、細かな点はまだまだ発展途上だけど、他と違う輝きを放っているのを見つけた。注目すべきは共有機能だね。作成したノートを直接、Dropboxなどのクラウドに保存できて、Bluetoothで他のメンバーと同時編集までできてしまう。オレの好きな「手書き」にも対応した期待のアプリ。今日はこいつを紹介したいと思います。

オレはノートアプリを2つのジャンルに分類している。「テキストタイプ」と「手書きタイプ」だね。前者の代表はやっぱりEvrenote。こいつがあまりによくできているから、あえて別のものを探そうとも思わない。そこそこいいのが見つかったとしても、いまさら乗り換えるのは不可能に近いからね。

もう1つの「手書きタイプ」に関しては、もう、片っ端から試しまくっていますね。いままでにいくつの手書きアプリを買ったかわからないくらい。それでも、PenultimateSpeedText、それからFastFingaに勝るものにはまだ、出会えていないんだね。手書きアプリは、スタイラスで文字を書いたときの反応がすべてだと思っているのだけど、この3つのできがこれまたよすぎるんだよね。

最近は、この2つのジャンルに加えて「テキスト+手書きタイプ」ってのが出始めてきている。個人的には、まったく異なる入力方法をどうやって同時に使い分けるのか謎なんだけど、やっぱり気になるからひととおり使ってみているわけです。今日紹介するのも、この「テキスト+手書きタイプ」だね。

結論からいうと、メインで使うかどうかまだギリギリの線という感じ。ただ今後、あらゆるノートアプリにぜひ、実装してほしい2つの素晴らしい機能にかなり惹かれてしまったんだね。というわけで、オレ的にはしばらく目が離せないアプリの1つであることは間違いありません。

Dropboxからの読み込み、保存、Bluetooth共有にも対応!
Whitenote (450円:iPad版のみ)
WhiteNote

このWhitenote、実はものすごく多機能なんです。ガンガン紹介していかないと長くなりそうだから、とっとと起動してみます。

最初に出てくるのは、けっこうな量のマニュアル。中味はすべて英語です。興味のある方は目をとおしてみてください。このマニュアルは削除も編集もできません。これから自分でノートを作っていくのに、ちょっとじゃまな感じもするので、設定から非表示にしておきます。左上のツールメニュー、上から4番目の[歯車]アイコンをタップして……

[Show Help tab in notebook]を[OFF]にすればOK。画面にマニュアルが表示されなくなります。

じゃあ、新しいノートを1つ作成してみましょう。左下の[+付きフォルダー]をタップだね。

Whitenoteでは「Subject」という単位でノートを管理するんだね。これはいわば、フォルダーのようなもの。Evernoteの「ノートブック」にも似ている。Subjectの中に何ページかのノートが束ねられるイメージだね。というわけで、Subjectに名前を付けて[Create]をタップします。

これがSubejectの表紙。「Table of Contents」(目次)にこれから作成するノートの一覧が表示されます。下の[+付きノート]アイコンをタップして新しいノートを作ってみましょうか。

まずはテキスト入力から。左には2つのツールメニュー群が見えています。上がおもに共有系、下が編集系だね。編集系の一番上のボタンを押して、ノートの好きな場所をタップするとキーボードが登場します。あとは文字を入力するだけ。

日本語は見慣れたゴシック系のフォントだけど、英語を入力すると、手書きに見間違うようないい感じの文字が現れます。キーボードの上部にある[A]ボタンでフォントを変えられるのが、このアプリのちょっといいところ。

「Chalkduster」というのが、手書き風のフォントなんだね。もう少し読みやすいのがよければ、ArialやVerdanaも選べます。日本語はゴシックのほかに明朝体もあるね。

[A]ボタンのとなりは文字色の変更。そのとなりの[リスト]ボタンは箇条書き用だね。タップすると……

行頭文字を指定するポップアップが出てくる。改行で自動的に箇条書きにするかどうかを、冒頭でマニュアルを非表示にした設定画面で決められます。[Enable automatic bullet lists]を[ON]にすれば自動的に行頭文字を挿入だね。バリエーションもなかなか豊富です。Evernoteでもこの箇条書き機能が気に入っているから、オレ的にはかなりうれしい部分だね。

一度、ノート画面をタップしてテキストを入力し、キーボードを隠すと、そのテキスト群がグループ化されます。書き終わったテキストをタップすると、グループ単位で好きな場所に移動できます。

こんな感じだね。この機能は、あとで出てくる「手書き線」との組み合わせで威力を発揮しますよ。

お次は「手書き文字入力」。編集系ツールバーの上から2番目のボタンを押して、ノートの好きな場所をタップします。

ノートの下部にFastFingaのような入力画面が出てきます。上下の罫線いっぱいに文字を書くと、ノートにも同時に縮小された手書き文字が現れます。FastFingaにあるような入力ボタンは付いてないね。とにかく書けばいいだけ。入力画面の行が埋まったら、左の矢印を押して文字を送れば続きを書き込めますよ。

さて、Whitenoteの手書き文字入力。認識率はわるくないんだけど、反応がやや鈍いね。PenultimateやSpeedTextに慣れた体にはちょっとまどろっこしい感じがします。ややスピードダウンして書かないとアプリが付いてこられない。インターフェイスとしてはかなりいい線いっているから、ぜひ、改良をお願いしたいですね。ほんとに惜しい!

入力欄の左上にある[虹]アイコンをタップすると、文字色を変えられます。この手書き文字もテキストと同様に、一度タップすると好きな場所に移動できます。文字に赤い影が付くのが動かせる目印だね。

編集系ツールバーの上から3番目は「手書き線」の描画。先の設定画面で[Straighten drawn lines]を[OFF]にすると、フリーハンドの線が、[ON]にすると直線に修正された線がそれぞれ描けます。

まずは、下部のツールバーから[虹]アイコンで線の色を決め、そのとなりの[線+点線]アイコンで線の太さや種類を設定します。

線種類は、ノーマル、ドット、ダッシュの3種類、太さは5段階から選べます。アウトラインマップ風に枠を描いてみましょうか。

この手の線だったら、設定で[Straighten drawn lines]を[ON]にして、直線に修正されるようにしておくほうがいいかもしれないね。ま、一応、こんな感じで。線も一筆書き単位でブロック化されています。それぞれの要素をダブるタップすると、上図の左上の四角のように、赤い影が付いて移動可能な状態になるってことだね。だんだん、こいつの習性がつかめてきたと思います。

せっかくなので、この中に「テキスト入力」を使って文字を入れてみましょうか。

ここでポイントが1つ。テキストを入力する際は、四角の中にキッチリ入れなくて大丈夫。ノートの適当なところに1ワードずつ入れて、あとで文字をタップして四角の中に配置すればいいんだね。要素を自由自在に移動できる機能が、こういうところで役に立ちますね。

はい、編集系の上から4番目。今度は画像やPDFの挿入です。[写真]ボタンをタップすると、その下にさらに3つのボタンが表示されます。一番上はカメラロールからの挿入。2番目がウェブサイトからの切り抜きです。2番目をタップしてみましょうか。

URLを入力するポップアップが出ます。たとえば、アップルのホームページを指定して[Create]をタップします。

ウェブページが表示されたら、上の[Select]ボタンを押して、四角の枠をドラッグとピンチアウト&インしながら、切り抜きたい部分を指定します。今回は、新しいiPod nanoに四角を合わせて上の[Done]をタップします。

はい、こんな感じでノートに挿入されます。画像を一度タップして赤い影が付くと、例によって移動できますよ。

さて、次はちょっと注目の機能。画像&PDF挿入ボタンの一番下、小さな文字で[PDF]と書かれたボタンをタップすると……

3つの挿入オプションが表示されます。[From File…]はiTunesのファイル共有から。[From Web]はインターネット上にあるPDFのアドレスを直接指定。一番下の[From Dropbox]はなんと、Dropboxから直接、PDFを読み込み! おお、最後のはちょっとときめきますねぇ。これをタップするとDropboxのログイン画面が出て……

[Load from Dropbox]のポップアップが表示されます。でも、空欄ですね。実はこのアプリ、最初のアクセス時にDropboxに[Whitenote]というフォルダーを作成します。ここにWhitenoteで使いたいPDFファイルを上げておくわけですね。

この手のアプリがDropboxに作成するフォルダーには上の[Whitenote]のように星印が付きます。この中にPDFファイルを入れておきます。

はい、今度は出てきましたね。拙著のPDFファイルを読み込んでみます。

なるほど、Whitenoteの1ページにPDFの1ページが挿入されるんですね。拙著のPDFは48ページなので、Whitenoteにも48ページ分のノートが追加されました。この機能は先に作成していたノートとはちょっと別の使い道がありそうですね。たとえば、手書き線と組み合わせて、上のように校正を入れるとか。

ただ、なぜか読み込まれたPDFのサイズが小さいんですよね。しかも、画像として挿入されるので拡大すると文字がぼやけてしまう。Dropboxからのインポートってのがすごくいいんだけど、その後の処理に難ありかな。これも今後に期待ですね。

編集系ツールバーの最後は[マイク]ボタン。想像どおり、こいつを押すとノートに録音アイコンが挿入されます。このアイコンをタップで録音開始。

右下に見えているのが録音アイコンですね。録音が終わると緑色のプレイボタンが表示されます。これをタップして再生。うーん、オレ的にはあまり使う機会はないかな。メモと録音機能を組み合わせるなら、拙著でも紹介したAudioNoteくらいのシンクロができなくちゃね。ま、これはご愛嬌って感じで。

さて、基本的な使い方を押さえたあとにオレが注目する2つの共有機能を紹介したいと思います。毎度のことながら、ここまでが長くてすみません。でも、今回もけっこうヤバイ感じですからお許しを!

画面下にあるSubject名が書かれたタブをタップして表紙に戻ります。左に並んだ共有系ツールバーの上から2番目[ページ+矢印]アイコンをタップすると……

いやー、来ましたね。ほんと、これが紹介したくてしたくて! [Export]の下から3つに注目ですよ。[Save to GoogleDocs…][Save to DropBox][Save to Box.net]ときたもんだ。すごいね。オレもいろんなノートアプリを見てきたけど、ここまでクラウドサービスと連携してくれるのはお目にかかったことがない。

じゃ、まずはDropboxからいってみましょうか。

Dropboxに送る前に名前を付けるんだね。このアプリの名前「Whitenote」にしておきましょう。[Save]をタップすればアップロードの開始。たぶん、先に作成された[Whitenote]フォルダーに入るんでしょうね。Dropboxでチェックしてみると……

おお、やっぱりそうだね。「Whitenote」フォルダーに「Whitenote.pdf」がしっかり保存されています。どんなPDFになっているかチェックしてみましょうか。

おお、いい感じじゃない。しかも、全体が画像じゃなくてテキストはそのまま残ってますよ。検索するとノート内の文字列が選択されてる。これはいろいろと使い道がありそうだよね。

Box.netもDropboxとまったく同じだから心配なし。次はGoogleドキュメントに保存したものを開いてみると……

うーん、これはキツイね。四角の中のテキストが見えないし、表紙も真っ白。Googleドキュメント上での閲覧はかなり難アリですね。ただし、このPDFファイルをダウンロードして見てみると、Dropboxに保存したものと同様に、まったく問題なく中味が表示されます。Googleドキュメントをストレージとして使うならOKってことかな。

でもって、驚きの共有機能の2つ目ですね。今度はそれぞれWhitenoteをインストールした2台のiPadを用意します。両方共にBluetoothはオン。作成中のノートを開いた状態で、共有系ツールバーの上から3番目、目玉のようなアイコンをタップすると……

[Host Meeting]と[Join Meeting]のメニューが出ます。片方のiPadが[Host Meeting]を、もう片方は[Join Meeting]をそれぞれタップします。画面に互いのiPad名が表示されたらこれもタップ!

上のポップアップが出たら[Accept]をタップ。これで、双方のiPadに同じノートが表示されます。

もちろん、これまで紹介したテキスト、手書き文字、手書き線、画像の挿入を同時に行えますよ。まさに、リアルタイムコラボレーション。インターネット経由ではないので、同じ部屋での作業にはなりますが、アイデアのブレストなんかには使えそうだよね。

どうでしょう? 個別の機能には少しずつ難があるけど、クラウドサービスからの読み込みと、クラウドサービスへの保存、さらにはBluetoothでのリアルタイム共同編集ができるってのを総合的に評価すると……。オレは、充分に期待できるアプリだと思いますよ。こういうのって「筋の良さ」が大事だからね。

拙著で大きくクローズアップしたNozbeというToDo管理サービス&アプリも、この数か月でものすごい進化を遂げている。やる気がある開発者が創っている限り、必ずいい感じで育っていくとオレは信じています。このWhitenoteも、アップデートがかかる度に、真っ先に内容をチェックするアプリの1つになったって感じですね。価格もこの手のアプリにしてはそれほど高くないので、ぜひ、一緒に見守ってみてください。

はい、今日はこんなところです。そうそう、今日はあの神田さん(@knnkanda)と合同セミナーやります。まだまだ空席があるので、時間があったらのぞきに来てください。18時30分開場の19時スタートです。もちろん、当日飛び込み大歓迎ですよ! では、また!

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