Twitter、Facebook、RSSフィードが時系列に流れる〜iStreamer

 

ソーシャルメディアやブログで情報を発信している人は、日々、自分の足跡をネット上に残していることになる。それは、美しいものを見つけた感動だったり、素晴らしい人に出会った喜びだったり、はたまた、困難な場面に直面した苦悩だったりする。

もし、これから生まれてくる人たちが、物心ついてから大人になるまでの自分の発言を記録していたとしたら……。それはまさに、人生のタイムラインができあがるってことだよね。そんな自分史データベースを創ろうとしている人たちがいるんだね。でもってこのたび、彼らの提案がiPadのアプリとしてリリースされた。今日は、そんな壮大なタイムラインを見せてくれるおもしろいヤツを紹介したいと思います。

ツイッターには「タイムライン」と呼ばれる情報の見せ方がある。でも、本家のウェブでもiPhoneやiPadのアプリでそれを見ても、「時間」という概念はあまり感じないよね。どちらかというと、リストって感じかな。

そこに目を付けたのが、今回紹介するアプリを開発した「AllofMe」という人たち。ウェブ上のサービスはまだベータテスト中ということで、一般には公開されていない。そこで、彼らがウェブサイトに載せているいくつかのデモをのぞいてみました。

AllofMeのコンセプトを説明するよりも、その画面を見るほうがピンと来るはず。まずは、Time誌のタイムライン!

なんと、1920年から2009年までのTime誌の全表紙が年表の上に並んでます。タイムラインの密度は、「世紀」「10年」「年」「月」「週」の単位でズームできるんだね。

次はデジタルメディアの米TechCrunch。こちらは投稿された記事が時系列に並びます。

GoogleやYouTubeなんかの有名企業についての記事はロゴになってる。有名人は写真だね。それぞれのアイコンをクリックすると、記事が読めるというわけ。

でもって、これらが単なる静的な年表かというと、ちょっと違う。下のほうにある[SlideShow]をクリックすると……

先のアイコンやロゴが時系列にどんどん流れていくんだね。TechCrunchの場合は2005年から2008年までの4年分の記事がアーカイブされている。ソーシャルメディアやクラウドサービスなんかが台頭してきた、まさに激動の時代。こんな風にIT史のタイムラインが見られるなんて、ちょっと感動ものだよね。

さて、この発想をiPadに持ち込むとどうなるか? こんなアプリになってしまいます!

リアルタイムのRSS&ソーシャルストリームビューアー
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iStreamer

なんといっても、これまでリストビューで眺めていたソーシャルメディアの投稿やRSSフィードを、「マイタイムライン」として時系列に流してくれるのがおもしろい。オレも最初は、「ああ、この手か」となめてかかっていたけど、実際に使ってみたらちょっと感動しましたね。

というわけで、その「マイタイムライン」がどんなものかさっそく見ていきましょう。じゃあ、アプリを起動してみます。

なるほど、まずはどんな情報を自分のタイムラインに表示させるかを設定するんだね。やっぱり、ソーシャルメディアからいきましょうか。右側の[Twitter]のスイッチを[ON]にします。アカウントを入れてアプリケーションの接続を許可すると……

おお、さっそく時間軸にツイートが並びましたね。この時点で、縦線の間隔は4時間になっています。せっかくなので、見たいものを全部、登録してしまいましょう。

画面右上の[歯車](フィードの管理)をタップして先の画面に戻り、[Facebook]も[ON]にします。アカウントを入れてログインすると……

はい、Facebookの投稿も出てきましたね。吹き出しの色でどのメディアからの投稿かわかります。ツイッターが水色でFacebookは白だね。

これだけでも、楽しめそうなんだけど、さらに項目を加えてみます。同様に[歯車]でフィードの管理画面に戻ります。

今度は、左ペインの中ほどにある[Tchnology]をタップします。

これはいわゆるプリセットチャンネルだね。米国の名だたるIT情報系サイトが並んでます。見たいものを[ON]にすればOK。海外ものばかりではつまらないので、国内のブログも登録してみましょうか。

左ペインの一番下にある[Search/Add feeds…]をタップします。

これはいわゆるフィード検索。残念ながら現バージョンでは日本語キーワードでの検索には対応してません。オレのお気に入りの1つ「シゴタノ」を入れようと思い、「shigotano」で検索したところ、見事出てきました!

ツイッターのアカウントなどいろんなものが表示されますが、上から2番目がいわゆる「シゴタノ」だね。これをタップしてチェックを付け、右下の[Add selected feeds]をタップします。

本当は、Googleリーダーのアカウントが読み込めるといいんだけどね。こちらもまだ未対応。フィードのURLを入れるのもNG。とにかくこの検索を駆使して見つけるしかないんだね。

というわけで、ほかにも……

「gizmode」で検索してギズモード・ジャパンを、

「TechCrunch」でTechCrunch Japanを追加し、

いちおう、このブログも入れておきました。だいたい、こんな感じでいいかな。じゃあ、これらのソースがiStreamerでどんな風に表示されるのか見てみましょう。

おお、すごいねぇ。先に登録したソーシャルメディアやブログサイトからの情報がひしめき合ってます。吹き出しのうしろにある時間軸を見てみると、15分間隔になってるみたいだね。赤い丸で表示されているのは、その時間内に投稿された情報の数。

過去に行くに従って、なんらかの条件で間引かれているみたいだね。右端に見えている黄色い線が「現在」を表してます。この線上にある赤丸が「99+」となっている。そこで、赤丸をタップしてみると……

おお、時間軸が5分間隔に拡大したね。でも、まだ右端の赤丸は「99+」になってる。何度かコイツをタップし続けると……

なんと、最後は10秒間隔までズームインできます。ツイッターやFacebookの投稿を追うなら、このくらい広げておかないとね。オレがフォローしている5000人以上の方々の発言がずらりと並びました。

下部にあるプレイボタンはまだ押されてません。つまり、画面は静止したまま。じゃあ、プレイボタンを押すとどうなるか? こちらはもうビデオで観てもらうしかないですね。

いかがでしょう。これが、AllofMeが提唱する新たなタイムラインの概念。黄色い線のあたりでリアルタイムに生まれる吹き出しがなんともえいないよね。まさに、いま発言されたって感じです。

雰囲気はさておき、これって実用度はどうなのか。それが、けっこう使えるんですね。実は、人間が一度に目で追える情報ってけっこう膨大だったりする。これだけ大量の吹き出しが流れていても、ちゃんと気になるキーワードは目に飛び込んで来るんです。

パソコンで仕事しながら適当に流しておけるってのも悪くない。チラッと見てまた仕事に戻るみたいな感じですね。おそらく、あるキーワードで盛り上がってるときなんかは、チラ見でも充分に発見できるんじゃないかな。そういう様子も早く見てみたい!

ただし、いわゆる返信やRTなんかをここでやるってのは考えない方がいいかも。あくまでビューアーとして使うのがおすすめです。

ちなみに、ビデオを撮った時間帯が深夜1時台だったことと、Facebookの友達が60人ほどしかいないという2つの要因から、表示されているのはすべてツイッターの投稿でした。

もう少し、いろんな情報が流れていたはずの昼間の様子を探りたければ、まず、プレイボタンを押してポーズ状態にします。

コントローラーの下にある青い帯のどちらかの端をドラッグして、上図のように広げます。これで、時間軸を1時間単位、あるいは1日単位とズームインしていけます。次に、青い帯の真ん中あたりをドラッグして見たい時間帯まで動かせばOK。ブログやツイッター、Facebookの情報が入り乱れたタイムラインも再現できます。

はい、こんな感じですね。かなり雑多になってます。現在のバージョンではさかのぼれるのは1か月前くらいまで。この先、これが数年規模でさかのぼれるようにになるとしたら、ちょっとヤバイよね。

もし、タイムラインの中に気になる投稿があった場合は、吹き出しをタップ!

これで、記事やツイートの詳細をチェックできます。下部にある[Next]をタップすると……

投稿された順に記事やツイートを見ていけるというわけ。こちらは手動でタイムラインを追っかけているような感じだね。

と、ここまでで1つ残念なお知らせを。このアプリ、現在のバージョンはとても不安定です。タイムラインを流しっぱなしにしていると、突然、アプリが終了したり、先の青い帯の操作がうまくいかなかったりと、まだまだ改良点は山積み。ほんと、発想はおもしろいから少しの間、暖かい目で見ていきたいと思います。

さて、このiStreamer、ここまでは種々雑多な情報をタイムラインに流してきたけど、ほかにも工夫次第でいろんな活用法があるんじゃないか。

たとえば、画面左上に[Filter]というボタンがある。これをタップすると……

これまで登録したさまざまなフィードのうち、どれをタイムラインに表示させるかを選べるんだね。

この機能を使って、気になるツイッターアカウントだけを表示してみるなんてのもおもしろい。[フィードの管理]画面を開いて……

あのヨーコ・オノさんのツイッターアカウントを登録してみた。でも、1人だけだからね、そうそうタイムラインが埋まるわけじゃない。そいう場合は、青い帯をめいっぱい広げておくとおもしろいですよ。

はい、画面全体がヨーコ・オノさんのツイートで埋まりました。なんか独特の世界が広がってる感じがしますね。

うん、こういう使い方を想定したら、やっぱりツイッターのリストが読み込めるとうれしいよね。まぁ、そのとき気になる人をその場で登録ってのも悪くないですが。

あとは、昼間は気になるニュースサイトやブログオンリーにしておくってのも1つの手だよね。

はい、ここからはAllofMeの未来の話。現時点でのiStreamerには自分史データベースの機能はありません。でも、サイトに上がっているビデオによれば、今後はRSSフィードやソーシャルメディアだけじゃなく、個人のメールやGoogleカレンダーのスケジュールなんかも流せるようになるそうです。

でもって、ウェブ版がオープンしたあかつきには、おそらくそれらを保存できるようになるんだろうね。ものすごい量のストレージが必要になりそうだけど、ある程度いったら有料にするのかな? でも、どうでしょう。こうやってさまざまなライフログが時系列で残せるとしたら……。

うーん、オレは使ってしまうかもしれないなぁ。あるいは、生まれてきたお子さんのためにAllofMeを始める、なんて親御さんもでてくるんじゃないでしょうか。

などと、いろんなイマジネーションが働いちゃいますね。なんとも期待できるプロダクトが出てきたものです。AllofMeのサイトには、ほかにもボブ・ディランやデビッド・ボウイなどのディスコグラフィーや、さまざま情報サイトのデモが上がってます。ぜひ、こちらも楽しんでみてください。

はたして彼らの試みはどこまで実を結ぶのか? このところのIT業界はワクワクだらけですね。というとこで今日はおしまい。では、また!

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