iOS 4.2ついに登場! 前編 〜 AirPlayにAirPrint、iPadはさらに強力になる!

 

11月23日の午前3時過ぎ、待ちにまったiOS 4.2がリリースされた。とくに、iPadユーザーにとっては、すでにiPhoneで実装されているフォルダーやマルチタスクなどの機能がようやく使えるようになったわけで、感動もひとしおだよね。さらに、AirPlayやAirPrintなど、またまた我々の生活を変えてしまいそうな新機能も盛り込まれている。

今回のアップデートでiPadはどう進化するのか? iPhoneの使い勝手はどのくらいよくなるのか? 今日はちょっと気合いを入れて、iOS 4.2で追加、改良されたさまざまな点を、具体的な使い方も含めてレビューしたいと思います。いやー、今回は本当に待ったよね。

うーん、本当に盛りだくさんでどこからいくか悩むのだけど、今回は気になった順にしましょうかね。となれば、なにをおいてもこれしかない!

写真や映画、音楽をiPhoneやiPadからApple TVや外部機器に!
■ AirPlay

iPhoneやiPadから、外部のAV機器などに音声や画像、動画をワイヤレスで飛ばせてしまうのがこのAirPlay。今後、AVアンプやスピーカー、テレビなどに「AirPlay対応」のマークが付くようになるということだね。

でもって、やっぱりいまなら新機種が発売されたばかりのAppleTVとの連携に注目かな。しかも、本日のiOS 4.2のリリースに合わせて、AppleTVのソフトウェアもバージョンアップした。下記の画像や動画をiPhoneやiPadから飛ばすためには必須だから、まずはAppleTVをアップデートしておきましょう。

リモコンで[設定]→[一般]とたどり、[ソフトウェアをアップデート]で決定ボタンを押す。4、5分くらいかかるけど、自動的に再起動してAppleTVが生まれ変わります。[一般]→[情報]でソフトウェアのバージョンが4.1になっていればOKだね。

じゃあ、オレが感動した順にAppleTVとのさまざまなAirPlay連携やってみますね。

まずはiTunesアプリで映画をレンタル。ビデオアプリを起動して映画を再生します。

AppleTVなど、AirPlay対応の機器をiPadが自動的に発見すると、コントローラーの右に[TV]アイコンが現れます。こいつをタップして[AppleTV]を選ぶと……

iPadの画面から映像が消えて、上図のような表示に変わります。「このビデオは“AppleTV”上で再生中です」とある。さっそく居間のテレビの前に来てみると……

おお、すげぇ! なんと、AppleTVに映像と音声が送られ、テレビで映画が再生されてます! これはすごいね。ひさびさにこの手の連携もので感動した。

外出先でiPadでレンタルした映画も、家に帰ったら大画面のテレビで続きが観られるということ。もちろん、iOS 4.2にアップデートしたiPhoneや、パソコンのiTunesからも同じことができます。つまりは、AppleTVも含めて、どの機器で映画をレンタルしてもいいってこと。

数ギガもある映画だからこそ、一度のダウンロードで済ませたい。機器間のデータ移動なんてもってのほかだよね。なるほど、AirPlayってやつの正体がだんだん見えてきました。

じゃ、次いきますよ。今度は写真アプリを立ち上げます。

上部ツールバーの右上に注目。例の[TV]アイコンがありますねぇ。とにかく、このアイコンが出てきたらAirPlayできるということ。[AppleTV]を選ぶと……

なるほど。今度は写真のスライドショーをテレビで楽しめるわけだね。みんなで家に集まって、iPhoneやiPadの写真を見せ合うなんてことやったら盛り上がりそうだよね。うーん、やっぱりなにかが変わる感じがする。

でもって、YouTubeアプリからもAirPlayできちゃいますよ!

操作方法は先のビデオアプリとまったく同じだね。AppleTVだけでもYouTubeを観られるから、かぶっているといえばかぶってるんだけどね。オレ的にはiPadのほうが操作しやすいから、これはうれしい連携ですね。

最後はiPod。こちらは音だけを飛ばすから、どちらかというとAppleTVよりも、いいスピーカーがつながってるオーディオ機器と連携させるのがいいかもね。

はい、もう操作については説明不要だね。とにかく、[TV]アイコンを見つければOK。ちなみに、iPod以外の他社製アプリにも、すでにAirPlay対応のものがいくつかありますよ。

たとえば、ラジオアプリのAccuRadio。

オレの好きなVURadio。

渋いところではRadio Javanなんかもしっかり対応してたりする。

いやー、こうなるとやっぱり、AriPlay対応のオーディオ機器がほしくなるね。すでに、DENONiHomemarantzBowers & WilkinsJBLなど、有名メーカーがAirPlayのパートナーとして手を挙げている。おそらく、今月あたりからガンガン売り出されるんじゃないかな。うれしいんだけど、こりゃまた散財ですなぁ。

はい、AirPlayとくれば、次はやっぱりこれかな。

アプリからパソコンを介さずにワイヤレス印刷!
■ AirPrint

個人的には「不必要な紙をなくそう!」ってのがポリシーだったりするので、AirPlayほど感動の機能ではない。でも、パソコンを介さずにiPhoneやiPadだけでなんでもやれるってのも理想だったりするから、やっぱり無視はできないかな。

これまでも、PrintCentral for iPadや、ePrintといったアプリを使えばiPhoneやiPadからワイヤレスでプリントできた。でも、実際に印刷できるのは、PDFや画像ファイル、ウェブサイトなどに限られていたんだね。

これに対して、AirPrintは対応するアプリ内の「プリント」メニューから直接プリンターに送れてしまう。アプリ側が対応してさえいれば、どんなデータでも印刷できるってのが大きな違いだね。

ただし、この機能を使うためにはAirPrint対応のプリンターが必要になる。パソコンのプリンター共有でいけるんじゃないかと予想していただけに、ちょっと残念ですね。現時点で使えるのは、下記のHP3機種のみのということ。他社の対応待ちって感じかな。

じゃ、さっそくどんなアプリがAirPrintに対応しているか見てみましょうか。まずは、標準アプリから。

メールは画面右上の[左向き矢印]をタップ。

一番下の[プリント]を選べばOK。ただし、オレの自宅にはHP製のプリンタはありません。結局、プリンターの選択画面で「プリンタが見つかりません」と出ておしまい。ああ、試してみたかったなぁ。

少々、むなしさも感じながら、お次はSafari。

URL欄の左にある[四角+矢印]アイコンをタップで[プリント]を選択だね。

写真アプリも同様に……

[四角+矢印]アイコンから[プリント]をタップです。

さてさて、本当に気になるのはやっぱり他社製かな。たとえば、Evernoteも数日前にしっかり対応してますよ。

こちらは下部ツールバーの[四角+矢印]から[プリント]をタップだね。

最近、このブログでも取り上げたi文庫HDの場合は……

ちょっとわかりにくいけど、上部ツールバーから[情報]をタップ。ポップアップが出たら右上の[印刷]をタップすればOK。こういうアプリで印刷のページ指定ができるってのはいいかもね。

手書きメモアプリのUnderscore Notifyまでもが、プリント機能を付けちゃってます。

ほかにも、カレンダーアプリのi手帳、マインドマップ作成アプリのMindNode、Dropboxに保存できるテキストエディターElementsなどがAirPrintに対応済みだね。

とにかく、プリンターが早く対応してほしい。できれば、新機種の購入じゃなくて、ソフトウェアのアップデートでお願いします!

次はiPadユーザーなら待望の機能だったこれ!

4,400個のアプリをインストールできる!
■フォルダー

うん、個人的にはこれが待ち遠しくてしかたなかったね。iPadの1画面にインストールできるアプリは20個。フリックで切り替えられるのは11面だから、これまでは220個のアプリしか見えるところに置けなかった。

iOS 4.2のフォルダーに入れられるアプリはなんと20個。1画面に作成できるフォルダーの数も20個。つまり、20×20×11で、なんと、最大4,400個のアプリを見える状態でインストールできるようになったんだね。

これが満タン状態のフォルダーの中身。操作方法はこれまでとまったく同じ。アイコンにアイコンを重ねればいいんだね。フォルダーから出したい場合は、アイコンを長押しして上図の黒枠外にドラッグすればOKです。

次もいまとなっては、ないと困る機能だね。

なにげないアプリの切り替えがストレスなしに!
■マルチタスク

iPhoneではすでにおなじみのマルチタスク。目立ったところでは、iPodやラジオアプリで音楽を流したまま、別のアプリを使えるなんてのがいいよね。ほかにも、バックグラウンドで活躍してくれる位置情報アプリなんかもある。

でも、iPhoneやiPadを使い込んでいくと、アプリを切り替えたときにレジューム(一時停止)してくれていて、即座に再開できるという一見地味なマルチタスクのほうが、実は便利に感じたりする。iPadがこれに対応してくれたのは本当にうれしいね。使い勝手はかなり向上するはず。

アプリの切り替え方はiPhoneでおなじみの[ホームボタン]二度押し。最近起動したアプリのアイコンが画面下に並ぶ。ここから使いたいものをタップすればOK。完全にアプリを終了させたい場合は、アイコンを長押しして出てくる[×]をタップだね。

実は、iPhoneとiPadで、このアプリ切り替えバーにもそれぞれ新しい工夫がなされているよ。

まずはiPadから。[ホームボタン]の二度押しして出てくるアプリ切り替えバーを右にフリックしていくと……

おなじみのオーディオコントローラーが現れる。ここに画面の明るさを調整するバー(左側)が付いたんだね。なにげない機能だけど、この意味はけっこう重要。つまり、「画面の明るさはアプリによって個別に調整できるべき」という明確なメッセージだよね。

写真を見るアプリ、動画を観るアプリ、文字を書くアプリ、本を読むアプリ、それぞれに最適な明るさをユーザーが自分で調整できる。うん、こうしてみるとあたりまえだよね。iPadをどんな機器にしたいのかというアップルの思いが伝わる、オレにとっては地味だけど好きな工夫だね。

画面ロックのボタンがiPhoneと同じオーディオコントローラー内に入れられたってのもiPadユーザーには大きな変化。従来の画面ロックスイッチ(本体右上)は、これまたiPhoneと同様の「ミュート」ボタンに変更されています。

このほか、AriPlayで解説した他の機器にワイヤレスで音を飛ばすボタンも追加されているね。

バックグラウンドで再生中のアプリを立ち上げ直さなくても、ここからAppleTVやAV機器に音が飛ばせるというわけ。これもなかなか便利ですね。

ちなみに、日本のインディーズが聴けるaudioleaf のように、アプリ内に[TV]アイコンがなく、オーディオコントローラーからだけAirPlayができるものもある。音楽系のアプリを立ち上げたら、コントローラーをチェックしてみるといいかもしれないね。

iPhoneもこの部分にはちょっとした変更が加わってますよ。[ホームボタン]を二度押しで、アプリ切り替えバーを右にフリックすると……

以前と同じオーディオコントローラが現れます。iOS 4.2はここからもう1つ右にフリックできますよ。

ね、隠しボタンのように上の新コントローラーが出てくるんだね。でもって、ここにボリュームコントロールとAirPlay用の[TV]ボタンがある。こいつをタップすると……

こんな感じで[AppleTV]メニューが出てきます。

はい、前半はこんな感じかな。新機能はまだまだありますよ。なんて書きながらApp Storeのアップデートチェックしてみたら、iWorkアプリが全部、新しくなってるじゃない。うーん、どこまで新しくするんだ! 書いてるほうの身にもなってほしいよね。

めでたい日なんで、そういう愚痴はこぼさずに、今日は終わるまで寝ないで書き続けたいと思います。いったん、この記事をアップして、すかさず続きをやりますよ。後編もご期待ください。では、また!

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