Nozbeの新機能「Gmailから行動を生成するブックマークレット」が便利すぎる!

 

EvernoteやGoogleカレンダーと連携する、GTD流タスク管理サービスのNozbe。こいつの最大の特徴は「進化し続ける」ところじゃないかとオレは思っている。大きなアップデートのたびにこのブログでも紹介してきたけど、またまたやってくれました。

目玉は、なんといっても以前から要望の多かった「Gmailとの連携」だね。今日は、大幅に改良されたウェブ版のインターフェイスとめちゃくちゃ便利なAppleScriptも併せて、新しいNozbeの活用法をお伝えしたいと思います。Nozbeユーザーなら、こうれはもう使うしかない!

CEOのマイケルによれば、新規ユーザーの3割が日本人なのだそうだ。これはもう、驚異の数字だよね。Evernoteユーザーにおける日本人率もかなり高いと聞いたことがあるけど、やっぱりGTDって我々に合っているんだと思うな。

うまく言語化できないけど、武道でいうところの「道」に近いものがあるんじゃないかと。デビッド・アレン氏の著書に出てくる「澄み切った心」なんて表現を見ても、なんか日本ぽいものね。

Nozbeについては、拙著『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』の無料配布版で、iPhoneやiPadアプリの活用法とともに詳しく解説しています。ぜひ、ダウンロードしてご一読ください。

じゃあ、まずは新しくなったウェブ版から見ていきましょうか。

1)素早くアクションの編集ができる新インターフェイス

Nozbeにアクションを追加する際は、GTD流に「収集」の時間を設けて、[受信箱]にかたっぱしから「やりたいこと」や「やろうと思ってやっていないこと」などを書き込んでいく。

ひととおり出し終わったら、次は「整理・処理」のプロセスに入る。アクションをプロジェクトに分けたり、場所や状況を表すコンテキストを付けたり、日付や時間を加えたりするわけだね。

今回のアップデートでは、この「整理・処理」で行うアクションの編集がめちゃくちゃ効率よくできるようになったんだね。

以前のインターフェイスはこんな感じだった。

たとえば、コンテキストを複数追加する際は、1つ目を指定したあとに「さらに追加」というリンクをクリックしてから、再び上のプルダウンメニューを表示させて2つ目を選ばなきゃならなかった。

はっきりいって、このインターフェイスは効率わるいよね。改良版ではこんな感じになっている。

コンテキストを作成する際に付けたアイコンもバッチリ表示されて、なんか楽しげな雰囲気だね。こういう雰囲気というのはとても大事な部分だと思います。

でもって、複数のコンテキストを付ける場合は、このリストから任意のものをクリックするだけ。この間、リストは開いたままなので、ガンガン付けたいものを選んでいけます。

さらに、上部のテキストボックスに文字を入れると……

簡易検索のような感じで、入力した文字を含むコンテキストだけが表示されます。オレもすでに20個近くのコンテキストを登録しているから、この機能はうれしいね。[プロジェクト]の選択も同様のインターフェイスになってますよ。

さらに、以前からあった日付と所要時間に加えて、開始時間も設定できるようになってるね。

うーん、これも待望の機能だった。ということは、Googleカレンダーにもこの時間指定が反映されているのかな? チェックしてみましょうか。

おお、バッチリだね。これまで、Nozbeに入れたアクションはすべて「終日」のイベントとして登録されていた。これで、Googleカレンダーとの連携は完成って感じですね。

ただし、ここで紹介した新しいインターフェイスは、一度アクションを作成したあとで編集する場合だけに適用されます。アクションを作成する際にコンテキストや日付を指定しようとすると、なぜか旧インターフェイスになってしまうんだね。

まぁ、「収集」→「整理・処理」のプロセスを経れば、自然とアクション作成後の編集になるから実質的には問題ないんだけどね。すべてのユーザーがGTD流にやるわけではないから、このあたりは直した方がいいと思いますね。

2)Gmail連携を実現するブックマークレット!

次は、これまた待望の機能だった「Gmail連携」だね。今回、Nozbeはブックマークレットを使うことで、ユニークな連携を提案してきました。

まず、右上の[設定]をクリックして[アカウントの設定]画面を出します。

[ブックマークレット、AppleScript]をクリックして中身を表示させ、上図の[Nozbeに行動を追加する]と書かれたリンクをブラウザーのブックマークツールバーにドラッグします。

こんな感じで登録されればOKだね。なんと、準備はこれだけ。めちゃくちゃ簡単です。

あとは、Gmailでなにかの依頼が書かれたメールなんかを表示させて、このブックマークレットをクリック!

ブラウザーの右上にNozbeのアクション追加用ウィンドウが出てきます。ここに、メールで依頼されたアクションを入力して[Add Action to Nozbe]をクリック。「Action Added!」と表示されればOK。これだけで、このメールに紐付けられた新規アクションが追加されます。

Nozbeの[受信箱]を開いてみると……

入力したとおりのアクションがしっかり登録されてます。でもって、先頭にある[Link]の文字に注目! Gmailのメールには1通ずつユニークなURLが付いている。なんと、この[Link]は先にGmailで表示させていたメールにリンクされてるんだね。

クリックすると、もちろんGmailに依頼元のメールが表示されるというわけ。うん、NozbeもGmailもクラウドサービスだからね。この方法はとても理にかなっていると思うな。

でもって、このブックマークレット、Gmailだけじゃなくどんなウェブページでも使えるんだね。たとえば、映画のオフィシャルサイトを見ていて、「よし、今週末に行こう!」と思ったら、その場でブックマークレットをクリックすればいいというわけ。

もちろん、Nozbeには映画のオフィシャルサイトのリンクが付いた新規アクションが登録される。このあたりも、仕事かプライベートかを問わず、あらゆるアクションを扱うGTDに合致しているよね。

3)AppleScriptでMacから一発アクション登録!

Nozbeの最新機能、3つ目はAppleScriptを使ったアクションの登録だね。Macユーザー限定でちょっと設定がやっかいだけど、一度やっておけばMacからショートカットキーだけで新規アクションを登録できちゃいます。ぜひ、トライしてみてください。

まず、ブックマークレットを登録したのと同じ画面、[設定]から[ブックマークレット、AppleScript]を開きます。

今度は、[行動を追加する]のリンクを右クリックして、[別名でリンク先を保存]などを選び、リンク先のファイルをダウンロードします。

「nozbe-add-action.scpt」というファイルがダウンロードされたら、ハードディスク直下の[ライブラリ]フォルダー内の[Scripts]フォルダーにこれを保存します。

次に、「nozbe-add-action.scpt」をダブルクリックしてAppleScriptエディタで開きます。

エディタをやや下にスクロールさせると、上のように「property NozbeAPI : “YOURAPIKEY”」という記述が見つかります。この中の「YOURAPIKEY」部分を自分のアカウントのAPIキーに置き換えます。

自分用のAPIキーは、Nozbeの[設定]から[アプリキー]を表示させ、[クリックしてアプリキーを見る]をクリックすると出てきます。英数字の長い文字列だね。これをコピーして、「YOURAPIKEY」の部分と置き換えればOK。

AppleScriptエディタでファイルを保存します。

次に、[アプリケーション]フォルダーにある「Automator」というアプリケーションを起動します。

[ワークフローのテンプレートを選択」画面が出たら、歯車のようなアイコンの[サービス]を選んで[選択]をクリックします。

左から2番目のペインにある[AppleScriptを実行]を右の広いウィンドウにドラッグすると、上図のように[AppleScriptを実行]というタイトルの編集画面ができます。

この中にあらかじめ書かれている文字列をすべて削除し、自分のアカウントのAPIキーを入れた「nozbe-add-action.scpt」の内容を、AppleScriptエディタからコピーします。

右上にある2つのプルダウンメニューを[入力なし](左)、[すべてのアプリケーション](右)に設定します。

Automatorの[ファイルメニュー]から[保存]を選び……

「Nozbe – Add Action」など、わかりやすい名前を付けて[保存]をクリックします。これで、AppleScriptの設定は完了。AppleScriptエディタとAutomatorを終了します。

このままでも使えるんだけど、便利なショートカットキーを登録しておきましょうか。Macの[システム環境設定]から[キーボード]→[キーボードショートカット]を開きます。

左ペインから[サービス]を選び、右ペインを一番下あたりまでたどると、先に名前を付けて保存した「Nozbe – Add Action」というサービスが出てきます。名前の右側をダブルクリックして入力欄が現れたら、[option][command][0](数字のゼロ)を同時に押します。

これで、上図のようにショートカットキーが登録されます。もちろん、ほかに登録していない組み合わせであれば、どんなキーでもかまいませんよ。

はい、以上ですべての設定は完了! さっそく登録したショートカットキーを押してみると……

デスクトップにいきなりこんなポップアップが出てきます。どんなアプリを使っていても大丈夫ですよ。あとは、テキストボックスにアクションを入力して[OK]をクリックするだけ。これでNozbeの受信箱に新規アクションが登録されます。

あらかじめ入っている文字列はアクションのテンプレートのようなもの。[#]でプロジェクト、[@]でコンテキスト、[%]で所要時間を指定できるんだね。

このあたりの文法はバックナンバー『NozbeのGoogleカレンダー連携が完璧に!』でも解説してます。よかったらチェックしてみてください。

ただ、GTD流にやるなら、ショートカットキーでの登録時はアクション名だけにして、「整理・処理」のプロセスでプロジェクトやコンテキストを設定するのがおすすめだね。

でもって、ここで作成したサービスは、アプリケーションメニューの[サービス]からも起動できますよ。

たとえば、Pagesで文書を作成している最中に、「明日、この書類をAさんに見てもらおう」と思ったら、すかさずショートカットキーを押してアクションを登録! そんな感じで使うんだろうね。

あるいは、いっそのこと収集のプロセスをすべてこれでやってしまう手もある。Nozbeのウェブで書き込むよりもサクサクいくんじゃないかな。いずれにしても、早く実践的に使ってみたいよね。

もう1つ、MacのMailアプリを使ったAppleScriptもあるんだけど、メールとの連携は先に紹介したGmailのほうが使い勝手がいいと思うな。

興味のある方は、Nozbeの[設定]から[ブックマークレット、AppleScript]開き、[AppleScriptのインストール方法]というリンクからPDFのマニュアルをダウンロードしてみてください。

はい、以上がさらに強力になったNozbeの新機能です。先日の日本語化といい、今回のアップデートといい、やっぱりNozbeが進化し続けるサービスであることは間違いない。だからこそ、追っかけたくなるんだろうね。

来年にはiPhoneとiPadのアプリに続いて、AndroidやBlackberry版のアプリも出るとのこと。うん、2011年もNozbeのさらなる進化が楽しみ。そんな感じで今日はおしまい。では、また!

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3 Responses to “Nozbeの新機能「Gmailから行動を生成するブックマークレット」が便利すぎる!”

  1. garyou 2010年12月25日 at 1:02 PM #

    「Nozbeに行動を追加する」、早速使ってみました。とても便利ですね。これまでGmailに埋もれがちだったやりたいことをきっちり管理できそうです。ありがとうございます。
    このままだとGoogle Calendar にはURLが先に表示されてしまい、何をすればいいのか即座に判断がつかないので、今のところNozbe側でLink部分を最後に持って行くよう編集しています。

    • zonostyle 2010年12月25日 at 1:55 PM #

      garyouさん
      コメントありがとうございます。なるほど、LINKを最後に持って行くというのはいいですね。
      Nozbeにリクエストしてみましょうか。
      これからもよろしくお願いします!

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  1. Nozbeで再びGTDをはじめる #iCre « When you were young - 2011年1月10日

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