画像の一括転送もOK! 本家より使いやすいDropboxアプリ 〜 Berokyo

 

ちょっと遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。今年もZONOSTYLEをよろしくお願いします!

2011年の最初の記事はDropboxアプリ。年末にお届けした『ZONOSTYLEが選ぶ2010年ベストiPadアプリ20+α』でも書きましたが、DropboxはiPhoneやiPadのファイルマネージャーのような役割を果たしていると思います。もちろん、今後もオレにとってなくてはならない必須ツールとなるでしょう。

そして、そして、今日紹介するのはそんなDropboxをさらに使いやすくしてくれる優れもの。機能もさることながら、デザインがまたいいんだね。いわゆる一般的なファイル系アプリとはひと味もふた味も違う雰囲気を持ってますよ。とくにiPadで活躍してくれそうな逸品をぜひ、チェックしてみてください!

まずは、iPhoneやiPadでDropboxを活用する際の基本をおさらいしてみましょうか。

とにかく、パソコン上で作成した文書はすべてDropboxに保存すること。その際に、できればオリジナルとともにPDFに書き出したものを入れておくのがおすすめです。

iPhoneやiPadでDropboxアプリを起動したら、用途に応じて[Open In…]から各アプリにファイルを渡します。もちろん、Dropboxに対応しているアプリならば、アプリ内の連携機能を使います。

この意味で、オレはDropboxを「iPhoneやiPadのファイルマネジャー」と呼んでいるのだけど、基本的には「ダウンロードして開く」という一方向でしか使う機会がないんですよね。

たとえば、本家のアプリでiPhoneやiPadに保存してある写真やビデオをDropboxにアップロードしようとすると、「1つ選んでアップロード。また別のを選んで……」みたいな、かなりまどろっこしいことになってしまう。やっぱり実践で使うにはちょっとという感じ。

なくてはならない重要なアプリなんだけど、完璧ではないってことだね。そこで、本家の機能はそのままに、さまざまな弱点を補ってくれるコイツの登場ということになるわけです。

画像の一括アップロードに対応したオシャレなDropboxアプリ
Berokyo(230円:ユニバーサル)
Berokyo - Think, Code, Release

なんて読むんだろうね。「ベローキョ」かな? あるいは「ベロキョ」? とにかく変わった名前のアプリです。230円という値段がいい。この手のファイル系アプリは600円以上するものが多いからね。ユニバーサル対応でiPhoneとiPadの両方で使えるってのもうれしいですねぇ。

オレは勝手にDropboxアプリなんて呼んでいるけれど、厳密にはいくつかの機能が組み合わさった複合アプリです。ただ、詳しくはこれから紹介していきますが、もうDropboxの部分だけで十分なんですね。

じゃ、さっそくアプリを起動してみましょう。

最初は本当になにもない閑散とした画面が出るだけ。まずは、「Bookshelf」と呼ばれるファイル管理棚を作成します。

下部ツールバーから[Add Bookshelf]をタップして、[Dropbox Bookshelf]を選びます。

出ましたねぇ。Dropboxのログイン画面。サインインすると……

いきなり画面が本棚というか、ファイル棚に変わります。もちろん、中身はDropboxのフォルダーですよ。共有フォルダーには例の「人型アイコン」がバッチリ付いてます。

機能がDropboxとまったく同じだとしても、このインターフェイスだけでもオレはこちらを使いたくなるな。さらに楽しいことに、本棚のテーマも変えられますよ。

下部ツールバーの[パレット]アイコンをタップします。

なるほど、こういうテイストなわけね。うん、わるくない。テーマは全部で20種類以上。かなり迷いますが、オレは上のレンガと木の組み合わせにしてみました。

でもって、この画面をピンチインしてみると……

なんと、フォルダーやファイルの表示サイズが変えられるんだね。初期の画面ではスクロールしないとすべてのフォルダーを一覧できなかったけど、これなら一画面にすべて収まってくれる。うん、実にiPad的でナイスな配慮です。

じゃ、フォルダーを開いてみましょうか。と、タップしてもうんともすんとも言わない。実は、Berokyoの初期設定では「ダブルタップ」でフォルダーやファイルを開くようになってるんだね。もちろん、理由もちゃんとありますよ。というわけで、任意のフォルダーをダブルタップ!

はい、これでフォルダーの中味が現れました。ファイルの種類がアイコンでわかるのもいいね。でもって、ファイルを開くにはまず、軽くワンタップします。上図のように4つのアイコンが入ったポップアップが出たら、一番上の[目玉]アイコンをタップします。

プレビュー画面に切り替わり、ファイルの内容が表示されます。ビューアーとしての機能は、Dropboxと同様に本当にプレビューできるだけというシンプルなもの。やっぱり、ここから先は専用アプリの出番です。

右上の[四角+矢印]アイコンをタップして[Open In…]から使いたいをアプリを選べばOK。このあたりは本家のアプリとまったく同じだね。

じゃあ、本家にはない機能の1つ目を見てみましょうか。いま開いたものとは別のファイルをワンタップして、ポップアップから今度は一番下の[上向き矢印]アイコンをタップします。

プレビューは表示されずに、ファイルの下部にダウンロードの経過を表すメーターが出てきます。ダウンロードが完了すると……

ファイルの左下に見慣れた[緑のチェック]が現れます。これって、パソコンでDropboxを使っている際に、ローカルと同期したファイルに付くマークだよね。

ポップアップの[上向き矢印]はファイルをローカル同期するためのアイコンということ。つまり、[緑のチェック]が付いたファイルは「DropboxからiPadにダウンロード済み」を表しているんだね。

これはオレ的にはものすごくうれしい機能ですよ。ファイルマネージャーといっても、Dropboxに表示されているファイルはサーバー上に置かれているわけだからね。使おうと思ったら必ずダウンロードの待ち時間が発生する。

たとえば、だれかに文書を見せようとする際なんかに、この待ち時間がけっこうまどろっこしかったりするわけです。そんなとき、Berokyoなら使いそうなファイルをあらかじめローカル同期しておける。これなら相手を待たせずに、サクッとプレゼンできるものね。

しかも、このローカル同期、1つのダウンロードを待たずに複数のファイルをガンガン指定できるのがすごい。こういう使い勝手がそのアプリを長く使うかどうかの分かれ目になると思いますね。

同期が完了すると、[Copy File]というポップアップが出ますが、これについてはあとで解説します。通常は無視して大丈夫です。

ちなみに、先のポップアップから[i]アイコンをタップすると……

ファイルの場所(パス)、サイズ、作成日などの情報が見られます。

はい、続いてはDropboxへのアップロードをやってみましょうか。Berokyoでは、iPadに保存してある写真とiTunesでアプリに転送したファイルをDropboxに上げられます。

最初は写真から。画面左上にある[上向き矢印]ボタンをタップして、Dropboxの直下(ルート)に戻ります。今回はここにアップロード用のフォルダーを作成しておきます。

下部ツールバーから[+]アイコンをタップして……

ポップアップから[New Folder]を選びます。ファイル名を付けると新規フォルダーが作成されます。これをダブルタップしてフォルダーに入り、再び下部ツールバーから[+]アイコンをタップして今度は[Add Items]を選びます。

ポップアップから[Select Photos…]をタップすると……

iPadに保存された写真のサムネイルが一覧表示されます。ここから、DropboxにアップロードしたいものをすべてワンタップすればOK。先のローカル同期と同様に、1つの転送を待たずに、複数の写真をどんどん選んでいけますよ。これが本家にできないことの2つ目の機能だね。

指定が終わると、上図のように一斉にアップロードが始まり、転送が完了したものは次々とサムネイル表示に変わっていきます。この行程がめちゃくちゃ楽しいのはオレだけかな? ようやくこういうアプリに巡り会えたという感じ。ほんと、うれしいねぇ。

すべての写真がアップロードされると、DropboxとBerokyo内のファイルが同期された状態になります。先に登場した「緑のチェック」がその目印だね。なんとこのアプリ、ここからファイルごとに同期を解除できるんだね。

つまり、Dropboxのファイルはそのままに、iPad内のファイルだけを削除できるということ。本家の弱点を補う3つ目の機能です。

写真のアップロードが完了した状態で、下部ツールバーから[鉛筆]アイコンをタップします。

すべてのファイルの左上に[−]の印が付きます。これをタップすると、下部ツールバーに[Delete Items](赤)、[Delete Offline Content](緑)、[Done Editing](青)の3つのボタンが現れます。

このうちの[Delete Offline Content](緑)をタップすると同期解除、すなわち、iPad内のファイルだけが削除された状態になります。たとえば、当分使わないであろうファイルなんかはこの機能を使って同期を切っておけば、iPadのメモリーをムダに使わなくてすむというわけ。

もう1つのボタン、[Delete Items](赤)をタップすると、iPad内はもちろん、Dropbox上からもファイルが削除されます。

もちろん、ここでも一度に複数のファイルを選べます。また、左上に[−]印が付いた状態でファイルをドラッグすれば、並び順も変えられます。すべて指定し終わったら[Done Editing](青)をタップ。これで編集画面から抜けられます。

じゃ、今度は同期済みの画像ファイルをワンタップして、ポップアップから[上向き矢印]を選びます。先に、あとで解説すると書いた[Copy Image](書類の場合はCopy File)と[Save Image](画像のみ。書類の場合は表示されない)のボタンが現れます。

[Save Image]をタップすると、iPadのアルバムに写真が保存されます。これは、たとえば、Dropboxに保存したファイルをiPadに入れておきたい場合なんかに使える機能かな。あまりそういう機会はなさそうだけどね。

もう1つの[Copy Image]はというと……。最初はDropboxの別のフォルダーにペーストするためのボタンかと思ったのだけど、どこを探してもそういうメニューがない。オレが見つけられなかっただけなのか? たぶん、ないと思います。

そこで、Evernoteを立ち上げて新規ノートにペーストしてみたところ……

はい、バッチリ貼り付けられました。なるほど、Dropboxに保存した画像をEvernoteのノートに挿入できるってことだね。これは便利かも!

あとは、Notabilityのように画像を挿入できるノートアプリでもいけましたよ。

はい、こんな感じ。画像が縦になっちゃってますが……。そうか、他のアプリに貼り付けるための[Copy]なのか?

と思ってPDFなんかの書類をコピーしてみたのだけど、貼り付ける先が見つからないんだよね。そういうアプリってあったかなぁ? ありそうだけど、いまは思い当たりません。ちなみにEvernoteはダメでした。

やっぱり、Berokyoの中にペーストメニューがあるのだろうか。今回の最大の謎です。どなたか、解けた方はぜひ教えてください!

最後は、iTunesで転送したファイルのアップロードで締めましょうか。ただ、正直いって、これはあまりやらないだろうなと思います。パソコンからiTunesで転送せずとも、そのままDropboxに保存すればいいんだものね。もしかしたら、使う機会があるかもしれないということで、一応、押さえておきましょうか。

まず、iTunesからBerokyoに使いたいファイルを転送しておきます。

こんな感じですね。

次に、下部ツールバーから[+]→[New BookShelf]→[Documents Bookshelf]とタップします。iTunes転送専用のファイル棚が作成され、送られたファイルが表示されます。

ちなみに、オフィスとiWorkの6種類の文書を転送してみたところ、すべてプレビューできました。左から、エクセル、ワード、Numbers、Keynote、Pages、パワーポイントが並んでます。アイコンはなぜかiWorkのものになってたりするんだけどね。

この状態で、ファイル棚を右にフリックすると、最初に作成したDropboxのBookshelfが現れます。この棚をフリックで切り替えるインターフェイスも気に入ってますよ。

ファイルをアップロードしたフォルダーを開いて、下部ツールバーから[+]→[Add Items]→[Select Files]とタップします。

ポップアップにiTunesで転送したファイルの一覧が表示されます。あとは、写真のときと同様に、DropboxにアップロードしたいファイルをすべてタップしていけばOK。使う場面が思い浮かばないけれど、いちおう、本家にはない機能の4つ目ということで。

右上の歯車アイコンをタップすると設定画面が出てきます。

ここで棚の名前を変えたり、フォルダー間のスペースを調整したり、ファイルの拡張子を非表示から表示に変えたりできます。ダブルタップの操作感がイヤだという人は、iPadの作法であるワンタップに変えることもできますよ。

冒頭に書いたように、Berokyoはユニバーサルアプリ。iPhone版も……

まったく同じデザイン&操作感で使えますよ。個人的にはiPadでの活用がメインになりそうだけど、写真のアップロードに関してはむしろiPhone版のほうが大活躍しそうな予感。

年末に登場したDropCameraDropPhoxPicboxと並んで、今年持っていたいアプリの1つじゃないかと思いますね。

以上が本家の足りないところを補ってくれるうれしいアプリ、Berokyoのおもな機能です。このほかにも連絡先をBookshelfにできたりするんだけど、うーん、オレは使わないかな。iTunes転送の部分もやっぱり必要ないと思うし。

ほんと、Dropbox棚だけでいいと思います。それだけで十分に使う価値がありますね。新年早々気が早いですが、このBerokyo、2011年のベストアプリに堂々のノミネートという感じです。そのくらい気に入ってます。

そうそう、このレビューを書くために試用している間、二度ほどアプリがクラッシュしましたね。まだちょっと不安定なところもあるみたい。ま、そのあたりは例によってアップデートで解決されるでしょう。あと、要望としてはファイルやフォルダーの移動ができたらいいかなと思います。

というところで今日はおしまいです。本当に昨年はお世話になりました。今年もよりいっそう精進していきたいと思っています。どうぞ、よろしくお願いします。 では、また!

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