Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応!

 

「この機能さえよくなれば絶対に愛用するのに!」と思うアプリは多い。とくに、それが日本語対応だったりすると、もう惜しくておしくてたまらなくなる。今日紹介するのも、昨年からずーっと首を長くして待ち望んでいたものの1つだね。

昨晩、iTunesのアップデート情報を見たオレは、思わず「ウソ!」と小さく叫んでしまったほどうれしかった。なんてったって、「あとで読む」のあのアプリがEvernoteクリップに対応したんだもの。正確には、対応していたけど日本語が文字化けしてた。というわけで、今日は感動の新機能レビューです!

昨今、RSSリーダーやソーシャルで得られる情報は、数年前に比べて何倍にも増えていると思う。ブログにニュースに動画に話題のウェブ。1つひとつ立ち止まってじっくり読んでいたら、とてもじゃないけど間に合わない量だよね。

そこで最近は、「あとで読む」サービスのInstapaperなんかを多くの人が使うようになってきた。RSSリーダーアプリやツイッターのタイムラインをざっと眺めて、気になったURLはチラ見しながらバンバン「あとで読む」に入れておくわけだね。

問題はそのあとにある。Instapaperに貯めた情報をどう見極めて整理するか。もちろん、読んですぐ削除するものも少なくない。でも、「これは将来、役に立ちそうな情報だなぁ」と思ったらなんらかの形で保存しておきたいのが人情というもの。

オレは拙著『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』で、PiboardやDeliciousなんかのソーシャルブックマークとEvernoteをその保存先としておすすめした。最近ではSpringpadも使ってみたりしている。

ただね、この作業がまた一苦労なんですね。Instapaperのリストを1つずつクリックして元のページをチェック。「お、いいな」と思ったらブックマークレットやエクステンションを使って目当てのサービスにクリップ……。

10や20のサイトならどうってことないけど、1日のストックが50から100を超えるようになると、もうそれだけで数時間を要することになってしまう。

そこをなんとかしようと、『ウェブクリップ最適化計画 〜 InstapaperからPinboard、Evernoteへの登録を自動化!』なんて技も考えてみたりしたんだけどね。まぁ、まだまだストレスフリーにはほど遠いわけです。

せめて、InstapaperからEvernoteに直接送れたらなぁと、来る日もくる日も思いあぐねていたところ、去年の終わりころにようやく、もう1つの「あとで読む」サービスが対応してくれたんだね。喜び勇んでやってみたら、なんと日本語が文字化けでまったく使えない。

「あとちょっとじゃないか……」と、悔しい思いをしながら待つこと数か月。ついにやってくれましたよ! 以前、ツイッターで「もし日本語の文字化けが直ったらすぐに乗り換える」と宣言したとおり、オレは今日からコイツとともに情報収集&整理をすることにしました。

待望の“Evernoteに送る”に対応した「あとで読む」サービス
Read It Later(350円 期間限定価格:ユニバーサル)
Read It Later Pro - Idea Shower

ずっとInstapaperに続く2番手に甘んじてきたRead It Later。ウェブ版のできを比べても、フォルダーが作れない、RSSフィードを出せないなどなど、やっぱり弱点はたくさんある。でも、それを補ってあまりある今回のアップデートだと思いますね。

しかも、通常600円がホリデーセールとやらで40%オフの350円とくれば、いまこそゲットという感じですよ。さらにさらに、ひさびさに使い込んでみたら、彼らはウェブよりもアプリに勝負を賭けてるってことがよくわかった。ほんと、よくできてます。

じゃ、まずはその「Evernoteに送る」から見てみましょうか。

なかなかオシャレなデザインのホーム画面から記事をタップします。

ページを最適化してくれるモビライザーもいい感じで効いてます。右上の[四角+矢印]アイコンをタップして[Evernote]を選べばOK。

ちなみに、以前のバージョンだとEvernoteに送った日本語のページはこんな風になってしまってた。

なんとも無残な姿です。ところが、いまのRead It Laterなら……

はい、もうバッチリです。もちろん、最小限のテキストと画像だけを拾ってきてくれてますよ。いや、ほんとめでたい。どれだけ、これがやりかったことか……。

オレ的にはこれだけで十分なんだけど、いちおう、アップデートで加わった新しい機能を見ておきましょうか。

たとえば、ツイッターのタイムラインで気になるリンクを見つけたとします。

こんな感じでツイッターアプリからRead It Laterに送って「あとで読む」ことにしちゃいます。

じゃ、このリンクをRead It Laterで見るとどうなるか? わかりやすいように、旧バージョンの画面を先に見てみます。

はい、このとおりなんの変哲もない記事の中身が表示されるだけ。これが新バージョンになると……

上部の吹き出しに注目! なんと、このURLを教えてくれたご本人のアイコンとともに、元のツイートもバッチリ表示されてます。

これ、なんでもないことのように見えて、けっこう大事なことだと思うな。こんな感じで「あとで読む」に入れていくと、そもそもだれのおかげでこの情報に出会えたかなんてすっかり忘れてしまうよね。

でも、こうやって元ツイートが見えれば、「ああ、これは○○さんだ。ありがとう!」とあらためて感謝の気持ちを持ちながら情報を見られるものね。

ちなみに、この表示はツイッターアプリが対応していないとダメらしい。Read It Laterのブログによると、現時点ではEchofonSimplyTweet 3が対応ずみで、作業中のものもいくつかあるとのこと。うん、これはいい機能だから、ぜひ、多くのアプリで実現してほしいね。

新機能の3つ目は、ログインが必要なページのクリップ。New York TimesESPNなど、海外の大手メディアでは主流になりつつある有料コンテンツを購読する人への配慮だね。

オレもこの機能を試すために、前から気になっていた『Ars Technica』というサイトを購読することにした。月額5ドルだからそれほど高くはない。

ここには、有料会員のみがアクセスできる「プレミアムコンテンツ」というコーナーがある。つまり、そういうページを「あとで読む」サービスにクリップしようとしても、ログインできないからエラーになってしまう。当然といえばとうぜんのことだよね。

じゃあ試しに、なんの設定もせずにこの月額5ドルのページをクリップしてからRead It Laterを起動してみます。

おお、いきなり「購読者だけが見られるコンテンツが含まれている」とアラートが出ましたね。とりあえず、[Close]を押して無理矢理そのページを開いてみると……

わざわざやってみるまでもなかったですね。見られるわけがありません。でも、これまでの「あとで読む」サービスでは、この手の有料コンテンツがクリップできなかったわけだから、たしかに問題だよね。

この対策として、新しいRead It Laterには「Subscriptions」という設定画面が設けられました。

はい、オレが購読した『Ars Technica』やNew York Timesなんかがずらりと並んでます。この下には[Other Sites]というリストにないサイトのための設定もありますよ。

今度はIDとパスワードを入れて、しっかりログインしておきます。もう一度、先ほどのページをタップしてみると……

はい、バッチリ表示されました。うん、これもいわれてみれば必須の機能だよね。

でもって、最後の新機能がおもしろい。オレはけっこう気に入りました。いま、米国では「#longreads」というハッシュタグが人気らしい。

1,500ワードから30,000ワード未満の長文記事をツイートする際に付けるんだね。マイクロブログと呼ばれるツイッターの登場以来、リンクに数行のコメントを書いた記事よりも、長文を好む人が増えているのだそうだ。

ハッシュタグ以外にも、「@longreads」というアカウントや「longform.org」なんてサイトでも長文記事を発信していたりする。詳しくはTechCrunchのこの記事が参考になります。

そんな流れに乗ってか、Read It Laterも「#longreads」に対応したというわけです。

まず、長文の記事を見つけてクリップします。『WIRED』なんかがいいかな。Read It Laterで記事を表示させて……

右上の[四角+矢印]アイコンから[Twitter]をタップします。すると……

勝手に「#longreads」のハッシュタグが付けられます……。って、これだけ? はい、これだけです。まぁ、機能はともかくとして、なんかよくないですか。アプリが勝手に長文かどうかを判断するってのが。

というのも、このブログもけっこう長文だから、親近感が持てるというかなんというか。試しに、自分の記事でやってみたところ……

残念ながら、「#longreads」の称号はいただけませんでした。というか、英語のワードと日本語の文字数は違うからね。スペースがゼロだから、下手するとこのブログなんて数十ワードくらいにしかカウントされてないかも。

やや期待が外れましたが、この機会にオレも「#longreads」を追っかけてみたいと思います。

あと、新機能ではないのだけど、あらためてRead It Laterを使ってみてすごく気に入った機能を最後に紹介します。

まず、Read It Laterの右下にある[+]アイコンをタップして、「Ways to Add」の画面から[MOBILE SAFARI]を選びます。

ここに、iPadのSafariに入れるブックマークレット2つ用意されているんだけど、このうちの「Tap to Save」というやつがすごい。

たとえばこの記事。

今年の初めにWIRED VISIONに掲載された『2010年最高のガジェット10選』というもの。1位のiPadから10位まで、おもしろそうなガジェットずらりと並ぶんだけど、「1ページに1品」というレイアウトになっている。

下の方に並んでいる写真をクリックすると、順位をたどっていけるんだね。ウェブで読むとしたら、「次はなにかな?」とクリックするワクワク感を楽しめる。でも、「あとで読む」にクリップしたら10位のKindleしか読めないわけです。

こんなときこそ、Read It Laterの「Tap to Save」の出番です。ブックマークレットをタップすると……

下部にツールバーが現れ、リンクの写真をタップするたびに、その先がクリップされるんですねぇ。しかも、[Cancel]を押すまで取り放題。結果はこんな感じです。

これも、クリップするときにほしかった機能じゃないですか? いやぁ、ほんとよくできてるわ。

はい、ほかにもオフラインリーディングに対応していたり、「ダイジェスト」なる新聞のようなレイアウトで記事を見せてくれたりと、お見せしたい機能は山ほどあります。あたりまえのようにInstapaperを使っているうちに、ここまで進化していたのかと驚くばかり。

ツイッターの宣言どおり、今日から「あとで読む」のメインはこのRead It Laterで決まり! InstapaperはPinboardとの連携がいいから、そちら専用にしようと思います。

うん、このところ情報整理に疲れ気味だったけど、コイツのおかげでまた持ち直せそう。今日からまたバリバリやりたいと思います。では、また!

関連記事:

4 Responses to “Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応!”

  1. Baruo 2011年2月6日 at 8:10 PM #

    evernoteにRead it Later からクリップするとき、予想はしていたのですが、ハイパーリンクにならなかったのだけ残念でした

    • zonostyle 2011年2月6日 at 10:22 PM #

      Baruoさん
      コメントありがとうございます。
      Evernoteにクリップされたノートの最後部に、Original Page:に続けて元ページのリンクがあると思うのですが、それではだめでしょうか。ページの中のリンクは、私の環境では再現されているのですが……。

Trackbacks/Pingbacks

  1. Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応! – ZONOSTYLE | iphonista.info - 2011年2月2日

    [...] iPhoneに関する、はてなブックマーク新着情報です。 Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応! – ZONOSTYLE [...]

  2. Tweets that mention Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応! - ZONOSTYLE -- Topsy.com - 2011年2月2日

    [...] This post was mentioned on Twitter by スピリチュアルダンス(藤原正雄), CosmicDanceDance. CosmicDanceDance said: 待ってましたが、よかった。Read It LaterのEvernoteクリップがついに日本語に対応! – ZONOSTYLE h [...]

Leave a Reply