Dropboxの新機能と非対応アプリをつなぐアドオンサービス

 

iPhoneやiPadを有効に活用するために、クラウドサービスとの連携は欠かせません。なかでも、とくに重要な役割を果たしてくれるのがDrobpoxじゃないでしょうか。パソコンなどの他の機器だけじゃなく、他のユーザーとの橋渡しもしてくれるとても優れたサービスです。

今日のテーマはこのDropbox。先日のアップデートで追加された新機能に加え、iWorkなどのDropboxに対応していないアプリで使いこなすためのアドオンサービスを紹介したいと思います。

 

複数ファイルと他のアプリからのアップロードに対応!

いいアプリやサービスの条件は、ズバリ「進化し続けてくれる」こと。現状に少々の不満があっても、着実に改良されていくなら信頼できます。でもってそういうサービスは、ときに「あっと驚く新機能」を追加してくれたりするものです。

今回のDropboxがやってくれたアップデートもまさにその類じゃないかと思いますね。注目すべきは2点。どちらも画像やビデオのアップロードに関するものですが、まさにオレも含めて多くの人が待ち望んでいた機能だと思います。

じゃあ、実際にどんな風に使うかを見ていきましょうか。

まずは、ちょっとした準備をしておきます。Dropboxアプリを起動したら、右下にある[歯車]アイコンをタップして[設定]画面から[アップロード品質]を選びます。

そうそう、今回のアップデートでメニューが日本化されています。はい、ここで写真やビデオをアップロードする際の品質を選びます。なんと、初期設定では上から3番目の[中品質]になっているんですね。

転送速度を考慮してのことだと思いますが、品質にこだわりたいなら、ここはやっぱり元のままの[オリジナル]に変えておくのがおすすめです。

これで準備は完了。下のツールバーから[アップロード]をタップします。

左ペインに「写真とビデオをアップロード」と表示されたら、右上の[+]をタップします。

初回のみ、「Dropboxで位置情報が必要です」と出ます。[承認]をタップします。

ポップアップの中味がカメラロールのサムネイルに変わったら、アップロードしたい写真やビデオを選択します。この状態で右上の[アップロード]をタップすると、Dropboxの直下に転送されます。

保存先のフォルダーを指定したい場合は、最下部にある[Dropbox]ボタンをタップします。

フォルダーの一覧から保存先を選んだら、右下の[選択]をタップします。

これで選んだ写真やビデオが一気にアップロードされます。アップロードを中止したい場合は、一覧からファイル名を左にフリックします。右側に現れる[キャンセル]ボタンを押せばOKです。

一度に1つのファイルしかアップロードできなかった前のバージョンと比べるとものすごい進化ですよね。オレもこれまでは複数ファイルのアップロードに対応しているBerokyoなどのアプリを使っていましたが、これからは本家のアプリを活用する機会が増えそうです。

さて、2番目の新機能もすごいですよ。正直いって、これは期待していたというよりも、「おお、この手があったか!」と目からうろこの機能でしたね。素晴らしいプロダクトアウト(提案型)だと思います。

まず、他のアプリで画像を表示させます。今回はMobileMeのストレージサービス、iDiskのアプリを使ってみました。

右上にある[四角+矢印]アイコンをタップすると、[次の方法で開く…]の一覧になんと[Dropbox]が表示されます。どうなるんだろうと期待を胸にタップしてみると……

おお、「ファイルのアップロード先を選択してください」と聞かれますね。つまり、これ、他のアプリからダイレクトにDropboxに保存ができるということなんです。いや、ほんとうにすごい! 間違いなく、iPhoneやiPadの使い勝手が大幅に向上すると思います。

この例でいえば、iDiskという別のストレージサービスからDropboxにファイルを転送しているわけですからね。しかも、iPadの中だけで!

現時点では写真とビデオのみに対応しているようですが、これでPDFやテキスト、他のドキュメント形式に対応してくれたらすごいことになると思います。

iWorkなどの非対応アプリでDropboxが使えるようになる!

というわけで、ますます便利になるDropboxですが、そもそもこれに対応していないアプリでは使いようがありません。ふだんあまり使わないようなものならまだしも、Apple純正のiWorkまでもがまだDropboxに非対応なんですね。

そこで活用したいのが、WebDAVという方法で非対応アプリでもDropboxが使えるようにしてくれるこのサービスです。

DropbDav(無料のDropboxアカウントなら0円、有料なら3ドル/月)

料金体系がちょっと変わっていて、Dropboxで無料アカウントを使っている場合は、DropDavもタダで使えます。ただし、すでにDropboxを有料アカウントにアップグレードしている場合は、月額3ドルが課金されるというわけです。

でも、3ドルといえば250円程度ですからね。オレの場合、iWorkアプリとクラウドを連携させるためにMobileMeのiDiskを使っていたことを考えると、この程度の出費は全然痛くないぜという感じです。

サービスの申し込みから設定まではいたってシンプル。まず、DropDavのウェブサイトにアクセスします。

[SIGN UP NOW]のリンクをクリックしてアカウントを作成します。すべて完了すると、「ACCONUNT INFORMATION」のページが表示されます。

左側に「https://dav.dropdav.com」というURLが見えてますね。これが、iWorkなんかで設定をする際のURLになります。「http://」じゃなく「https://」という点に注意ですね。

やることはたったこれだけ。めちゃくちゃ簡単です。

じゃあ、さっそくKeynoteで試してみましょうか。あらかじめ、DropboxにKeynoteファイルを保存しておきます。アプリを立ち上げて……

プレゼンテーションを選んだら、下にある[受け皿+下向き矢印]をタップします。ここに[WebDAVからコピー]というメニューがあります。

DropDAVは、この「WebDAV」というメニューがあるアプリすべてで使えてしまいます。オレの経験では、iDiskのみに対応しているアプリのほとんどが、同時にWebDAVに対応していたように思います。

というわけで、[WebDAVからコピー]をタップします。

[サーバーアドレス]に、先に確認した「https://dav.dropdav.com」を入れます。この手のURLはEvernoteに書いておいて、コピー&ペーストするのがおすすめですね。

[ユーザー名]と[パスワード]はDropboxで使っているものをそのまま入れればOKです。

はい、これでDropboxとつながりました。あとは、保存したフォルダーからKeynoteファイルを選ぶだけ。ほんと便利ですねぇ。

せっかくなので、さらにいろいろ連携させてみましょうか。[マイプレゼンテーション]でDropboxからダウンロードしたKeynoteファイルを選びます。

今度は左端の[四角+矢印]アイコンをタップして[WebDAVにコピー]を選びます。

今回は[フォーマットを選択]で[PDF]書き出しを選んでおきましょうか。

先のWebDAV設定がそのまま反映されて、今度はいきなりDropboxのフォルダーが表示されます。任意のフォルダーを選んでPDFを保存します。

続いて、オレがプレゼンで愛用しているeProjectorというアプリに移動します。このアプリはiPhoneをリモコンとして使えるのが最大のウリですね。機能は申し分ないのですが、iWorkアプリと同様にDropbox非対応なのが残念な点でした。

アプリを起動すると……

左上に例の[WebDAV]というボタンがあります。これをタップして、[Server]ポップアップの右上にある[+]ボタンをタップすると、上図の設定画面が出てきます。

やっぱりiDiskのみ&WebDAV対応になってますね。ほんと、この組み合わせが多いんです。[WebDAV]をタップして……

[タイトル]は適当に。[URL]に「https://dav.dropdav.com」、[ユーザー][パスワード]にDropboxのものをそれぞれ入れて[保存]をタップします。

最初の画面に戻ったらもう一度、左上の[WebDAV]をタップ!

はい、これでバッチリDropboxの中味が表示されます。先にKeynoteから書き出したPDFファイルを選んで……

じゃーん、めでたくプレゼンテーションが開始するというわけです。

最初のKeynoteファイルをMacで作成していたとすると、Mac→iPadのKeynoteアプリ→eProjectorという流れを、Dropboxが橋渡ししてくれたことになります。これこそが、クラウド+iPadの醍醐味であり、Dropboxのすごさということですね。

そして、それを実現してくれるDropDavはほんとうにありがたいサービというわけです。

DropDav以外にも、Dropboxの使い勝手を上げてくれるアドオンサービスがたくさんあります。別の機会にこのあたりもまとめて紹介したいと思います。

iPad 2ではじめてiPadユーザーになった方も、とにかくDropboxを活用してみてください。想像以上にできることが増えていくと思います。では、また!

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