気になるビデオを「あとで観る」サービス&アプリ、Squrlが便利で楽しい!

 

Instapaperなどの「あとで読む」は、iPhoneやiPadの活用には欠かせないサービスになっています。オレもRead It Laterを愛用して日々、情報収集に励んでいますが、最近、新しい「あとで系」が定番に加わりました。

それが今日紹介する「Squrl」。記事ではなく気になる動画をためておく「あとで観る」サービス&アプリです。クリップはもちろん、ソーシャル機能がまた楽しいんですね。コイツに出会ってから、動画入りの記事に出会うのがめちゃくちゃ楽しみになりましたよ!

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オレの情報収集には、RSSリーダーからRead It Laterなどの[あとで読む」に送り、最終的にEvernoteにクリップというプロセスが欠かせません。

こうしてできあがったEvernoteのデータベースは、このZONOSTYLEを書くためにも、書籍を執筆するのにも、セミナーのスライドを作成するのにも、なくてはならない宝物になっています。

ただ、以前から扱いに困っていたものがあるんですね。それが「動画」です。たとえば、オレの大好きな『ギズモード』。文章もさることながら、興味深い動画が1つのウリになっています。

また、同じく大ファンである『AppAdvice』というアプリレビューサイトでは、『AppAdvice Daily』というテレビ番組のような動画を定期的に配信しています。

できればすべてを観ておきたいのですが、どうしても、700本ほどの記事をざっとチェックしている最中に立ち止まって動画をチェックする気になれないんですね。

Read It Laterで内容を吟味しているときも1つのチャンスなんですが、今度はタグ付けしてEvernoteに送るだけで精一杯。あとで観ようと思っていても、ついつい流してしまいます。

うーん、どこかに動画だけをクリップしておけるいいサービスはないものか……。と思い続けて数か月、ようやく使いたくなるものに出会えました。それがコレです!

複数のビデオを管理する「ギャラリー」とソーシャル機能がすごい!
Squrl(ウェブ版:無料)
Squrl(iPad版:無料)

Squrl for iOS - Squrl LLC

Squrlは動画専門の「あとで観る」サービス。InstapaperやRead It Laterと同様に、ウェブ版とアプリ版が用意されています。利用料、アプリともに無料というのがうれしいですね。

このサービスとアプリを使ってどんなことができるのか? 最初は単なる動画のクリップサービスと思っていましたが、けっこういろんなことができてしまうんですね。それがまた楽しいこと、たのしいこと。

じゃあ、ここ数日のマイトレンドになってしまったSqurlの実力を見ていきましょうか。

RSSリーダーで見つけた記事内ビデオをクリップ!

まずはもっともオーソドックスな使い方から。RSSリーダーで記事をチェックしている最中に、気になる動画を見つけた場合の活用法です。

と、その前にアカウント作成をしておきましょうか。アプリを起動すると、サインインの画面が現れます。

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ウェブサイトでもアカウントを作れますが、このアプリの最初の画面からFacebookでサインインするが手っ取り早いですね。

アカウントの作成が完了すると……

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「あなたのQueueは空です」というメッセージと、このサービスのトレードマークのリスが表示されます。「Squrl」というサービス名は「Squirrel」(リス)からきているようです。

次に、パソコンに移動して動画をクリップするためのブックマークレットを準備します。

InstapaperやRead It Laterといったメジャーなサービスなら、RSSリーダーアプリに連携機能がありますが、さすがにSqurlなんてボタンは見たことがありませんからね。

iPadのSafariを使ってクリップができるようにブックマークレットを入れておくわけです。iPadではこのブックマークレットの登録がうまくできませんでした。というわけで、パソコンでやります。

パソコンのブラウザーでSqurlのウェブサイトにログインします。

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左上の[Squrl]と書かれた大きなボタンから[Get Squrl It Button]をクリックします。

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ポップアップにある[Squrl It]というボタンをブックマークバーにドラッグすれば完了です。

iPadのSafariにも反映されるように、MobileMeかiTunesでブックマークを同期しておきます。

じゃ、さっそくRSSリーダーでブログやニュースサイトをチェックしてみましょうか。

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これが、先に紹介した『AppAdvice Daily』ですね。こういう動画入りの記事が出てきたら、すかさず[Safariで開く]をタップします。

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Safariにページが表示されたら、先に登録した[Squrl It]ブックマークレットをタップ!

クリップ中はトレードマークのリスが走ります。ネットワークの状況にもよりますが、オレのWiMaxルーターで約2秒から3秒くらいの待ち時間といったところです。

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リスの画面が「Video added to Queue」に変わればクリップ完了です。

この動画がどうなったか、Squrlアプリを立ち上げて確認してみます。

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はい、見事にクリップされていますね。動画が表示されない場合は、上部ツールバーの[Queue]をタップしてみてください。

クリップ時になにも指定しない場合、すべての動画はこの[Queue]に送られます。いわゆる「Inbox」のような役割をはたしているわけですね。

ビデオをタップすると再生が始まります。

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もちろん、Squrlアプリの中で観られますよ。フルスクリーン再生もいけますね。おお、この日はあの「ZAGG Mate」が登場していますね。ほんと、マニアックな番組です。

しかもこのアプリ、しっかりAirPlayに対応してくれています。つまり……

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クリップしておいた動画を「あとでテレビで観る」ができるんですね。いやー、なんか楽しくなってきましたねぇ。

さて、オレはすでに3本の『AppAdvice Daily』をクリップしています。これを[Queue]にバラバラにしておくのではなく、キレイに整理したおきたいところです。

そこで[Queue]に戻って、それぞれのビデオの右下にある[下向き三角]をタップします。

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5つのメニューから[Move]を選びます。

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[Select a Gallery]画面が出たら[Create New Category +]をタップします。

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ここで、ビデオを入れておきたいギャラリー(カテゴリー)を作成できます。

好きな名前をつけるもよし、[Suggestion Words]に表示されたおすすめのキーワードを使うのもありです。ちなみにこのおすすめワードのリスト、なかなか賢くて的確なのを出してくれますね。

名前を付けたら[Continue]をタップします。

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次は、ギャラリー(カテゴリー)の中にさらに「コレクション」を作ります。基本的に階層構造があまり好きではないオレとしては、「なんで2階層も作るわけ?」とやや不満でした。

でも、このギャラリーとコレクションが、後述する「Discover」や「Community」機能で大活躍してくれるんですね。そちらはこのあとのお楽しみということで。

はい、コレクション名を付けたら[Done]をタップ。これでギャラリーとコレクションにビデオが振り分けられます。残りの2つのビデオも同じ場所に入れておきます。

右上の[Gallaries]をタップすると……

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はい、以上で『AppAdvice Daily』をクリップしたビデオギャラリーの完成です。ギャラリー名の下に、含まれているコレクションとビデオの数が表示されています。

サムネイルをタップすれば、コレクションやビデオが展開されます。なるほど、こうやって[Queue]にクリップしたビデオを整理していくわけですね。

第2の活用法は「Discover」 〜 発見!

使い込むうちにわかったのですが、RSSリーダーで見つけた動画のクリップは、Squrlでできることのほんの一部にすぎませんでした。ここからは、さらに便利で楽しい使い方を見ていきます。

まず、下部のツールバーから[Discover]をタップします。

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YouTubeやVimeoなどの有名動画サイトがずらりと並んでいますね。ここはお気に入りの動画を見つけるコーナー。「発見」のための場所ということですね。

じゃ、『TED』をタップしてみましょうか。

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おなじみのトップページが出てきます。相変わらず、よさげな基調講演が盛りだくさんですね。

観たいビデオを表示させて1つずつクリップしてもいいのですが、ここではちょっと違うやり方を試してみましょう。

トップページを表示させたまま、右上の[squrt it]ボタンをタップします。例によってリスが走り始めます。

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先ほどと同様に「Video added to Queue」が出ればクリップ完了。今回はポップアップの中にある緑色の[Organize]ボタンを押してみます。

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このボタンから新しいギャラリーを作成できるんですね。[Suggested Words]にある[TED]を選んで[Continue]をタップすれば完了です。

下部ツールバーの[My Video]から[Gallaries]に戻ってみます。

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おっと、なぜか「Default」というギャラリーが勝手に作成されて、先に作成した「TED」ギャラリーと同じものがクリップされていますね。

こいつは不要なので、[下向き三角]から[Delete]を選んで削除しておきましょう。クリップ時に[Organize]ボタンでギャラリーを作成すると、ときたまこのダブり現象が起こるようです。

さて、「TED」ギャラリーをタップしての中味を見てみると……

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[TEDTalks]というコレクションが自動的に作成されています。でもって、なんと! この中に含まれる111個のビデオを一発保存してくれていますよ。

これはすごいですねぇ。しかも、一度ギャラリーやコレクションをクリップすると、新たに動画が追加された際にはクリップの中味も自動的に更新されます。

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こんな風に、サムネイルに新規に追加されたビデオの数がバッジとして表示されるんですね。これはわかりやすい。

サイトの作りにもよりますが、Vimeoでもこの「コレクション一発保存」ができました。YouTubeのチャンネルはうまくいくものもあれば、ダメなものもあるという感じ。

なるほど、ギャラリーとコレクションは単にクリップしたビデオの整理用にあるのではなく、こんな風に「まとめて保存」に使えるわけですね。うん、楽しさはどんどん増していきますねぇ。

実はこの「複数ビデオの保存」はSqurlの1つのウリになっているみたいです。たとえば、このブログに前回投稿したスタイラスの記事。スタイラスごとに添付した動画が全部で6作入っています。

記事を表示させて[Squrl It]ブックマークレットをクリックすると……

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「複数のビデオが見つかりました。ドングリをクリックしてね」というメッセージが出ます。なるほど、リスだからドングリなわけねとか思いながらページ内の動画を見てみると……

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はい、左上に「ドングリ」アイコンが見つかりました。これをクリックするとビデオがクリップされます。

そういえば、先のTEDでもドングリマークが見えていましたね。1つずつクリップしたいときはビデオに付いた「ドングリ」をタップすればいいわけです。

第3の活用法は「Community」 〜 シェアする!

続いては、このサービスの本質ともいえる活用法に迫ります。

SqurlにはInstapaperやRead It Laterと同様に、ソーシャル的な側面があります。メンバーが作成したギャラリーやコレクションはすべて検索で見つけられ、登録されたビデオも閲覧できるんですね。

「え? 公開しないというオプションはないの?」と思って調べてみましたが、アプリにもウェブにも見あたらないようです。非公開にする設定を見つけた方はぜひ、教えてください。

プライバシー設定ができないのはどうかと思いますが、このソーシャル機能がまたまた楽しめますよ。

今度は下部ツールバーから[Community]をタップします。

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はい、すごい数の「ギャラリー」が公開されていますね。

左上がユーザー名。YouTubeやVimeoといった動画サイトのものが多いですが、なかには個人らしきユーザーが作成したものもあります。

なかでも、オレの目を惹いたのは『The 70′s』という70年代の動画を集めたギャラリーを作ったユーザーでした。

さっそく右上の[squrt it]ボタンをタップして……

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サムネイルの左下に現れる丸に緑にチェックを入れて[Done]をタップします。

もしくは……

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ビデオの右下にある[下向き三角]から[Squrt it]をタップでもOKですね。

[Community]に表示されるのはすでに作成ずみのギャラリーです。つまり、クリップする際にギャラリーの新規作成は不要ということ。

下部ツールバーから[My Video]を選び、[Gallaries]を見てみると……

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例によって複数のビデオが一発登録されていました。『The 70′s』というギャラリーには、『Movies 1970′s』『Music 1970′s』など8つのコレクションが含まれていますね。

これはかなり楽しめそう。さっそく、『Commercial 1970′s』コレクションからマクドナルドのCMを見てみましょうか。

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これがもうベタベタのミュージカル仕立て。「マクドナルドの床はピカピカ」とか、やたらキレイさをアピールする変なCMです。うーん、当時のファーストフードってそういうイメージだったんですかね?

このギャラリーの作成者、かなりおもしろそうです。名前をタップして[Recent Activity]をタップしてみると……

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最近、どんなビデオをクリップしているかなど、活動履歴が全部わかってしまいます。ほんと、プライバシーの一切ないソーシャルメディアですねぇ。

彼の趣味がかなり気に入ったので、名前の左にある下向き矢印をタップして……

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フォローしちゃいました。この人が新しい動画をアップした際には、メールかなにかで知らせてくれるんでしょうかね。そのあたりのソーシャル機能に関しては、サイトにも情報がないのでまだわかりません。

もしかしたら、上部ツールバーにある[Messages]に届くかもしれませんね。楽しみに待つことにします。

さて、こんな風に[Discover]や[Community]機能を使っていてあることに気付きました。

これって、YouTubeなんかに決まったテーマで動画を上げ続けている人にとっては、かなりうれしいソーシャルなんじゃないでしょうか。いわゆるDVDボックスを作るような感覚で「おれギャラリー」を公開できるわけですからね。

なんかSqurlの正体というか活用法が見えてきましたね。オレもさっそく『ZONOSTYLE』というギャラリーをこしらえて、過去にアップしてきたスタイラスの使用感ビデオを全部まとめてみました。

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その数22本! ウェブ版は上のリンクからアクセスできると思います。

アプリからは[Community]をタップして右上の検索窓に「ZONOSTYLE」と入れ、下に表示されるドラムを[Galleries]にして検索すれば見つかると思います。「AppAdvice」ギャラリーも同様の方法で出てくるはずです。

でもって、よかったらフォローもお願いします。なにせ、知り合いのまったくいなそうなソーシャルなものですから。

ちなみに、Squrlは動画をローカルに保存してくれるわけではありません。YouTubeやVimeoなどのアップ先から削除されたら、クリップしたものでも観られなくなってしまいます。

試しに自分で上げた動画をクリップしたのちに削除してSqurlからアクセスしてみると……

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こんな風にエラーになります。ビデオを永久保存したいならば、やっぱり元ファイルをダウンロードしておくしかありませんね。

そうそう、Squrlに似たサービスに「watchlater」というのがあります。名前からしてそれっぽいですね。どうやら、こちらは「キャッシュサービス」という録画機能があようです。

サービスの登録料はゼロ。最初に5時間分の録画時間が無料でついてきて、これを超過すると300分を350円で購入するシステムになっています。

ちょっと使ってみたのですが、どうやってキャッシュするのか不明なうえにイマイチ地味で、Squrlほどは楽しめませんでした。

こちらもiPad版のアプリ「Watchlaterapp」(350円)がリリースされています。

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録画機能が魅力的! という方は試してみてください。キャッシュの方法がわかったら教えてくださいね。

そうそう、SqurlにはiPhone版のアプリもあります。

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機能やインターフェイスはiPad版とほとんど同じですね。ただし、iPhone版のSafariでは[Squrl It]ブックマークレットがうまく動いてくれないようです。クリップはもっぱらiPadでやる感じですね。ちょっと残念!

先に、AirPlayを使って大画面のテレビで観るなんてことを書きましたが、移動中にiPhoneで「あとで観る」ってのもわるくなさそうです。

やはり、メディアとデバイス(機器)とアプリというのはすごく密接に関わっていますね。どんなにいい内容であっても、この三拍子がそろわないと観たり聴いたりする気になれない。

iPadとSqurlのおかげで、ずっと見逃していたブログやニュースサイトの動画がものすごく身近になったような気がします。これからしばらくは観まくってしまうんでしょうね。

さらに、「新しい動画の見せ方」という可能性もSqurlから発見できたような気がします。ギャラリーというかパッケージですね。1つ1つの作品は平凡でも、束になるとすごくなるという可能性。

ポッドキャストやYouTubeのチャンネルにも似ていますが、Squrlは公開とクリップ(購読)の感覚がもっと気軽になった感じがします。

これまで、あまり積極的に動画に手を出していませんでしたが、これを機会にもっといろんなものを録って公開したくなりました。いっそのこと『ZONOSTYLE TV』なんかやってみようかなと思ってみたりして。

まだまだ日本ではマイナーなサービス&ソーシャルですが、この記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひお試しを。では、また!

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