心底惚れこんだ「アナログ to デジタル」の決定版! LiveScribe echo smartpen(後編)

 

前回に引き続き、LiveScribe echo smartpenレビューの後編です。こいつが家に届いてから約2週間がたちましたが、使い込むほどにそのよさを実感しています。iPadの手書きアプリ派だったオレが、このところ紙のメモ帳を使う機会がグンと増えてきています。

前編では文字だけの活用と手書きによるコマンドに関してお伝えしました。後編はさらに驚きの「Paper Replay」という機能や、日本語の文字認識によるテキスト化に加え、iPhoneやiPadアプリ、各種アクセサリーなどを一挙に紹介したいと思います!

Echo10

まずはecho smartpenに関する残念なお知らせから。冒頭から残念というのもなんですが、重要な部分なので先にお伝えしておきます。

実は、前編で紹介したecho smartpen専用のデスクトップアプリ「Livescribe Desktop」と「Livescribe Connect」が、先日発売されたばかりのOS X Lionに未対応なんです。

それも、Lionでは一部の機能が使えないという程度ではなく、ペンをUSBでMacに接続してもデータが転送されないという致命的な問題があります。

7月14日にLiveScribe社から届いたこの件についてのメールがこちら。

The current version of Livescribe Desktop 2.7.2 is not completely compatible with Apple’s new Mac OS upgrade (Lion) that will be available to the public this month.

We are working hard to complete an update to the Livescribe Desktop that will address this issue and plan to have it available for customers within the next few weeks.

「数週間以内に対応する」といってくれているのが救いでしょうか。メールが届いてからすでに10日が経過しているので、おそらく今週か来週にはアップデートがかかるんじゃないかと思います。

おかげで、オレのメインマシンであるiMacはまだLionにアップデートできないままになってます。まぁ、もう1台のMac Book AirがLionなので「早くLionに触りたい!」というほどではないのですが。

前編やこの後編を読まれてecho smartpenの購入を検討されている方は、Lion対応のアップデートを待ってからアマゾンでポチるのがおすすめです。ほんと、1日も早くお願いしたいですね。

というわけで、初っぱなから渋い話になっちゃいましたが、気を取り直していってみましょうか。

音声とリンクする驚きのPaper Replay!

さて、最初の機能はなんと音声とテキストのリンク! その名も「Paper Replay」というのを見てみたいと思います。

というか、実はこのecho smartpen、もともとは音声とともに活用するように設計されているんですね。ペン自体に音声録音機能があり、録音データのタイムラインにリンクしてメモデータが記録されるというめちゃくちゃ便利なことをやってのけてくれます。

拙著、『iPhone×iPad クリエイティブ仕事術』で同じようなことができる「AudioNote」(無料版はこちら)というアプリを紹介しました。Paper Replayはこれをさらに進化させたといった感じでしょうか。

まずは操作方法から。前編でも書きましたが、echo smartpenの操作はすべてノート上に印刷されたコントローラーで行います。

Echo18

左ページのボタンが、左から「録音」「一時停止」「停止」「飛ばし聞き」「しおりの追加」「しおりにジャンプ」と並んでます。

同様に、右ページには「録音データのタイムライン」「再生スピード調整」「音量調整」があります。

これらをペン先でタップしながら音声の録音や再生を行っていきます。つまり、最初にやることは左ページの「録音」ボタンをタップです。

あとは、講演や会議での会話などを聞きながら、ノートにメモを採っていくだけ。録音を止めたい場合は「一時停止」か「停止」をタップします。

さて、では録った音声の再生はどうするか? なんと、聞きたい部分でメモした文字をタップするんですね。

一連の流れをビデオに録ってみました。驚きのPaper Replayデモはこちら!

いかがでしょう? これこそが、まさにecho smartpenの真骨頂。いったい、この機能がどれほどの場面で活躍してくれるか簡単に想像できると思います。

たとえば、セミナーや講習会など。講演者の話を録音しながらメモを採っておく。家に帰ったらメモを見ながら、重要と思える部分だけをプレイバック。うーん、これは重宝しそうですよね。

長時間の会議なんかでもいけますよね。議事録に発言者の名前を入れておけば、会議の流れに沿って聞きたい部分だけを再生できます。

でもって、個人的に最大の活躍の場は「取材」だと思いますね。膨大な時間がかかるテープ起こしも、echo smartpenがあればどれだけサクサクといくことか。ああ、現役の編集者だったころにこいつがいてくれたらどれだけ楽だったことか。

ポイントは「音声にアンカーを打つつもりでメモを採る」ってことでしょうね。講演のテーマの変わり目、会議なら発言のポイントごと、取材だったら「これはいただき!」と思った話題なんかにわかりやすくメモを記しておく。

いやー、道具が変わるとメモの採り方も変わっていくようで、ほんとおもしろいですね。最近は取材をする機会もほとんどなくなってしまいましたが、ぜひともecho smartpenを使ってやってみたい!

さて、先のビデオで録音ずみの音をよく聞くと「ササッ、ササッ」という音が入っているのがわかるはずです。実はこれ、文字を書く際のペンと紙がこすれる音なんですね。

ペン自体にマイクが内蔵されているため、どうしてもこの手のノイズが入ってしまいます。そこで、持っていたいのが前編でもチラッと紹介したマイク内蔵の専用ヘッドフォンです。実際のモノはこちら。

Echo50

LiveScribeのウェブサイトに掲載されている使い方によれば、録音時はヘッドフォン部分を耳に挿さずに、肩にぶら下げて使うのがおすすめらしいです。

首の後ろから耳に挿したヘッドフォンを、そのままはずしてぶらりと肩にかける。音楽を聴いている最中に声をかけられたときなんかにやるあの状態です。

ヘッドフォンに埋め込まれたマイクはもちろんL+Rのステレオで360度の無指向性。本体の内蔵マイクに比べると段違いに音質がいいだけでなく、メモを採る際の「ササッ」音がなくなるとくれば、Paper Replay機能をメインに使う人には必須のアイテムといえるでしょう。

製品名は「Livescribe AAA-00014 Echo 3D Recording Earbuds」。いちおう、米国アマゾンで販売されていますが、残念ながら日本には発送してくれないようです。

うーん、やっぱり前編で紹介した「Pro Pack」を購入するしかないんでしょうか……。お願いだから国内で入手しやすくしてください! と、心の叫びを書いてみました。

音声+メモ、同時に動くと「ペンキャスト」

さて、録音した音声データとメモは例によってLivescribe Desktopに転送します。ここで気になるのが音声ファイルのサイズですね。

echo smartpenの設定で音質を「中」(高・中・低の3つが選べます)にして、2時間20分の会議を実際に録音してみたところ、音声ファイルのサイズは約53MBになりました。

まぁ、おおよそ1時間で25MB程度という感じでしょうか。オレが購入した8GBモデルなら300時間以上の録音ができる計算になります。これならもう十分すぎる容量じゃないでしょうか。

前編で解説したメモのみの場合と違って、同時に音声を記録したPaper Replayの場合、ペンで書いた部分はLivescribe Desktopで緑色に表示されます。

先のビデオと同様に、メモの任意の部分をマウスでクリックすると音声が再生されます。その際の画面はこんな感じになります。

Echo38

文字の表示が濃い緑と黄緑の2色になっています。実はこれ、実際に書いた筆跡をそのまま再現しているんですね。黄緑の上を濃い緑の線がメモを採ったとおりになぞっていくんです。

右側に見えているのは先にノート上にあった音声用のコントローラと同じものです。こちらを使って操作するもよし、メモをクリックして再生するもよし。シチュエーションに合わせてさまざまな方法でプレイバックができます。

LiveScribe社では、この「書いたとおりの筆跡の動きに合わせて音声が流れる」様子を「ペンキャスト」と呼んでいます。ある意味、初めて目にする新しいメディアといった感じですよね。

さらにペンキャストの再生方法には、上のLivescribe Desktopでのプレイバックのほかにもさまざまなバリエーションが用意されています。

たとえば、このメモを右クリックから「Send to」→「Evernote」と選んでEvernoteに保存します。前編で紹介したのと同じやり方ですね。

ただし、音声ファイルが含まれている場合、次のような画面が出てきます。

Echo40

ここで「ペンキャスト」を選べば音声+メモデータがEvernoteに送られます。音声なしのメモだけを送りたい場合は、プルダウンメニューからPDFかPNGを選びます。

ちなみに、送り先をパソコンにすると音声データだけを「M4A」形式で保存できます。

もちろん、今回は「ペンキャスト」形式でEvernoteに送ってみます。

Echo42

はい、こちらがEvernoteに保存された先の動画で録音&メモしたペンキャストです。文字は緑ではなく通常のメモと同様の黒色で表示されています。

次に、ノート上で右クリックして[Adobe Reader]を選びます。Adobe Readerはアドビが無料で配布しているPDFビューアーです。Macを使っている人の多くはプレビューを使うことが多いと思いますが、このAdobe ReaderこそPDFビューアーの元祖なんですね。

Adobe Readerが起動すると……

Echo43

LiveScribe Desktopで見たときと同じように、書いた内容が濃い緑と薄いグレーの2色で表示されます。と同時に、音声再生用のコントローラーも見えています。

ここでもメモの一部をクリックするとその部分の音声が再生されます。もちろん、書いたとおりに緑の線も動きますよ。

つまりはこのペンキャストデータ、Adobe Readerさえあればだれでも閲覧できる汎用性のあるファイル形式ということなんですね。

いやー、やっぱりLiveScribeおそるべし!

ペンキャストのコミュニティー「My LiveScribe」

じゃあ、次はLiveScribe Desktopで[Send to]から[My LiveScribe]を選んでみます。

Echo39

今度は、設定時にアカウントを作成した500MBのクラウドストレージ「My LiveScribe」にペンキャストデータが保存されます。

こちらがその画面。

Echo41

Kyenoteやパワーポイントをアップして共有できる「SlidShare」によく似ています。機能もほとんど同じです。要はこのMy LiveScribe、smartpenを使う人たちのコミュニティーなんですね。

ウェブ上でペンキャストの再生ができるほか、プライベート、特定の人にだけ、一般公開といった共有設定もいけちゃいます。Facebookに投稿メニューもありますね。

さらに、[Embed This File]をクリックすると、ブログなどに直接ペンキャストを埋め込めるHTMLタグが発行されます。こちらがその埋め込みペンキャスト。ぜひ、フルスクリーンで見てみてください。

zonostyle
brought to you by Livescribe

いかがでしょう。やや筆跡の順序がおかしかったりしますが、基本的には書いたとおり、しゃべったとおりに再現されているはずです。

Dropboxなんかと同じようにサインインなしでも閲覧できるパブリックリンクも発行してくれます。下記のリンクをクリックしてみてください。

ZONOSTYLE Cloud Work Flow

うん、この共有機能はおもしろい! あるコミュニティー主催のセミナーやワークショップなどで、参加できなかったメンバーのためにペンキャストを残しておくなんて活用法がイメージできますよね。

こういう場合、動画で共有することが多いですが、気になるキーワードを拾って講師の話が聞けるペンキャストもわるくないと思います。

My LiveScribeには「Academic」「Business」「How-tos」などのカテゴリーに、smartpenユーザーによるさまざまなペンキャストが投稿されています。現在は、英語などの外国語で書かれた(話された)ものばかりですが、ぜひ一度のぞいてみてください。smartpenとペンキャストの可能性が見えてくるはずです。

いよいよiPhone、iPadアプリの登場!

はい、お待たせしました。いよいよiPhone、iPadアプリの登場です。まずはこちらのアプリをiPhoneやiPadにインストールしておきます。

ペンキャスト再生専用アプリ
Pencast(無料)iPad版 Pencast Player - Livescribe Inc. iPhone版 Pencast Player - Livescribe Inc.

次に、これまでなんどとなく行った「ノートを右クリックして[Sent to] 」から[Mobile]を選びます。これでiPhoneやiPadにペンキャストが送られます。

Echo47

というか、実は[Mobile]を選ぶと先のMy LiveScribeにアップロードされるんですね。これをiPhoneやiPadにダウンロードして見るという仕組みです。

iPadアプリの最初の画面がこちら。

Echo48

カテゴリーといい「何回見られたか」の表示といい、まさに先に紹介したMy LiveScribeそのものですね。つまりこのアプリの正体は「My LiveScribeビューアー」というわけです。

一番上の[My Pencast]からアカウント名をタップするとファイルのダウンロードが始まります。これを再生すると……

Echo49

こんな風にペンキャストが再生されます。文字の色はAdobe Readerのときと同じ濃い緑と薄いグレーですね。

と、アプリでできることはこれだけなんです。うーん、smartpen自体がよくできているだけにアプリにもそれなりに期待しちゃいますよね。

たとえば、ここでも手書きメモ+音声の録音ができてしまうとか。でも、そうなると機能的に本体とかぶりすぎますかね。でも、もう少しいろいろできそうな気します。なるほど、あの会社が持っているテクノロジーと組み合わせるとヤバイことになるんじゃないかな?

その会社名は次の文字認識を解説したあとに明かしますね。

日本語にも対応する文字認識&テキスト変換

前編で紹介した「Pro Pack」には、「MyScript」というアプリのシリアルナンバーが同梱されています。

まず、VisonObjectという開発元のウェブサイトからアプリをダウンロードしてインストールしたのちに、シリアルナンバーを入れると製品版として使えるようになります。

「Pro Pack」などのセットではなくecho smartpenを単体で購入した場合でも、29.95ドルでシリアルナンバーを入手できます。

このMyScriptの正体はズバリ、文字認識&テキスト変換のためのプラグインなんですね。まさかとは思ってましたが、OCR機能を加えられるなんてかなりヤバくなりそうです。

こいつをインストールするとLiveScribe Desktopの右上に[My Script]というボタンが現れます。初期設定では英語のみの対応になっているので、先のウェブサイトから追加の言語パックを入手します。

7月25日現在、日本語はもちろん、30もの言語に対応しているんですね。いやー、これはすごい。ちなみにVisonObjectのサイトは右上の[日の丸]アイコンをクリックすると日本語表示になります。

じゃ、さっそく日本語のアドオンを入れて文字認識をやってもらいましょうか。手順はいたって簡単。echo smartpenで書いたメモを選択して、右上の[MyScript]ボタンをクリックするだけです。

こちらが、実際に読み取りを行った画面!

Echo44

なんと、完璧に日本語が読み取られています! といいたいところですが、実はこれ、何度か失敗を重ねながら、MyScriptのクセを把握した結果の作品なんです。

そうですね、三度ほどやり直したでしょうか。やっぱり走り書き程度ではうまく読み取ってもらえません。正しい書き順で、一筆書きにならないように、ある意味ペン習字のような丁寧さで書くと上のように認識してくれます。

そういうことを意識せずに書いた場合の認識率は7割から8割程度といったところでしょうか。今回は期待値があまりに大きすぎたため個人的にはやや不満が残りましたが、冷静に見ればかなり優秀な部類に入ると思います。

実際に使ってみて、いくつかMyScriptが苦手とする文字がわかりました。たとえばかっこ。「( )」や「[ ]」は全滅です。

あとは意外なことに英語ですね。とくに大文字と小文字を間違えることが多いこと。まぁ、こればかりはネイティブじゃないオレの書き方に問題があるのかもしれませんが。

箇条書きの行頭に付ける「・」なんかも「、」や「ー」に誤認識されがちです。こちらは、紙に書く際にどうしても「グリグリ」っとやってしまうことが原因だと思います。

さて、MyScriptで変換したテキストはここからメール、ワード、テキストエディターなどのアプリに直接送れます。

Echo45

オレとしては「ここでEvernoteでしょ!」とツッコミをいれたくなりますが、どうもVisonObjectという会社はそういう文化じゃない感じがしますね。

はい、先に「あの会社」と思わせぶりな書き方をしましたが、このMyScriptを見ていると思い浮かびませんか? 日本にこれを作らせたら右に出るものがいないだろうと思える会社がありますよね。

そう、7notesでおなじみのMetaMojiさんです。そもそも、echo smartpenのPaper Replayには筆跡を保存する機能があります。書き順なんかもバッチリ残っているわけですね。

これに7notesの「あとで変換」をかければあのアプリくらいのクオリティーで文字認識ができるんじゃないかと思うんです。でもって、ご認識があってもその場で修正できる機能なんかも入れたりして。うーん、やっぱり最強ですよ。

ビジネスとして成り立つかどうかはかなり疑問ですが、いちユーザーとしてはecho smartpen+MetaMojiという夢の組み合わせを想像せずにはいられません。ここはぜひともご検討いただきたいところです!

異なるノートもバッチリ分類してくれる

さて、機能として最後の紹介になります。トリにもってきただけあって、実はオレがもっとも気に入っているというか、これがあるからこそ惚れたというほんとうに秀逸な部分を見ていきたいと思います。

この記事をとおして使っていたのは「Pro Pack」に同梱されていた「A5 Starter Notebook」というお試しノートでした。個人的には手帳サイズが使ってみたくて米国アマゾンから「FLIP NOTEPAD」という手のひらサイズを取り寄せてみました。

それがこちら!

Echo12

注目は表紙の「FLIP NOTEPAD」のあとに付けられた「1」という番号です。この製品は4冊セットなんですが、それぞれに1から4までの番号が振られています。

なぜ通し番号になっているのか? ズバリ、echo smartpenが「どのノートにメモしているか」を認識するためなんです。

オレはすでに2冊のFLIP NOTEPADを使い始めていて、1冊はある会議用に、もう1冊を新刊書籍のアイデアメモにしています。

この状態でecho smartpenのデータをLiveScribe Desktopに読み込んだ画面がこちら!

Echo52

左ペインに注目です。これまで使っていたA5 Starter Notebookの下に「FLIP NOTEPAD 1」と「FLIP NOTEPAD 2」の2冊分のノートアイコンが表示されています。

つまりはecho smartpenがこれまでに3冊の異なるノートを使ったことをしっかり把握してくれているわけです。

新しいノートを使う際には、表紙にある「TAP HERE BEFORE USE」というサークル内をペンでワンタップします。

Echo46

上の画像の真ん中部分ですね。この操作によって、echo smartpenにノートが登録されるんですね。なにか一種の儀式のような感じもします。

ちなみに、サークルのタップを忘れて新しいノートにメモを採ってしまっても心配は無用です。書いたあとでもしっかり登録を受け付けてくれます。

この「ノートまるごと1冊」が管理できることこそ、echo smartpenが最高にイケてる部分だとオレは思うんですね。

なんかメモをとるモチベーションが上がるというか、LiveScribe Desktopにできるだけ多くのノートを登録したくなっちゃいます。なんとも楽しいツールじゃないですか。

それほど頻繁にデジタル化する必要のない内容なら、1冊すべてを使い切ってからLiveScribe Desktopに読み込んでもいいわけです。さらに、まるごとそいつをEvernoteの1つのノートに保存なんてこともできてしまいます。

使い切ったノートは「アーカイブ」として保存できるほか、バーチャルなノートを作成してそれぞれのメモ帳から必要なページだけを綴じ込むこともできます。

Echo53

こうなってくると、Evernoteに保存もいいのですが、このLiveScribe Desktopのクラウド版がほしくなりますね。もちろん、iPhoneやiPadアプリもこのインターフェイスにしてほしい!

魅力的なノートやアクセサリーがまたたまらない!

前後編にわたってお伝えしてきたLiveScribe echo smartpenのレビューもこれが最終章。この記事の締めは、思わずほしくなるノートやアクセサリーを一挙に紹介したいと思います。

まずは本体のキャリングケースから。「Pro Pack」にはペンも挿しておけるA5版のポートフォリオが同梱されています。が、例のマイク内蔵ヘッドフォンやUSBケーブルは入れられないんですね。

そこでほしくなってしまうのがこれ!

Livescribe Deluxe Carrying Case
21.24ドル(米国アマゾン価格)

革製(合皮かな?)のなかなか高級感のあるケースです。こちらがパッケージ。

Echo05

本体や付属品を収納するとこんな感じになります。

Echo10

いやー、こういう道具箱的なものってほんとたまりませんねぇ。オレは子どものころからこの手のグッズが好きでした。かなり気持ちいい!

サイズはめがねケースよりひとまわり大きいくらいの感じですね。といってもかなり軽いのでカバンに入れて気軽に持ち歩けるサイズだと思います。

続いては替えのペン先です。オレが購入したのはこちら!

Livescribe ARA-000007 4 Medium Blue and 1 Fine Red Ink Cartridge
5.95ドル(米国アマゾン価格)

最初に見たときは「4C」というサイズの一般的なものかと思いましたが、太さは近いものの長さがまったく異なりました。やはり、echo smartpen専用のものでないとダメみたいですね。

Echo07

このセットは濃いブルーが4本に赤が1本。ペン先は簡単に取り替えられるので、オレは会議でメモを採る際に2色を使い分けています。

ほかにも、黒4本に赤1本のセットや、5本全部が赤色なんてのも売っています。

ここからはめくるめくノートの数々。とにかく、echo smartpenが使えるのは専用のノートだけ。とくれば、ラインアップにはかなり期待してしまいます。

まずは、先に紹介した手帳サイズのコイツから!

Livescribe Flip Notepad
23.96ドル(米国アマゾン価格)

現在、もっとも愛用しているノートです。パッケージはこんな感じ。

Echo04

中味は先ほどお見せしましたね。4冊セットで1から4までの通し番号が振られています。

Echo12

それぞれのページにはミシン目が入っていて、ロディアのように切り取って使うのもアリです。録音や再生などのコントローラーは革製のカバーの裏に入っています。

次は買ったはいいが、もったいなくてなかなか使えないこちらのメモ帳です!

Livescribe Paperblanks Handtooled Mini Wrap
12.95ドル(米国アマゾン価格)

LiveScribe製のノートのなかでもっともオシャレでかわいいヤツ。まずはパッケージから。

Echo06

ちょっとクラシックなたたずまいですねぇ。ビニールを取ってみると……

Echo09

うーん、つや消しのアンティーク仕上げというのがたまりません。表紙はかなり分厚く、硬い作りになっています。

開いてみると……

Echo08

折り返し部分にコントローラがあるんですね。赤いしおりもいい雰囲気を出してくれてます。これが日本円にして1,000円くらいですからね。それほど高い買い物ではないと思います。

でも、やっぱりコイツを使い始めるにはちょっと勇気がいりますね。オレのとっておきにしておこうと思います。

と、ここまでのアクセサリーやノートは米国アマゾンで買えば日本にも発送してくれます。ほかにもほしいものがいくつかあったのですが、売り手がアマゾン以外のものは「日本には送れないよ!」といわれてしまうんですね。

しかもですよ、「Pro Pack」に付属のA5版ノートが買えないんです。だったらせっかくのポートフォリオが完全にムダになってしまうじゃないか!

しかたがないので、代理購入サービスを使って無理やりゲットしちゃいました。まずは、そのA5版ノートから。

Single Subject A5 Size Notebook, 4-Pack
17.95ドル(定価)

4冊セットで17.95ドルということは、1冊400円くらいですかね。

Echo54

こんな感じのパッケージで送られてきます。バラしてみると……

Echo55

おお、こちらも1から4の通し番号が付いていますね。さらに、ノートを登録するあのサークルが封印のように貼られていて、シールをはがさないと開けないようになっています。

これなら登録を忘れることもありませんね。もちろん、「Pro Pack」に付属のポートフォリオにすっぽり収まりますよ。

最後のノートはこちら!

Black Lined Journal, 2-Pack
24.95ドル(定価)

モレスキンによく似たデザインのジャーナルノートです。

Echo56

といっても手帳サイズではなく、A5よりも一回り小さい、ちょうど6インチKindleくらいのサイズです。

こちらもなかを開いてみると……

Echo57

切り離せない綴じ込み型のノートになっています。A5ノートと同様に登録用のサークルが封印シールになっています。

また、1と2のノート番号は表紙に刻印として彫り込まれていますね。ちなみに、このシリーズは「1番と2番」のセットだけでなく、「3番と4番」から「7番と8番」まで4つのバリエーションが売られています。

ところで、たとえばこのBlack Lined Journalを8番まで使い切ったあとはどうなるんでしょうね。また1番に戻るとして、LiveScribe Desktop上には2つの「Black Lined Journal 1」が登録されるんでしょうか。

まだそこまで使い込んでいないので謎のままです。やっぱり、書き終わったノートは「アーカイブ」しておくのがいいんでしょうか。

はい、かなり長くなりましたが、以上がひさびさに惚れこんでしまったecho smartpenでした。

実はこのほかにも、ペン自体にアプリをインストールするとさまざまな機能が追加されるという部分があるんです。オレもLiveScribeのアプリストアでいくつか購入してみました。

たとえば、ノートに音符を書くと楽曲を再生してくれる「MusicComposer」(1.99 ドル)や、子ども向けの英語スペルテスト「SpellingMe」(無料)などがおもしろかったですね。

ペン自体にピアノやオルガンなどの音源も入っていたりして、手書きメモ以外にもいろいろ楽しめます。なんというか、一昔前のパームOSを使っているような素朴な趣がありますよ。

とにかく多機能なecho smartpen。今回、さすがにアプリまでは極められませんでした。またの機会にお伝えしたいと思います。

この1年半あまり、ひたすらスタイラスとiPadの手書きアプリを愛用していたオレですが、ひさびさに紙とペンに戻ってみてちょっと新鮮な感じがしています。

LiveScribeを使い初めて2週間ほどですが、不思議なことに字を書くのがうまくなっているような気もします。やっぱり、たまにはキーボードなんかのデジタル入力を離れて紙に書いてみるのもわるくないですね。

そういえば今日の夕方、偶然にもMetaMojiの浮川夫妻にお会いする機会がありました。もちろん、echo smartpenをしっかりデモしておきましたよ。はたして夢のコラボは実現するのか?

期待は膨らむばかりです。ということで、では、また!

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14 Responses to “心底惚れこんだ「アナログ to デジタル」の決定版! LiveScribe echo smartpen(後編)”

  1. 中園康生 2011年7月31日 at 2:37 PM #

    >個人的に最大の活躍の場は「取材」だと思いますね。

    ああ、この殺し文句!
    とうとうAmazon.comでポチしてしまったではないですか!
    発送代行業者経由なので、
    10日もすれば手元に届くでしょう。

    これさえあれば、インタビュー原稿も早く完成する?

    MacBookAirも手に入れたばかりなので、(旧機種ですが)
    AndroidTabletとiPadと、どう情報を連携させていったらいいのか、
    これから悩むことにします。

    うまく浮川さんとこのアプリとも、連携できるようになるといいですね。

    ではこれからアナログメモと、ICレコーダーの録音を聞きながら、
    インタビュー原稿のまとめに入ります!

    情報、ありがとうございました!

    • zonostyle 2011年8月1日 at 12:31 AM #

      中園さん
      コメントありがとうございます。
      大丈夫です。取材には絶対に活躍してくれます。使用後のご感想など、ぜひお聞かせください。
      よろしくお願いします!

      • 中園康生 2011年8月4日 at 3:52 PM #

        わがLiveScribe(笑)は、米の転送サービス業者のところまでやってきました。あとは全部の商品がそろうのを待って、日本への発送GO!をかけるだけになりました(わくわく)。

        ところでLiveScribeは、Androidにはまだ対応していないみたいですね。USB接続などインターフェースの問題があるのでしょうから、ネットワーク対応になった段階で、ぜひAndroidでも読めるようになってほしいものです。

        • zonostyle 2011年8月4日 at 11:50 PM #

          中園さん
          おお、もうすぐですね。届くころにはLionに対応しているといいのですが。もちろんAndroidも、ですねw

          • 中園康生 2011年8月21日 at 10:10 PM #

            とりあえず、遊ぶつもりで使い始めました!
            いやー、でもすごいツールですね。
            ICレコーダーとペンを延長コードで接続することで、
            ICテレコに録音すると同時に(バックアップとして)、
            LiveScribeでメモを取りながら録音できることも確認。
            こりゃ、インタビューでバリバリ活躍してくれそうです。

            願わくば、
            データが直接iPadやiPhoneに取り込めるといいですね。
            あと、Androidにも対応してくれること。
            ケーブルレスで取り込めれば、文句なしです。

            他のユーザーの方が公開しているデータを見ると、
            こりゃ“未来のツール”だと、感激してしまいました。
            (もう存在するので、ちっとも未来ではありませんが)
            授業を記録したり、似顔絵とメッセージがリンクしてたり。
            語学のメモなんか見る(聞く?)と、まるでラジオ講座?

            イヤフォンのマイクの性能もなかなかで、
            離れたところにあるテレビの音声も、しっかり拾ってくれていました。

            ただ、iPadにダウンロードした他の方のデータを削除できないんですよね。(Deleteボタンがすぐに消えてしまう)
            なぜだろう?

            今のままでもかなり使えそうですが、今後のハード・ソフトのバージョンアップが楽しみですね!

          • zonostyle 2011年8月24日 at 5:00 AM #

            なるほど、延長コードで他のレコーダーに録音というのはありですね。
            最近もMacアプリのアップデートがありましたし、今後もいろいろと進化してくれると思います。
            また、ご報告お待ちしています!

  2. SuzuJ 2011年8月6日 at 7:10 PM #

    あ~!買ってしまいました。レビューいただいた通りこれは素晴らしいですね。ただし、やっぱりネックになるのは消耗品の購入です。僕は4GBの普通のモデルを購入したので、ポートフォリオに縛られることはありませんし、ノートのスタイルにはこだわりがないので、プリンターでの印刷にチャレンジしてみようと思います。なんとかポストスクリプト対応のプリンターが使えるところをを探さなければ・・・

    • zonostyle 2011年8月9日 at 1:30 AM #

      SuzuJさん
      コメントありがとうございます。そうですね、消耗品の購入はほんとうに大変です。苦労してでも使いたいと思わせてくれる製品なんですが……。

  3. Sheepherder 2011年10月19日 at 2:48 PM #

    お勧め記事を読む前からほしいなと思っていたのですが、読んだらやっぱり「Pro Pack!」と思いました。アマゾンUSAでPro Pack購入できるとあって早速ぽちったのですが、日本には発送してくれないとのこと(涙)

    代行業者を通すとかなりお高くなります。1パック3万とか・・・。(余所の業者を探す努力をしてみようとは思いますが・・・。)

    もっと前に買うんでした〜。

    • zonostyle 2011年10月19日 at 6:42 PM #

      Sheepherderさん
      コメントありがとうございます。この記事を書いたのちに、8GBモデルのPro Packが日本発送に対応してくれなくなりました。4GBは大丈夫だったように思います。よろしければ、チェックしてみてください。
      これからも、よろしくお願いします。

      • Sheepherder 2011年10月20日 at 6:33 AM #

        フォローありがとうございました。ほんとですね。4GBならOKでした。もう少し悩んでみます!

        こちらこそこれからもよろしくお願いします。

        • Sheepherder 2011年10月20日 at 6:51 AM #

          この記事をご覧になって購入を考えた方のためにもご報告しておきますね。

          アマゾンUSAですが、pro packでない8GBならば日本に発送してくれるようなので、これにして、後はアクセサリーなど一緒に頼んでみようかなと思っています。

          楽しみです♪

  4. denny 2012年7月18日 at 1:32 AM #

    いろいろググってここに辿り着きました、林さんのブログでこの商品の存在は知っていたのですが、ここまで詳しいレビューは無かったので重宝しております。「日本語にも対応する文字認識&テキスト変換「MyScript」がどの程度の日本語文字変換に対応するのかが最後の決め手となりますので参考までに教えてください。当方、今kyberNoteにて研修の内容をメモに取り(びっしり書き込みます)、KyberのOCR機能でテキスト化しておいてevenoteにストックしてます、OCRとしての機能はKyberと比べてどうでしょうか?(おそらくKyberも試されていると思います)、研修でのテキスト書き込み量(メモ量)が半端ではないので、OCR機能の精度が非常に重要なんです、恐れ入りますが参考までにご意見を聞かせてください。

    • zonostyle 2012年7月18日 at 3:50 PM #

      dennyさん、丁寧なコメントをいただき、ありがとうございます。

      Kyberも使ってみましたが、MyScriptとの比較は微妙ですね。とても曖昧な感想しか書けないのですが、「いい勝負」という感じです。
      どちらも、書きクセによって認識率が異なるため、手書き認識は人によって結果が変わります。
      認識されるように丁寧に書いた場合の比較としては、やはり五分五分というのが私の感想です。

      ただ、LiveScribeはペンがかなり太いので、研修でハンパないほどの量のメモを採るのに適しているかが心配ですね。
      メリットとしてはやはり録音しながらメモが採れて、あとで再生しながらメモをたどれるという部分だと思います。

      このあたりの機能が必要かどうかを再度ご検討されたうえで、購入を決められるのがいいと思います。

      ビシッとした結論をお伝えできず、すみません。またなにかありましたらお知らせください。
      よろしくお願いします!

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